東山 策

経営コンサルタント / 投資家 ・事業投資家/ 税務・会計 ● 投資家歴 約20年 ●…

東山 策

経営コンサルタント / 投資家 ・事業投資家/ 税務・会計 ● 投資家歴 約20年 ● 旅とサッカー

最近の記事

【月3万円で1億築く新NISAの結論】 「平均的な日本人」

 日本人の意識は貯蓄から投資へと大きく変わりつつありますが、2024年の野村総合研究所の「生活者1万人アンケート」のデータによると、日本人の中で投資をしているのはわずか2割程度に過ぎません。加えて、2019年の金融広報中央委員会のデータによると単身世帯の貯蓄金額も中央値が45万円と少ないのが現状です。  コロナの物流混乱や人手不足の中でも、日本人の賃金は大きく上昇をせず、物価高の中でエンゲル係数は過去最高を記録しました。食材の高騰だけでなく光熱費や生活必需品の高騰もあるので

    • 【月3万円で1億築く新NISAの結論】新NISAとは何者か

       2024年、日本人の投資環境は大きなターニングポイントを迎えています。新しいNISAが始まり、これまで以上に国内外への投資環境が整ってきているのです。2024年を迎えた年明けからの日経平均株価は高騰を繰り返し、34年ぶりにバブル以降の最高値を更新しました。また、S&P500やNASDAQも最高値を更新しています。金融緩和による株高を経験したアベノミクス以降、実感なき好景気に浮足立つ日本では、投資環境が整い、日銀の金融緩和の継続もあって、機関投資家を含めた世界中の投資家から注

      • 月3万円で1億円 新NISAの結論

        はじめに昔から日本人はお金に関する話題を避けて過ごしてきました。バブル崩壊以降、不動産関連取引で日本経済は過度に膨張し、バブル経済に大きな恩恵を得ていた数多くの会社が経営破綻しました。日経平均は記録的な下落を記録し、株式投資を行っていた多くの投資家は多額の損失を受けました。バブル崩壊以降、低位に沈み続けた日本株に投資を行う投資家は憂き目に遭うことが多かったため、投資の話題に対して一種の忌避とも言える世間の風潮がありました。投資する余裕がある場合であっても投資を避けて、元本が保

        • 【新NISA対応】分散高配当株投資

          はじめに 入社5年目、私は東京の狭小賃貸マンションの一室で暗闇の中、パソコンを睨んでいました。 大学卒業後、誰もが羨む一流企業に就職出来たものの、上司には詰められ、先輩や後輩の仕事のサポートに追われ、毎日疲れ果てて夜遅く帰宅し、休日は寝るだけの生活でした。仕事には充実感があったものの、このままではいけないという焦りがありました。友人たちの多くは転職し、5年目までには2社以上を経験する人も少なくありません。後輩は超大手外資系企業のマーケティング部門にヘッドハントされ、ストック

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        【月3万円で1億築く新NISAの結論】 「平均的な日本人」

          20代はネガティブに計画し、30代はポジティブに行動しよう

          日本人の多くは内向的でネガティブに日本の将来を考えがちです。そして、彼らは一生を狭い会社という蛸壺に閉じこもった場所で過ごし、その一生を会社に飼いならされながら過ごしていきます。しかし、その一生は、ほとんど苦役に近く、会社にしがみつくことで精いっぱいです。長時間の通勤に耐えながら、定年までの日数を指折り数えるのが日課になります。転職は35歳までという定説があり、自分に自信がないため、その波にも乗れずに定年を迎えるのです。 しかし、若い世代には希望があります。私たちに求められ

          20代はネガティブに計画し、30代はポジティブに行動しよう

          高配当が高リスクとは限らない

          利回りが5%と仮定する場合、投資先が100社あるとして、年度末に5社倒産しても投資した資金が均等に分散されており、かつ期中に配当を受け取れられれば、残りの元本相当額は株価の上下がなければ保証されるということです。ただし、これは倒産した企業も配当(もしくは残余財産)を分配する前提での話です。もし倒産した企業が配当を支払わない場合は4社が倒産することであれば、利回りは0.75%を期待できます。 しかし、現実的には、これほど多くの企業が倒産する可能性は非常に低いです。世界的

          高配当が高リスクとは限らない

          20代はひたすら人的資本を高めよう

          20代の人たちにとって、金融資本に投資するよりも、自分自身に投資することが一番リターンを高める方法だというのは明らかです。若いうちに100万円以上の追加収入を得る能力を獲得したと仮定した場合、30年働くと3000万円以上の価値を持つことになります。この追加収入を5%の利回りで複利運用すると、7000万円近くにもなります。若いうちに自分に投資をすると将来、圧倒的なリターンが期待できます。 自分に投資する際に特に注意すべき点は、自身の強みを伸ばし、それを活かした選択をすること

          20代はひたすら人的資本を高めよう

          私の資産運用

          私の資産推移は以下の通りです。 そもそも、30歳時点の最初の資産目標は1000万円でしたが、幸運にも3000万円を達成できました。将来的な円安を見通して20代の早い段階で円をドルに変え、無名だった米国株に投資することを選びました。当時の為替レートが100円だったため、150円換算だと為替だけでも1.5倍の資産が増えています。株高の恩恵を受けて現在の資産価値はその2倍程度になっています。個別の米国株だけでなく、ニューヨークダウやS&Pのインデックスファンドにも投資し、新

          私の資産運用

          30歳で3000万円の資産を構築するためには

          30歳で3000万円の資産を築くことは、多くの人にとって難しい目標です。22歳の新卒から8年間で貯金だけだと毎年375万円貯めることが必要です。年利5%を複利で運用するとしても毎年300万円を資金拠出し続けなければなりません。 令和2年の[1]調査によると、20代の貯金の単身世帯平均値は113万円です。中央値に至ってはわずか8万円です。資産3000万円というのは外れ値に思えます。資産1000万円を超える20代でさえ珍しく、SNS界隈でも存在が目立つほどです。現実世界で

          30歳で3000万円の資産を構築するためには

          55歳で1億円持っているのと同

          仮に30歳で3000万円の資産がある場合、5%の複利で運用できると仮定した場合、25年後にはなんと1億円以上の資産を築くことができます。つまり、給料の全額を使い切っても55歳の時点で1億円の資産を構築することができるのです。これだけあれば、老後の金銭面の心配はほとんど消えてなくなります。50代の時点で退職することも可能です。この年齢になると、子供たちが大学を卒業して毎月の支出も減少します。将来に向けた準備が進められる段階になります。 5%の利回りで運用するというのは、高い

          55歳で1億円持っているのと同

          30歳で3000万円を持つ人だけがみえる世界

          はじめに   2010年代の初頭、リーマンショックの余波が残る東京の街は、今と比べてずっと静かでした。学生だった私は、少し年季の入った西新宿の高層ビルに囲まれた空間を所在なく歩いていました。大学生の最大の課題である就職活動を目前に控えており、頭はそのことでいっぱいでした。あてもなく歩き続けていると、都庁周辺のとある公園で足がとまりました。そこは新宿中央公園でした。ブルーシートに包まれた人々が孤独や寒さと闘っていました。ふと空を見上げるとパークハイアット東京、ヒルトン東京など

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          30歳で3000万円を持つ人だけがみえる世界

          自己紹介

          北海道で生まれ育ち、現在は東京で働いています。私は経営企画・財務・経理を全般を経験し、現在は経営コンサルティング業務等を行っています。特に人生設計と資産形成に興味があります。私の仕事は、ひとりひとりがより幸福で豊かな人生を歩めるように支援することです。 旅とサッカーが好きで、新しい場所を探索し、その経験についても共有しています。 このnoteでは、人生設計と資産形成に関する知識や経験、旅とサッカーなどを共有していきます。どうぞよろしくお願いします。