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【初級】横になってスマホ・PC・タブレットを使わない

地味ですが非常に効果的な方法です。

私は以前、スマホ依存を脱しようと決意して、スマホのスクリーンタイムを1時間未満に抑えることに成功しました。
ですが、スマホが使えなくなった代わりに、私はモバイルノートPC(1kg程度の軽くて持ち運びしやすいものです)を、ソファはもちろん、自室のベッドの上で横になって使ったり、寝る前まで画面を見続けたり、果てはトイレの中まで持ち込んで使っていました。

こうなるとスマホ依存を脱したとは言えません。スマホがノートPCに代わっただけです。

ということで、「横になってスマホ・PC・タブレット」を使わない、ということです。

これらのデバイスを使う上で、家の中でぶっちぎりで最悪の場所は「寝具の上」です。

布団・ベッドの上では、スマホ・PC・タブレットは使用禁止です。

寝る前に少しKindleで読書くらいならいいですが、寝る前までノートPCでYouTubeを平日の日付が変わるまで見ていたら、ダメダメです。

なぜ寝具の上でこれらのデバイスを使うのが最悪なのでしょうか?
それは、私たちの脳が思ったよりもおバカさんだからです。

まず、デバイスから発せられるブルーライトは、要は人工の太陽です。
脳はそれを受け取ると、「あ、まだ寝ちゃいけないんだ」となります。
それを、ベッドの上で、寝る直前まで目の至近距離数十センチで何時間も操作していたら……?
寝られるはずがありません。
私はこんな簡単なことに気が付くまで、何年もかかってしまいました。

ドラッグストアでドリエルを買うとか、あるいは医者にかかって睡眠導入剤をもらうとか、そういうことをやる前に、まずは「寝る前に寝具の上で何時間も画面を見ていませんか?」ということです。
現代人はみな当たり前のようにやっていますから、「自分だけは違う」と思いがちなのですが、私はこれをやってから睡眠の質が目に見えて上がりました。

不眠に悩む人は、実は
・コーヒーの飲みすぎ
・寝る前に喫煙している(覚醒作用があります)
・アルコールの飲みすぎ(これは非常に多い)
・寝る前にスマホやタブレットやPCを見すぎ(これも非常に多い)
の1つもしくは複数が当てはまることが多いです。
これらを全て試して1ヶ月以上経って、それでも不眠が続く場合は、医師に相談した方がいいでしょう。

楽な姿勢だとついつい利用時間が伸びる

寝具の上以外でも、ソファに寝っ転がってスマホをいじる、とか、床に転がってタブレットを操作する、という方は多いかと思います。
楽な姿勢だと、つい利用時間が増えてしまいます。
それに、いつも重力に逆らわずに生活していると、「生活不活発病(廃用性萎縮)」という症状が出てきます。
退職して家にこもり気味になってしまった高齢者が、筋力の衰えや億劫さなどを訴えて、ついには認知症やうつ、フレイルまで陥ってしまう現象があります。
災害時やステイホーム時代にも同じことが言われましたが、これは高齢者に限る現象ではなく、10代~30代の若年層でも起こりえます。

というのも、自宅に居ながら就学・就業できる選択肢というのが当たり前に取れる2020年代、私のように下手したら「1日100歩しか歩かなくても始業から終業まで過ごせる」人もいるわけです。

でも、気の遠くなる時間、血をつなげてきた人類は、そもそもそんな不活発な暮らしを何か月も何年も続けるようにはできていないんですね。

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