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オープンマリッジへの道のり①《私の性欲》


今日は、予告通り
過去の私自身のストーリーを
綴り始めたいと思います。
(リクエストありがとうございましたm(_ _)m)



まずは、
今の私のことを少しだけ。

私は主人との間に
お互いの自由な恋愛を認め合うことで合意していて
それは婚外のパートナーとの間にも同じです。


しかしながら、それは
一般的なところでいう
《不倫》とは少しイメージ的に違っていて
《浮気》ではありません。

誠実な不倫
誠実な複数愛
と言えばよいでしょうか。


なので
決して《浮気》的な気持ちではないと言えると思います。⬅️私の場合ですが。

そもそも。
魅力的だなと思う相手が
婚姻制度外のお相手や
今のパートナー以外にも向くことは
本来の人間の姿としてとても自然ことだし
素敵なことだと思っていて
夫婦間でそれについて価値共有し
生き方に反映していくことを認め合った…
そんなプロセスです。


さて、本題です。
どこまで遡ればよいのか、、、🤔


我が家は3人目が生まれた後に
ほぼほぼセックスレス期間を経ています。
当時は3ヶ月に2回とか、2ヶ月に1回とか…
正確な頻度は忘れてしまいましたが
要するに私には性欲があり
主人との関係性の中で
それを満たすだけの行為がなかったんです。


その後、たくさんの話し合いを経て
レスを解消するプロセスにはなりましたが
それは結局のところ表面的な解消でしかなく
私としては
更に長らく思うようにならない時期が続きました。


我が家は
私と主人の性欲が釣り合わないことが
深刻な悩みの元になってしまっていて
それに対する解決策は唯一
「主人とのセックスの頻度をあげること」
当初はそれで解決するのかと思っていました。


しかし、レスを解消するといっても
単純にSEXの回数が増えたからといって
そんなにシンプルに問題が解決したかというと
そういうわけではなかったんですよね。


私の不満が消えたわけではなかったし
むしろ
主人に無理してSEXをさせているのではないか
と思うようになり
《罪悪感》と《惨めさ》も抱くようになりました。


当時の私が一番問題だったのは
私と主人の性欲が釣り合わないことで
それにより私が我慢しつづけていたこと
…だと思っていましたが


実際のところ
決してそれだけではなく
もっと複合的な要因が絡んでいたと思います。
(次の回に詳細を綴ります)


しかしながら
《私は満たされない》という私の想いが
私の心身にとって
大きなストレスとなっていたのは事実で
この悩みを解消し、
苦しさから自身が解放されることは
私にとっての切なる願いでした。



でもですね
一方では…
とても複雑なのですが
私たち夫婦が抱えてきた他にも問題のこともあって
心のどこかでは
本気で離婚することも覚悟した方がよいのかもしれないと冷静に思っていた時期でもありました。


当時は
思考も感情も
支離滅裂だったのだと思います。


以下は、当時の私の心境の一部です。

「女性でこの歳になって性欲があるなんておかしいのではないか。」

「ましてや男性である主人よりも強い性欲があるなんて恥ずかしいことなのではないか。」

「女性である自分からスキンシップを求めることははしたないことなのではないか。」

「主人のせいでこんなに恥ずかしい思いをさせられるなんて…とても惨めで情け無い。」

こんなふうに、この頃の私にはいつもネガティブな思考と感情ばかりが渦を巻いていました。


しかし…
私もずっとこうだったわけではないのです。

出産前は
まだお互いの心身に余裕がありましたし
近い未来に自分がセックスレスで悩むなんて
思ってもみませんでした。


それが、子どもが生まれて
2人目不妊→不妊治療と経て
徐々にセックスレスになるプロセスの中で
私のネガティブな思考と感情は蓄積し続けました。



そんな中、他の要因もあれこれと絡まり
2018年頃に《鬱》と《睡眠障害》と
診断された時期がありました。


その前後は
あれほど持て余していた性欲が
跡形もなく消えて無くなった期間がありました。


鬱の時にはそれどころではなかったので、そのことには後になって気づきました。


「そういえば最近SEXを全然していなかったな」
と気づいた時には、

「もうラクだから死ぬまでこのままセックスなしの人生でもいいかな」

とさえ思いました。


万年欲求不満のような自分自身を
下品でだらしない女性だなと
嘲るような、蔑むような気持ちがあったし

そんな自分のことを
どこかおかしいのではないかと
うっすら絶望して生きていくくらいなら

いっそこのまま性欲なんて戻らない方が
ラクに生きていくことができる…
と思うくらいに
私の感情は疲弊していたのだと思います。


しかし、そう都合よくはいきませんでした。
鬱から徐々に回復するプロセスの中で
心身が健康を取り戻してくると
皆無だった性欲も
徐々に存在感を取り戻し始めました。


結局のところ
その後も心の奥底にはいつも性生活への悩みと不満を抱え続け、主人との健全な関係性を構築することはできず

そして、このことは誰にも相談したことはありませんでした。

私が「私の思うままに生きてみたい」と思えるのは、ここからまだ数年後のことでした。


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