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【女性の身体#06完】子宮力を上げる!漢方の考えに基づいて

前回の#05 の続きです。
今回がシリーズラストになります!
タイプ別に、漢方の考えた方からのメンテナンス方法をお伝えします。

1.パワー不足タイプ

身体のエネルギーが十分でない状態。
ストレスやプレッシャーなどの精神的ダメージを受けると、ますますエネルギーを消耗し、疲れが取れない状態。
全てをこなそうと頑張りすぎず、身体をいたわる生活を。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢無月経
😢月経不順
😢無排卵月経
😢不正出血
😢不妊
😢早発閉経
😢更年期症状
😢膣感染症

<養生ポイント>
😌過労、ストレス、夜更かしは禁物
😌生活サイクルを見直して、エネルギーの無駄遣いをしない
😌ウォーキング、ヨガなど、ゆったりしたペースの運動
😌無理なダイエットはしない
😌気を補い、消化の良い食べ物(山芋、お米など)、身体を温める黒い食べ物(黒豆、黒ごま、黒酢など)を食べる

2.ストレスタイプ

身体を動かすエネルギーが停滞している状態。
エネルギーが巡らないと、血も水も滞ってしまい、代謝が落ちてしまう。
自律神経のバランスも崩しやすいので、無理は禁物。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢PMS
😢排卵痛
😢月経痛
😢子宮筋腫
😢子宮内膜症
😢不妊
😢月経不順
😢更年期症状

<養生ポイント>
😌ストレスを溜めないことが一番大切
😌身体をしっかり動かし、滞った気を発散させる
😌頑張り屋さんが多く、気力で乗り切ってしまうタイプなので、ときには自分に休養を与える時間を確保する
😌人間関係を整理して、ストレスを減らす工夫をする
😌気を巡らせる柑橘系の果物、香味野菜(セロリ、春菊、シソなど)を積極的に食べる

3.血不足タイプ

身体を潤し、栄養を運ぶ血液が足りない状態。
生理・妊娠・出産と、女性は沢山の血液が必要で、血液を消耗する不規則な生活は、生理トラブルにつながる。
血をつくる食材を積極的に取り入れる。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢月経不順(遅れやすい)
😢無月経
😢早発閉経
😢不妊
😢更年期症状

<養生ポイント>
😌冷えやすいので、季節を問わず首・手首・足首・腰を冷やさないようにする
😌脳や目を使いすぎても血液を消耗するので、仕事やパソコン作業はほどほどにする
😌お風呂上がりにストレッチをして、なるべく早めに寝る
😌血をつくる赤い食材(ナツメ、クコの実など)、黒い食材(ひじき、黒米など)を積極的に食べる
😌おやつの代わりに、鉄分の多いプルーン、いちじくなどのドライフルーツがおすすめ

4.ドロドロ血タイプ

血の巡りが悪く、滞っている状態。
血行が悪いことで、身体が冷えやすくなっている。
こまめに身体を動かしたり、身体を温める工夫をして、血行を良くすることが大切。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢月経不順
😢月経痛
😢子宮筋腫
😢子宮内膜症
😢不妊
😢更年期症状

<養生ポイント>
😌血行不順を起こしやすいため、少しぬるめのお風呂にゆったり浸かる
😌足や腰を中心としたストレッチで、骨盤まわりの血行改善
😌血の質を上げるために、穀菜食を基本とし、油っぽいものや甘いものは控える
😌血の巡りを良くする黒酢、香りの強い食材(たまねぎ、らっきょ、生姜など)を積極的に食べる
😌便秘も血の巡りを悪くするため、食物繊維不足にも注意

5.水不足タイプ

身体の水分が足りていない状態。
水分摂取を控え過ぎると、身体の潤いが奪われ、老化を早めることになる。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢月経不順
😢おりものの異常
😢膣の乾燥、炎症
😢早発閉経
😢不妊
😢更年期症状

<養生ポイント>
😌身体に潤いをチャージするため、こまめに少量ずつ水分補給をする
😌夜更かしをすると身体の潤いが失われるため、早寝の習慣をつける
😌肌が乾燥しやすいので、しっかりと保湿をする
😌身体を潤す白い食材(豆腐、れんこんなど)を積極的に食べる
😌果物は水分が多い食材だが、糖分も多いので、量に気をつける

6.水たまりタイプ

身体の水分が巡らず、溜まった状態。
日本人女性に多く、水分代謝が悪いので、冷えや浮腫が出やすくなる。
身体を温めて、水の巡りを良くすることが大切。

<かかりやすい子宮トラブル>
😢おりものが多い
😢経血が薄く、水っぽい
😢子宮筋腫
😢不妊
😢更年期症状

<養生ポイント>
😌有酸素運動で汗をかいて、余分な水分を排出する
😌入浴中に脚をマッサージし、浮腫解消
😌胃腸が弱っていることもあるので、過度なストレスがかからない生活を
😌余分な水分を排出するお茶(ハトムギ、とうもろこしのヒゲ、ハスの葉など)を積極的に飲むと、尿として余分な水分が排出される
😌余分な水分を排出する食材(豆類、きゅうり、すいか、冬瓜など)を積極的に食べる
😌水太りしやすいので、果物や飲料水、アルコールの取りすぎに注意し、温かいものをゆっくり少しずつ飲むように心がける

7.おわりに

子宮とは、女性だけが持つ、生命エネルギーを生み出す神秘の力がやどる場所です。
「なんかだるい」「やる気が起こらない」「冷えて冷えて仕方がない」など、不調を抱えているなら、それは子宮から自分自身へのメッセージ
その声にきちんと耳を傾け、崩れてしまったバランスを、自分の体質にあった方法で、より良い状態に戻していきましょう。

<参考:子宮力を上げる漢方レッスン

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