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自分探しから目覚める

 風が気持ちいい
 気温は高いが、確実に秋が近づいている。
 室内の話だ、さすがに外はまだまだ暑すぎる。

 今年は本当に暑かったので、ずーっと窓を閉め切ってエアコンをかけていた。窓を開けて気持ちのいい期間は短い。夏と冬はもちろん、花粉症のせいで春もなかなか窓が開けられないのだ…。

 ちょっと動くと汗が出てしまうが、少し横になるとスヤスヤお昼寝ができてしまう。

 幸せだなあ…。

 お昼寝について、これ以上話が広がらない(笑)
 風が気持ちよくて気づいたらお昼寝をしていた。目覚めてから幸せを感じた、それだけのことである。

 でも、この幸せを感じることが大切なのではないかと思う。
日々忙しさに追われていたら、感じる暇などない。目の前のことをこなすだけで精いっぱいだ。
 私はこれが続くと倒れる、ので時々感じることを大切にしている。
 たまに、ゆったりとした時間のことを、時間のムダだ!と叫ぶひとに出会うことがあるのだが、倒れたらカラダは回復しても、ココロが回復するのに相当の時間を要するので、私にはその方がよっぽどムダである。

 そんなことに気づくのに四十数年かかった。
家事も育児も仕事もこなして趣味も充実しているひとに、五十年近く憧れを抱いている。
 だけど、そうはなれないことも、自覚している。

 自分探しに自己啓発本読んだり、セミナーに参加したりするより、自分にとって何が心地良いか感じること。
 自分にとってちょうどいいところは、今より少し忙しい日々だから、実現にはもう少し努力が必要だけど。


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