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SNSで拡散してね!に思うこと

今日は子どもと水族館へお出かけしました。こじんまりとしていた水族館だったけど、飼育員さんの水族館に対する愛ある工夫がたくさんあって、居心地が良かったです。

そんな中、子どもとショーを見てたんだけど、飼育員さんが言うの。

ぜひ写真、動画撮ってもらってSNSで拡散してくださいって。

ショーって、みんなで、舞台に立つ人も観客も一体になってその空気を楽しむものだと思ってて、それはレンズ越しでは、決して楽しめないんだよね。たとえば、手拍子して〜って観客に言っても、動画回してたら手拍子もできない。とても素敵だと思っても、拍手もできない。

一生懸命、芸をしている様子はカメラのレンズ越しではなく、自分の目で見て、初めて感動するんだよね。その感動は、写真や動画がなくても、言葉の熱で相手に伝わる。それが口コミで広がって、また来よう、行ってみようかなに繋がるんじゃないかな。

仕事していると、素敵な瞬間に立ち会うことがある。どんなに素晴らしい!感動した!と思っても、拍手はできないし、声を上げることはできない。マイクを通して、客観的に物事を伝えること、それが仕事だから。そこに私の主観は必要ない。

だからこそ、プライベートで遊びに行くと、全力で楽しむの。素敵だなと思う被写体は写真を撮るけど、基本的には自分が楽しむことが大前提で、写真は撮らないし、動画も回さない。SNSで拡散することもしないけれど、楽しかったよ、良かったよって話は友だちにするかもしれない。

SNSで拡散しなくても、本当に素晴らしければ人の口コミで人は集まる。SNSに投稿するために写真を撮ったり動画を回すことは悪いことではないけれど、私は自分の目で見て、自分が楽しみたい。自分が楽しんだ上で、素晴らしいと思ったら動画を回して、こうだったよって周りに伝えたい。

SNSの拡散効果は即効性もあり大きい。集客も大事だけど、訪れた方が楽しんでもらうことが、次に繋がるんじゃないかな。即効性があるものの効果は長く続かない。長く続けていくためには、SNSの拡散を促すのではなく、スマホを置いて楽しんでいって!と伝えることなんじゃないかな。

noteというプラットフォームでSNSをやらせてもらってる、私が言うのもなんですが、まずは自分が楽しむことだと思うんだよなー。

※唯一撮った写真が、ドクターフィッシュに角質とってもらってる子どもの足でした。お目汚し失礼しました(>人<;)

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