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DV被害者が虐待する心理〜目黒虐待事件〜優里被告の実刑8年は妥当か?

最近、あまりにも子供が虐殺される痛ましい事件が多すぎます。

目黒女児虐待事件。

優里被告に実刑8年の判決が出ました。
その判決は妥当なのか!?

知人のDVや虐待も専門とする日本トップクラスの臨床心理士で某大学教授にご意見をお伺いしたところ、私の見解と同じでした。

ここで、今日は非常に重要な内容です。
DV被害者が虐待する心理をご説明します。


まず、結論から申します。
その某大学教授の意見としては、「優里被告は無罪か執行猶予3年くらいが妥当。」

反論を持つ方も、多いかもしれませんね。

そこで、今日は是非、DV被害者が陥る精神的支配と虐待について、ご理解頂きたいと思います。


まず、優里被告は旦那からDVを受けていなければ、虐待はしていません。
最初の旦那の時には、虐待していません。

DVによる精神的支配・極度のトラウマ状態により、旦那の虐待を放置すること&見て見ぬフリをすることに、加担させられています。

これは、例えば、皆さんもいじめの被害者がいて、目の前の子が苦しんでいても、「ここで助けると自分がいじめられる」と見て見ぬフリをするのと同じです。

要は、それなら、いじめを助けず、見て見ぬフリをする人達も全員有罪になります。

特に、このDVというのは、家庭内の密室でおきます。
第三者が全くいない隔離された閉鎖した環境です。
しかも、DVや虐待は外からは分かりにくい。
他人からは内側で何が起こっているか、なかなか分かりません。

その環境下で、日々繰り返される暴力の中にいると、極度の恐怖と逃れられない心理で、極度のトラウマ状態で追い詰められます。
脳も相当なダメージを受け、正常な判断は出来ませんし、暴力によって精神的に支配されます

これは、ストックホルムシンドロームみたいなものだと思います。

ストックホルムシンドロームとは ・・・
監禁された被害者が、あまりの恐怖から自分が犯人に危害を加えられないために、自分の命を守るために、憎むべき犯人に好意を抱いたり、犯人に協力する心理。

被害者が、自分の命を守るために、犯人にこれ以上自分を攻撃させないために、逆に犯人に協力して自分に好意を持たせようとします。

監禁された被害者の中には、例えば、ずっと手足を縛られていて、一度外されても、決して逃げなくなったり、自由になっても自分で犯人の元に戻る人すらいます。

ストックホルム症候群 - Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A0%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4

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精神的支配により、見えない鎖で繋がれて、極度の恐怖から犯人に従わざるを得ない心理になるのです。

それは、犯人によって暴力で精神的に支配されている状態です。

このような異常な尋常でない心理状態に陥らされるのが、DV被害者です。

DV被害者は、もう特殊な尋常でない精神状態にさせられており、DVをされる前の正常な判断力はありません。

逃げれば良いと皆さんは言うかもしれませんが、それは皆さんが今、暴力のない安全な場所にいて、自分が渦中におらず、客観的な判断が出来るからです。
精神的支配をされると、その環境から誰かが物理的に引き離し専門家の治療等で支配を治療しないと、自分から解くことは難しい。

勿論、逃げたら、もっと恐ろしい報復が待っているかも知れません。
DV被害者が転居して逃げても逃げても、DV加害者が探して当てて追ってきて殺される、という事件は皆さんもよく目にしていると思います。

精神的に支配されると、犯人であるDV夫に逆らうことは難しくなります。

精神が尋常な状態ではないので、拒否出来ない・従わざるを得ない心理にさせられます。
もう、他の選択肢を冷静に考えられません。

それは、犯人である夫がナイフを優里被告に突きつけて、脅迫されて、「俺が結愛を虐待するのを止めたらどうなるか分かってるだろうな?」と黙認させられているのと同じです。

実際に手にナイフを持って犯人にそう言われて脅迫していなくても、暴力によって同じ脅迫されている精神状態にされるのが支配です。


要は、洗脳のようなものだと、ご理解頂ければと思います。

小さな家庭内で、犯人の暴君が全ての権利を握り、それに逆らえない主従関係のようにさせられます。

犯人の手下にされる訳です。

そのような洗脳や精神的支配に置かれては、普通の状態ではないので、いくら皆さんが安全で関係ない場所から「親なんだから、子供を守れ!」と言っても、もう支配されて手下にされているのです。


優里被告のDV被害によるトラウマや傷も相当なものだと思います。

優里被告は裁判で泣いていて、結愛の元に行きたいと言っていました。

なぜ、泣いたのか?
それを情状酌量を求めるためなどと言っている人もいましたが、違います。

事件によって、やっと警察がDV夫を逮捕してくれたために、命の危険や暴力から離れられて、やっと安全を得たのです。

そのため、やっと精神的支配が緩んできて、洗脳が解けてきて、やっと泣く事が出来た。
のです。

DV夫がいる場所では、泣く事も助けることもさせてもらえなかった。

そして、精神的支配と洗脳が解けて、やっと本来の恐怖や子供を救えなかった氣持ち、死に追いやってしまった事へ、自責と悲しみと後悔が出ているのでしょう。


このような事案は、本来は児相がガンガンと家庭に踏み込み、虐待の裏にあるDVにすぐに氣付かなければならなかった。
仕事として、それは最初から児相がすべき義務です!!

そして、どの児相もどの案件もそうですが、子供を保護するより何より、加害者を逮捕するのが先なのです!

そして、本来は、児相は最初の段階でDV夫に氣付かなねばならず、母娘ともに保護しなければならなかった!!

母親はもう、精神的支配をされていたら逃げられないのですから、母娘共々第三者が介入して強制的に助けるしかないのです!!


とにかく、児相があまりも素人すぎ、職務を果たしていないこと。
それにより、事件を防げず、最悪な結果にまでなっている!

また、とにかく皆さん、児相より警察に通報して下さい!
加害者の逮捕が先です!

加害者に怯えて子供のSOSを加害者本人にバラす児相すらいるくらいで、加害者を拘束して、沢山の大男や警察で押さえつけて反撃も身動きも出来ないようにするのが先決です!

まずは、それによって、安全は確保されます。


この事件では、勿論このような男性と再婚した優里被告の弱さやミスがあるでしょう。
勿論、そこには、本人の氣質だけでなく、育った環境など様々な要因があります。

しかし、このような精神的支配下で虐待に加担したことは、ある意味被害者であり、自らの正常な意思でもありません。

正常な状態で自ら虐待していない者に、刑罰を与えても、何ら意味はありません!
罰の問題ではなく、大切なのは、DV被害による精神治療です。

優里被告には今後、子供を虐待死させてしまったという罪悪感や自責の念など、本当の地獄が待っています。

精神的支配やDV被害によるトラウマを専門家の治療によって癒すことが必須です!

そうでなければ、今後も似たようなDV男性に被害になりやすく、支配されやすくなります。
そして、優里被告自体が、相当なトラウマでダメージを受けています。

刑務所の中で、必ず専門家が優里被告を治療することです!

そして、勿論、DV加害者を強制的にでも治療することが何よりも大事です!!

逮捕しただけ刑務所に入れただけでは、何も変わらず、またDVをするだけです。
刑罰を与えたからって、治りません。病気ですから。

他の事件でもですが、裁判所も裁判官も、本当にど素人で、ど素人が個人の主観や何となくの感覚で判決を下している事に、本当に恐ろしい国だと思っています。


間違えた認識では、本当には子供を救えません!何の解決にもなりません!

裁判官と児相の教育が必須であり、世間の皆さんも知識を持ち認識を正すことが、急務で大事だと思っています。


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