#049.あま~い!
「信頼」をベースに生きていくぜ。
「甘やかす」と「甘えさす」は違うぜ、という話。
「甘やかす」=先回りして代わりにやってしまう、危ないからといってチャレンジさせない、必要以上に干渉する。
「甘えさす」=甘えることを許す、ペースを合わせる、できないことを手伝う、気持ちに寄り添う、応援する。
祖父母、親の世代は、厳しく育てるという価値観で育った人が多いと思います。生き抜くがベースの世の中だったからある意味しゃーない。甘いこと言ってたら死ぬかもしれんかったからね。
厳しく育てる=「甘やかす」も「甘えさす」もダメ。
私もそんな昭和な価値観で育てられました。いや、小さいときは甘えさせてくれてたとは思うけど、だんだん甘えさせてくれなくなったので、途中から甘えるのをやめた気がします。
抱えていた自信の無さは、こんなところに起因しているのかも。「世の中は、私が甘えていい場所じゃない」と無意識に刷り込まれちゃってんのよね。
「こんなもんで出来るようになったと思うなよ?」
「そんなんで人前に出て恥ずかしくないの?」
「お前…それでもプロかぁ?」
…そう、無駄に自分に厳しいのです(;^_^
上も下も比べりゃきりがない。最善を尽くせばいいだけなのに、頭の中ではずーっとこんな声が響いてたんすよね~。割と最近まで(笑)。
あま~い!!
って。
でも、ほんとは「甘えさす」は推奨すべきと思うんです。なぜなら、自己肯定感=世界への信頼が生まれるから。
たしかに世の中は思い通りにいかないことばっかり。でも「失敗してもOK」「自分のペースでいいよ」「手伝うよ」「応援してるよ」って言ってもらったほうが、安心できるよね?勇気が出るよね?次、頑張ろうって思えるよね?
たとえ困難にぶつかっても「自分ならできる。もしできなくても、誰かに助けを求められる」と思うようになる。自分を、世界を、信頼することができるようになる、そう思うのです。
いっぽうで「甘やかす」のベースにあるのは「信頼の欠如」なんですよね。
この子にはできない、自分で道を切り開く力がない、っていう気持ちの裏返し。だから、ルール、やり方、ペース、あるいは常識なんかを押し付けちゃう。結果、言われることはできるけど、自分で考え自分でトライして、自分で決めることをしなくなっちゃう。
まあ、このへんは線引きが難しい部分は確かにあります。子どもたちと接する中で、めちゃめちゃ葛藤しましたし、激しく落ち込むことも、妻と深夜まで話し合うこともいっぱいありました。今でも、迷うことばかりです。
でも、心に決めているのは「子どもたちにはできる」と信頼することです。彼らが生きる道が必ずあると。そして、どんなに困難にぶつかっても、支え、応援し続けると。
そして、自分自身にも「甘えさす=甘えることを許す」。これを実践していきたい、そう思っています。
先日の記事で「自分を甘やかす」って書いたけど、言いたかったのは「甘えさす」のほうですね。ニホンゴムズカシイ。
昭和も平成も終わって、令和なんすよね、今。
「風の時代」なんて言われてるし、おも~い時代の価値観はサラ~っと風に流してちゃって、自分と世界を信頼して、かる~くあま~く生きていく。そんなことを思う、アラフォーおっさんなのでした。
流行りのスイーツ「マリトッツォ」を食べました。生クリームがかるくてあま~い!ですね。
ほな、また。
この記事が参加している募集
気に入っていただけたらサポートをお願いします!はげみになります。サポートをいただいた場合は、感謝を込めて100円サポート&記事オススメをお返しいたします。