本の読み方を考える|同じ本を読んでいるはずなのに学びに差が出る…
はじめに
大人になって本を読むのが習慣化して3年くらいが経った。最初はいくら本を読んでも行動に繋げることが難しかった。しかし、色んなアウトプットの本や勉強の仕方などを学ぶことで、小さな成功体験を得て、色んな分野の本が自分の頭の中で繋がり始めて面白さを感じるまでになってきた。ひとまず本をたくさん読むのではなく、自分に最適な学び方を見つけてから勉強してほしいと思っている。そこで、試行錯誤しながら見つけた、読書を学びに変えるための私なりのノウハウを公開する。人によって合う合わないやり方があると思うので参考程度に試してみてほしい。
最新の私の本の読み方
読む時間、タイミング
仕事もプライベートも充実させながら学びを積み重ねるために、隙間時間は有効活用。電車通勤中はもちろん、トイレでも、エレベーター待ちでもエレベーターの中でも、お昼ご飯中も、スマホを触っている友人や恋人の隣でも。時間はみんな平等に24時間。時間は自分で作りに行かないと時間に余裕ができることは絶対にない。全てに忙しいと言い訳をして、自ら効率的に時間を作りに行かず何もしない大人にはなりたくない。1日がっつり時間を取るよりも毎日少しずつ時間を作る方が総時間は多くなるのでおすすめ。
電子書籍の読み方
隙間時間に読みたい本、常に持ち歩いてすぐに参照したい本、Amazon Kindleで毎月10冊無料で読める少し興味のある本、電子書籍のセールで安く仕入れた本は全て電子書籍がおすすめ。スマホを持ち歩かないことは無いから隙間時間を絶対に無駄しない。読みながら後でもっと詳しく調べたい、発見・気付きになった、参考になりそう、大事だと思った箇所に赤線を引く(Kindleの機能で簡単にできちゃう)。後で一覧参照できるのが良いが、内容を忘れてしまいそうなものは赤線へのコメントも残しておく。
紙の書籍の読み方
読みながらポイントに付箋を貼るか、スマホのメモアプリにメモするか、紙のノートに記録する。人間の記憶は20分後に42%、1時間後に56%、9時間後に64%、6日後に76%忘れると言われている。リアルタイムで必ず感じたことや学んだことを記録に残すことをおすすめする。自分の記憶力を過信しない。
自分を飽きさせないための対応
学生の頃のテスト勉強と同じで、ずっと1つの教科をしていると飽きるし休憩を取りたくなる。一度休憩を取るとなかなか勉強に戻れない。そのため、休憩やリフレッシュには別の分野の本を読むのをおすすめする。アメトークの勉強できる芸人でも勉強の仕方としておすすめしていた。私はすごく飽きっぽいので、常に5冊くらい同時並行で本を読んでいる。自分の記憶力の無さを実感することにも繋がるし、1冊の本を何度か振り返りながら読むので記憶への定着も良い。
読む場所
隙間時間は特に関係ないが、集中して勉強できる時間があるときは必ずカフェか図書館に行く。家だと家事したくなったり動画見たくなったり誘惑が多すぎる。集中力も続かない。待ち合わせ前に早めに待ち合わせ場所に着いてカフェに入って勉強するのがおすすめ。周りの音が気になる人もいるかもしれないが、私は音楽を聴いているし、集中していると全く気にならない。
ノートの取り方
本のまとめをそのまま全て書くことはしない。今の本はだいたい章の終わりに章のまとめを書いてくれているから無駄な時間だと思う。ノートに何を書くかというと、自分が知らなかったことや気付き、頭の中を整理した内容などを書く。その後、自分の生活や仕事、周囲の人に活用できそうだなと思った考え方を○M(丸エムという記号。私の名前の頭文字で私の思考、感想などを表す)の後に書き綴る。また、後で詳しく調べよう、他のものと比較しよう、思い浮かんだ疑問、絶対に使いたいなどは△!の後に書き綴る。本を読んだ後のTODOリストになる。
ノートの参照の仕方
私は紙に書いた方が自由度が高く学びが刻み込まれると感じるタイプなので、紙のノートに黒ペンで書く。図にしたり、グラレコしたり、文章で書いたりする。ただ、紙のノートは多分見返すことは無い。そのため、全ページをスマホで写真を撮って本ごとのフォルダに格納する。本もカテゴリーごとにまとめておく。ただし、iPhoneユーザは一つだけ注意点がある。iPhoneの仕様のイケてないところだが、最初から勉強フォルダを作ってその中にカテゴリーを追加した上で本のフォルダを作らないといけない。後で本のフォルダを勉強フォルダに移動できないので注意してほしい。
学びに使った時間の記録
まず、自分はよく読書している、勉強している、と思っている人は1日あたりどのくらい勉強できているか考えてみてほしい。だいたい、1番よく勉強している日の時間を思い出しやすい(何人かに聞いたがみんな事実より長い時間を答えた)。ただ、旅行や遊び、残業などが入ると全く勉強していない日もあると思う。人間は不思議なもので頑張った日の記憶が鮮明に残っていて、サボった日は思い出しづらい。サボり続けると何の成長にもならないので、自分の記憶ではなく、定量的な事実を残しておくべきだと思う。年間、月間通してみると、自分がどのくらい時間を有効活用できているか数字で表れる。私は『目標達成タイマー』というアプリを使ってカテゴリーごとの勉強時間を記録している(もっと有名なアプリもあると思う)。記録することで自分の頑張りを認めてあげることも、自分の怠慢を見つけることもでき、客観的に自分を見れる指標の一つになる。結局1日40分程度しか継続的に勉強できていない。が、3年間くらい継続できている。
本の記録
読んだ本やステータスの管理はNotionで行なっている。スマホやPCで更新でき、項目も自由に作れるのでおすすめ。全てKindleであれば必要ないが、紙の本や他のアプリなど散らばっている人はぜひやってみてほしい。ひとにおすすめできるかどうか、どんな内容だったか、誰向けの本なのか、読む優先度、アウトプットのステータスなどを記録している。
終わりに
試行錯誤の参考にした書籍のURLを貼っておく。書籍には色んな方法が載っていて、試しながら自分がやりやすい方法を探してみてほしい。