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編集生活

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編集にまつわる日々の思いつきなどをぼちぼちと更新していきます。
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#クリエイティブ

最も個人的なことは、最もクリエイティブなこと

最も個人的なことは、最もクリエイティブなこと

アカデミー受賞のコメントでポン・ジュノ監督が語った、マーティン・スコセッシの言葉がすごく良かったです。

「本当にありがとうございます。映画の勉強をしていた時に本で読んで、今も大切にしている言葉があります。『最も個人的なことは、最もクリエイティブなことだ』。マーティン・スコセッシの言葉です。私は、彼の映画を見て勉強しました。一緒に監督賞にノミネートされただけで嬉しいです」

ものつくりって受け手あ

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クリエイティブに重要な「面白がる力」を鍛える方法

クリエイティブに重要な「面白がる力」を鍛える方法

クリエイティブスキルが高い人の特徴として、「面白がる力」があります。

超実践主義のビジネススクールに対して、「スゴいなあ」って思うだけじゃなく「意識高すぎて怖くなる」と言ってみたり、クオリティが微妙な動画コンテンツに対して、「つまらない」と切り捨てず「ちょwゆるすぎて逆に好感度上がるw」と言ってみたり。

普通ならスルーしてしまうような話でも、強い好奇心で1を10にも100にも仕立て上げてしまう

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誰かへのフィードバックこそ、自分の成長機会と捉えたい

誰かへのフィードバックこそ、自分の成長機会と捉えたい

編集者なりたてのころ、あるライターさんにこっぴどく怒られたことがありました。

僕「これはこの部分が面白くなく感じるので、もっとこういう感じにしてください」

ライターさん「面白い面白くないは主観ですよね。どういう効果を期待して、どう直したいのか具体的におっしゃってください」

いまでも、折に触れて思い出します。

ゴールは評論ではなくブラッシュアップ人がフィードバックするところを見ていて、「ここ

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試合に勝てるのは、体を動かし続けた人だけ

試合に勝てるのは、体を動かし続けた人だけ

大空翼は「ボールはともだち」と言えるくらいボールとともに過ごした。

鴨川源二は「成功した者は皆すべからく努力しておる」と諭した。

流川楓は「何百万本もうってきたシュートだ」と豪語した。

試合に勝つために毎日体を動かし、技術を研鑽し、実践を積みながらさらにレベルを上げていく。

スポーツで考えればわかることなのに、もの作りにおいて同じようにやる若者は思ったよりずっと少ない。

Twitter、

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クリエイティブの力を信じてる

クリエイティブの力を信じてる

先日ふとつぶやいたこちらが、自分が思ったよりは広がりまして。なんかみんなそう思ってたんかなーと。

この言葉は田口ランディさんの「神様はいますか?」という本に収録されたもの。大学生くらいのときに読んで、なんかめちゃめちゃハラオチして世界がひらけた記憶があります。人間関係に悩んでたのかな?覚えてないけど。

わかりあえなくて当たり前なんですよね。環境も遺伝子も違うわけですから。わかってもらえないこと

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ENGEIグランドスラムを見て思った、スマホ時代における「笑いの間」

ENGEIグランドスラムを見て思った、スマホ時代における「笑いの間」

コンテンツは、「それが何に乗るか」と「受け手のメディア環境」に影響を受けます。

アメトーーク!に代表されるひな壇は、デジタル放送における16:9の画面でないと成立しないし、以前noteに書いたようにユーザーのメディア環境が変わったことに合わせるよう、雑誌の表紙も変化しています。

先日見た、フジテレビの「ENGEIグランドスラム」でも同じことを思いました。

それはトップバッターとして出てきたキ

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