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【月3万円で1億築く新NISAの結論】新NISAとは何者か

 2024年、日本人の投資環境は大きなターニングポイントを迎えています。新しいNISAが始まり、これまで以上に国内外への投資環境が整ってきているのです。2024年を迎えた年明けからの日経平均株価は高騰を繰り返し、34年ぶりにバブル以降の最高値を更新しました。また、S&P500やNASDAQも最高値を更新しています。金融緩和による株高を経験したアベノミクス以降、実感なき好景気に浮足立つ日本では、投資環境が整い、日銀の金融緩和の継続もあって、機関投資家を含めた世界中の投資家から注目を集めてきました。10年以上も前からあった自発的な早期退職という概念がFIRE(Financial Independent Retirement Early)といった形で再注目を集め、株式投資だけで生計を立てる人の数も増えています。

 新NISAの革新性は利益に対して課税されず、また投資金額が大きい点です。毎月3万円を7%の複利で積み立て、44年後には一億円の資産を構築できる可能性(詳細後述)があります。総額は1600万円程度なので新NISAの枠内に収まります。仮に20歳の時点から投資を始めれば、65歳の退職を前に1億円の資産を築けるのです。時間という最大の武器を使うことで、複利の恩恵を最大限受けられるため、長期投資家にとっては理想的な制度なのです。

 なお、本書の説明では年末に一括で投資を行う方法を採用しています。通常の積み立て投資よりも投資成績は若干悪化しますが、理解のしやすさや説明のわかりやすさのために年末での投資方法を採用しています。よって、年始一括や毎月均等額による投資を行えばリターンは改善されるとされています。
 

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