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20代はひたすら人的資本を高めよう

20代の人たちにとって、金融資本に投資するよりも、自分自身に投資することが一番リターンを高める方法だというのは明らかです。若いうちに100万円以上の追加収入を得る能力を獲得したと仮定した場合、30年働くと3000万円以上の価値を持つことになります。この追加収入を5%の利回りで複利運用すると、7000万円近くにもなります。若いうちに自分に投資をすると将来、圧倒的なリターンが期待できます。
 
自分に投資する際に特に注意すべき点は、自身の強みを伸ばし、それを活かした選択をすることです。弱みを消してバランスよいことよりも一点に突き抜けている方がセールスや転職活動でも有利です。(ロールプレイングゲームでのキャラを選択する際に誰を仲間にするかを想像するとわかりやすいでしょう。オールラウンダーは総合値が高くなければ使いにくいのです。)
 
自分の強みは何かを見つけるためには、様々な本や周囲の人々の意見を参考にすると良いでしょう。自分の得意分野を活かす資格を取得するのは効果的な方法です。ただし、自分では気づかない強みもありますので、親や友人、家族に意見を聞くと新たな気付きが得られるかもしれません。
 
自分の得意分野を活かす方法は多岐にわたります。例えば、記憶力に自信があるなら司法試験に挑戦して弁護士として働く、言語能力が高いなら翻訳家や通訳として活躍する、絵が得意ならイラストレーターやデザイナーとして独立するなど、他の人があまり手をつけていない分野を選ぶと競争優位性が生まれます。
 
ただし、選んだ分野が合理的であることも確認する必要があります。参入障壁が低く、一般的な仕事ではなかなか収入が得られない場合もあります。声優の仕事はアニメ好きの若者に大変人気でなりたい職業でも上位ですが、声優はいまや〇万人います。格好いい名前の仕事は魅力的に見えるかもしれませんが、給料が十分でない場合は生計を立てることが難しくなります。周りの人のアドバイスを聞きつつ、冷静な判断を行うことが重要です。
 
他にも自分の強みを発見する方法があります。それは、昔の宗教家がやっていた方法ですが、何かを計画する前に期待する成果を書き出し、それを実績と比較することで自分にフィードバックするという方法です。何かを企画するということは、自分を変えて成長をさせなければなりません。この成長がどれだけできたかを振り返ることで自分の達成度と強みがわかるというのです。非常におすすめの方法ですので、ぜひ試してみてください。
また、若い人はYoutubeやNetflix、Amazon Primeなどのサブスクリプションサービスに多くの時間を費やしています。これらのサービスは追加料金なしで利用でき、時間を消費させる要因となっていますので距離をとりましょう。20代の時間はあっというまなのですが、人生で一番貴重です。自分の何に投資をするべきか慎重に検討しましょう。
参考までですが、私自身も働きながら公認会計士試験の勉強を行った経験があります。この経験については私のブログで詳しく語っていますので、興味があれば参考にしてみてください。

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