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教員のキャリアチェンジ 大きく変えず、小さく始めてみる。


教員を辞めにくい

ブラックな働き方だと思いつつ、辞められずに数年が経つ。



公立中学の英語科教員のため、地方公務員である。

福利厚生も充実しており、子育て中の私にはありがたい。

5年間、時短勤務で働いた。産休育休は2人合わせて4年弱いただいた。



学校現場は大好きだ。子ども達も。

しかし、ここ数年、英語教育に特化した働き方がしたく、この仕事を定年まで続けるのか悩み続けている。


我が子たちもこれから教育費がかかるため、今、私が教員を辞めることは得策ではないとも思う。

ではどうするのか。



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仕事をすぐに辞めるような大きな変え方ではなく、今後のキャリアチェンジに繋がることを、小さく始めてみることにした。

今の仕事をフルタイムで続けながら。


教員のキャリアチェンジ、大きく変えずに、小さく始めてみる。



小さな始め方とは具体的に何をするのか、私の実践も含めてまとめてみる。


(あくまで個人の考えのため、様々な状況や文脈によって必要とされることや求められることが異なる場合があることを、予めお伝えしておきます。)



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中学(高校)の英語科教員が、大学教員を目指す場合、仕事を辞めずに校種転換をはかるには、何ができるか、自身の実践も含めてまとめてみる。


①大学院修士課程で修士号取得(英語科なら、英語教育学(TESOL)等)


大学で教えるための免許として専修免許を取得する。

2年前に私は修了したが、コロナ禍だったこともあり、オンラインだったことがありがたかった。

現職教員のためのコースを用意している大学もあるので、仕事を辞めずにフルタイムで働きながら取得することも可能。


②学会発表や論文などで業績をつくる


大学教員にエントリーするには、学会での口頭発表や論文発表をして研究実績を重ねる必要がある。

私は修士課程終了後、年に少なくとも学会発表1回、論文1本執筆を目標としている。

出来ればもっと発表したいが、フルタイムの教員としての勤務と子育てがあるので、実現可能な目標にしている。


③博士課程進学に向けた情報収集


大学での正規職員を目指すなら、博士号取得が外せない。

今の私にはハードルが高いが、私の人生をかけてでも挑戦したいと思っている(50代、60代になっても)。

そのために今は、どの大学で何が学べるか、取得できる博士号は何か(英語教育学応用言語学など)、どの教授の元で研究できるかなど、情報を集めている。


興味がある大学の博士課程説明会などに参加するのも良いと思う。

私も今月参加し、情報と刺激を得ることができた(実際にエントリーするかは別として)。


④大学や研究機関の研究員になる、学会に所属する


現職の学校教員としてフルタイムで働きながらも、大学などの研究員を兼務できる場合がある。

ただし、公立学校の場合は副業禁止のため、研究員が無給であっても、所属長や教育委員会に確認して兼務可能か調べる必要がある。

可能となった場合でも、兼務届を出すことがあるなど注意が必要。

研究員になると、その大学の紀要に論文を投稿できるたり、大学の図書館で論文にアクセスしやすくなったりと、メリットがある。

また、いくつかの学会に所属すると、研究を発表する機会も増えて良い。自分が関心のある分野の研究に関する情報も入ってきやすくなる。


まとめ




教員を辞めるような大きな変化ができなくても、未来に向けてどんな種まきができるか考え、実行しているところである。



大学で働きたいと言っても、できるなら正規採用を目指したい。

大学で正規として採ってもらうには、今は博士号がないと難しい時代のようだ。

そのためにも、時間がかかっても博士号取得も目指したいが、我が子2人が小学生のため、今は家族との時間も大切にしたい。



「生活を大きく変える可能性があるキャリアチェンジ」と、「家族との時間を大事にしたい」思いとのはざまで揺れている。



それでも、自分の未来に繋がる小さな一歩を歩み続けたいと思う。


長い時間をかけて少しずつ変化するキャリアチェンジを目指して。

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