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入院生活60日目

今朝も蕁麻疹から1日が始まりました。
いつまで抗うつもりや!もう私の腹のなかやぞ!
と自分で自分に思います笑笑


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6歳で芸能事務所に入って、小さい頃からお世話になった先生がよく仰っていた言葉があります。

『階段を一段一段しっかり昇りなさい。よく見て、よく聞いて、よく感じて、一気に沢山登らずに少しずつ慎重に。そうして芸を身につけなさい。そうすれば踏み外しても大きく転ぶことはないから。努力をしなさい。』

成長するにつれこの手の言葉をよく聞きました。
当時の私はまだ意味が分からなかったけれど、徐々に先生が言っていた言葉への理解が追いついてくると、先生もきっと誰かの受け売りなんだろうと思いました。でもその言葉を今でも大事に出来るのは、他の誰でもない尊敬していた先生が言った言葉であること、そしてそれは先生が実感した言葉でもあるんだろうなと思ったからです。転んだことがなければ、言えない言葉もあります。いかに転ばないか、転ばせないか、転んだときどうするか、それが先生の親心でもあったんだろうと思います。
よく聞く言葉だけれど今でも私にとって特別な言葉です。


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私には深く考えすぎるところがあります。そういう性格といえばそうなんだけれど、【これでいいじゃん】とか【もういいじゃん】って終わらせることが難しかったりします。なにに違和感を感じたのか、どうして嫌なのか、どうすれば回避出来たのか(又は乗り越えられたのか)、今後同じことになった時にどう考えるか、自分で納得出来る答えが出るまで考えてしまいます。それを『ネガティブだなぁ』と言われる時もあるし『まだそのことで悩んでるの?』と笑われる時もあります。私としても粗を見つめ続けるのは楽なことではありません。嫌になることも沢山あるし、行為としては【ネガティブ】と捉えられても仕方のないことだと思います。でも、見えたものを見なかったことにして日常を過ごしてしまうと、本当はみんなで共通意識を持って解決出来たかもしれないことを見過ごすことになるんじゃないかと思います。

私が見たことない世界はまだまだ沢山あるけれど、見たことないから知らなくても良いとは思わず、先生の言葉通り一つ一つ知っていきたいなぁと思います。そして、私はそういうことの一つ一つを【どうでもいい】とは思わないし、知りたい・理解したいと思っているから、話して欲しいとも思いました。自分と同じ人は1人もいないから、一つ一つ階段を登るようにあなたのことを教えて欲しいと思っています。


芸の道は踏み外してもやり直せばいいと思います。反省してもう一度積み上げる努力をすれば解決できます。でも人生は全てがやり直せるわけではありません。よく聞く言葉です。『1人で悩まないで』よく聞きます。よく聞く言葉だけれどそう思っています。でもどちらかというと、ネガティブな私は『一緒に悩ませて』と思っています。何かあったら私も一緒に悩ませて下さい。

白血病の私はコロナや特発性大腿骨頭壊死症などで働くことが難しいのが現状です。頂いたサポートは医療費や生活費として大事に使わせて頂きます。私の経験がお役にたてば、応援して頂けると幸いです😌