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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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#ベルク

ベルクの朝の小さな企み

ベルクで今日は小さな企み。 「マイスターハムアンドケーゼ」というオープンサンドをカスタマイズしてたのしもうと思って来てみた。 カウンター前のベンチ席。 その一番端っこが前にエアコンのパッケージがあるおひとりさま専用の席。 自習室のデスクのような感じで好きだったんだけど、ひさしぶりにきたら背の高い機材が撤去されて見通しがよくなっていた。 しかも向かい側に椅子はなく、のびのびしているはずなのになんだかちょっと落ち着かない(笑)。 パッケージに「店名(ベルク)の由来」という張り紙

ベルクの朝のビッグなドッグ

ベルクのビッグドッグを食べたくってやってくる。 そういえばコロナ前のベルクってどんな感じだったんだろう…、と思って写真を探してみた。 見つけた一枚。 飛沫感染予防シートのないカウンター。お店の人もマスクなどせずにこやかに笑っているのがなつかしい。 感染予防のさまざまが人と人との関係性をよそよそしくした。飲食店のサービス教育で「笑顔で挨拶」というのが一番最初の入り口だった。今でもそうではあるのだけれど、笑顔の半分はマスクがかくし挨拶も予防シートで届きづらい。 とはいえテーブ

朝のベルクのチーズとベーコン

ベルクで朝食。 トーストにポテトサラダにスイートコーン。レタス一枚、それにハムかベーコンがつくというのがベルクの朝の基本のメニュー。 ハムを選べばゆで卵。 ベーコンを選ぶとチーズがついてくる。 どちらも魅力的にしてかなり迷って今日はチーズを選ぶ。ベーコン、チーズで「ミールセット」という名前。 もっとも数年前にベーコンもハムもチーズもゆで卵もと全部のせの「デラックス」ってセットができて、それなら悩む必要がないのだけれど、胃袋がすっかり小さくなっちゃったから朝には重い。 ホッ

おはようベルク、ビッグドッグにチリかけて

朝の気持ちがちょっとさみしくてにぎやかな場所で朝にしようと「ベルク」を選ぶ。 そしたら想像以上ににぎやかでいささかびっくり。3人にひとりがインバウンドさんって感じかなぁ…、みんなスマフォをみながら探してくるのネ。 ウェブ上の口コミって国境を軽々こえて世界中に広がるんだってしみじみ思う。 たしかにここは新宿という町を感じるのに最適な場所。自由な空気を思う存分たのしんで…、って思ってニッコリ。 ビッグドッグのチリソースかけにブレンドコーヒーをお供に選んで朝とする。 ちょっと時

あけましておめでとうございます…、なベルク

ベルクで早めの昼ごはん。 ホットドッグやサンドイッチをたのむとブランチセットにしてもらえる時間帯。 メインをマイスターベーコンドッグ、お供の飲み物をホットミルクにしてたのむ。 朝ごはんでも昼ごはんでもない時間。 だからお店の中はのんびり。ちらりほらりとビールを飲む人の姿が目立つ。 飛沫感染パネルも半分ほどに間引かれて、テーブルに貼られた注意喚起のシールも剥がされコロナ以前の景色にちょっと近づいた。 なんだか気持ちがホッとする。 ブランチセットにするとメインのホットドッグ

朝からビール…、の月命日

月命日の朝。今日はおいしいビールを飲んでやろうと「ベルク」を目指す。 ホットドッグがおいしいお店。 つまりそれはソーセージがおいしい店ってことでもあって、しかもビールまでもがおいしい。 お酒が好きなタナカくんではあったけど、朝から飲むようなことはあんまりしなかった。けれどとてもいいことがあったときや、機嫌がきわめていいときに、「今日は飲みたい気分だからつきあって」って言われて来てた。 飲むのは大抵、ハーフアンドハーフでそれを飲んでなつかしもうと思って到着。 入り口脇のサイ

今週一週間の元気をもらいにベルクへGO!

今週も元気で過ごそうとベルクではじめる。 家を出るときから「今日は多分ベルクだなぁ…」って思うと自然とウキウキしてきて、思わず気持ちが小走りするように先へ先へと向かってく。 地下鉄の中でも小走りしているような感じで、お店の前に着く頃にはお目々パッチリ。お腹も鳴って、ゴチソウねだる。そんな店。 ここが完全禁煙になってからずっと壁を飾ってた、タバコを吸う人たちを撮ったモノクロ写真が、新宿で戯れる人たちのカラー写真に貼りかわった。明るいムードにホッとする。 今日も朝から大人気

ハムにケーゼにボソボソのパン。ベルクの朝

朝からちょっと元気を出そうと、それでベルクにやってくる。 家を出るときに「これからベルクだ」ってつぶやくと、気持ちがはやるような気がする。 四谷三丁目の駅まで歩いて、地下鉄にのり新宿駅につくまで3駅。ホームにおりたちエスカレーターにのってそれから階段上がる。 この階段がちょっと急で、昔はタンタン上がれたんだけど最近ちょっと足が痛くてゆっくり、ゆっくり。お店にやっと辿り着く。 いつもは厨房が見えるカウンターの前のテーブルに座るんだけど、今日はいっぱい。お店の奥のテーブルにつ

孤軍奮闘。ベルクは今日もがんばってます。

新宿駅の駅ビルはほぼ休業中。ベルクは一体どうなってるんだろう…、って思ってやってきてみたら、うれしいことに営業中。 ただ2つあった出入り口のひとつはクローズ。出入りをキチンと規制中。その出入り口の潰し方が、販売用のTシャツをぶら下げたハンガーラックを置いてというのがこの店らしくてちょっとニッコリ。 ビルそのものは休業中で、だからカード決済ができなくなってる。それで現金払いだけ。 それでもお店を開けてくれることがありがたい。 そう言えば一回目の緊急事態宣言がそろそろ終わるか

自由な空気がおいしい新宿ベルク

ベルクがちょっと足りてないなぁ…、と思ってベルク。 家を出るときから「今日は多分ベルクだなぁ…」ってぼんやり思うとなんだか自然とウキウキしてきて、気づけば気持ちが小走りするように先へ先へと向かってく。 地下鉄で3駅。新宿駅に到着してエスカレーターにスルンと乗って、階段あがってお店の前に着く頃合いにはお目々ぱっちり。 お腹もグーッ。お店に飛び込む。 天井からは「ベルク30th」の旗がはためく。今年で30年もやり続けてる。やれ続けたと行ってもいいほど、何度も苦境に見舞われてその

ベルクのような存在

ベルクがすごく恋しくなってやってきてみる。 新宿駅の象徴のようなビールカフェ。 大家さんからいじめられることはあってもいばることのない小さな店で、好きな人にとっては無くなくっては困る店。 とは言え「いい意味でお客様は神様なんかじゃない」という一本筋の通ったところのある店でもあって、だからいつまでたっても「知る人ぞ知る」ポジションに甘んじている。 ボクはそういう人やそういうお店が大好きで、ボク自身もそういう人でありたいと思っているから来るとじんわり元気がでてくる。仲間がこう

30周年をビッグドッグで寿ぐ、ベルク!

新宿駅から移動の今日。ベルクに来ます。 通路に大き花飾りが置かれてて、みると開業30周年! 紆余曲折があり、存続の危機に何度も直面しそれでも一生懸命がんばればこうして続く。お客様に応援される飲食店とは、なんとステキな存在だろう…、ってしみじみ思う。 店に入ると壁一面にタバコを吸う人の写真が並ぶ。昔はタバコ天国だった。タバコを吸う人も吸わない人も互いを忖度し合う寛容が当たり前に存在してた、シアワセな時代に想いを馳せて…、というコトでしょう。 タバコを吸わぬボクも心でタバコをふ

ソーセージが甘やかされてるホットドッグ

ホットドッグとはソーセージをおいしく食べる工夫の料理。 ドッグロールやドッグブレッドがでしゃばることなく、ソーセージの引き立て役に徹することが必要で、ただそのためには主役のソーセージが本当においしいものでなくてはならないんだ…、ということをしみじみ思い知ることができるホットドッグの話をしましょう。 新宿に「ベルク」という店がある。 セルフサービスで荒っぽい言い方をすればビールが飲めるドトールコーヒーみたいな場所。けれどこの店ほど新宿らしい場所はほかにないんじゃないかと思う