🇳🇵「”ネパール”説明書」結局ネパールってどんな国なの？🇳🇵

ナマステ、ラストパートナー のトキです。

本日は皆さんにネパール現地で暮らしながら、飲食店を経営しネパール人や観光客相手にガチンコビジネスをしていた私がネパールという国を説明していきたいと思います。

現在は、東京でラストパートナー という会社を経営しながら、ネパールの首都カトマンズのカランキというところで日本語学校の運営をしております。
特定技能人材の送り出し機関として、人材不足に悩む企業様や、登録支援機関に対してネパール人の特定技能人材をお繋ぎしております。

・ネパールって聞いたことあるけどどんな国？
・ネットにもあんまり情報載ってないよね
・エベレストがある国ってのは知ってます

そんなあなたに熱々のネパール情報お届けします。
それでははじめます！

1.ネパールってどんな国なの？

ネパールは南アジアに位置する内陸国で、北は中国、南、西、東はインドに接しています。首都はカトマンズで、自然景観と文化遺産が特徴です。
世界最高峰のエベレスト山を含むヒマラヤ山脈があり、トレッキングや登山の名所として有名です。
人口は約3000万人で、いちばん多い宗教はヒンドゥー教ですが、仏教や他の宗教も信仰されています。観光業、農業が主要な産業です。
治安、日本と同じくらいいいです。マジです。

2.ネパールってどんな人たちがいるんだい

ネパール人の特徴は「親しみやすい」「おもてなし」「家族を大切にする」「助け合いの精神がある」です。
学校の授業は英語なので、ほとんどの人が母国語であるネパール語とともに流暢な英語を話すことができます。（ホテルの接客とかピッタリなんすよ）
しかもヒンドゥー語（インドの母国語）と数の数え方などが一緒で似ているところが多いのでヒンドゥー語を話せる人も多くいます。
いわゆるトリリンガルがデフォルトみたいなことが起こっています。
地頭、相当いいです、みんなほんと賢い。

3.ネパールの魅力を簡潔に教えてくれよ

ぼくが思うネパールの魅力は3点！「人」「自然」「ブッダ」です。

「人」

人は日本人と似ているところが多いなと感じます。
日本人にわかりやすく説明すると
「親しみやすい日本人」という言葉が合っているかなと思います。
好奇心旺盛で、何にでも興味とリスペクトを持てるところがネパールに住んでいて僕も気持ちがいいなと思えたところでした。
初対面でも家族同然に接してくれ、治安もいいので一人旅に向いている国です。実際に女性1人で旅に来る人も多いです。

「自然」

エベレストは標高8849m、富士山は3776mなので富士山の2倍以上の大きさがあります。しかもエベレストは富士山とは違い180度に山が連なっているので肉眼で見ると今まで感じたことのない自然の荘厳さに圧倒されます。
まじで。自然って勝てへんやん。と自然の前に服従します。
「それ人生半分損してるで！」と小学生ばりに言いたくなる、それがエベレストです。ぜひご一見を。
そのほかにも、空港から車で15分も走れば緑が多いし、夜は星屑の世界を感じることができます。
人生、もうしんどいな、、と思っている人にネパールはピッタリの場所だと思います。
無言で寄り添ってくれる自然をぜひ味わってみてください。

「ブッダ」

みなさんご存知、仏教の開祖ブッダです。
ネパール出身です、意外でしょ。
釈迦、お釈迦さま、呼び方は違いますがこの方です。
最近、僕がブッダにハマっているのもあるのですが、ブッダってヤバいんです。元々国王だったのに29歳になって外の世界をこの目で見たいと出家するんです。
そして悟りを35歳に開いてから2500年前の人物なのに80歳まで生きています。きっとこの世に必要とされた人物だからこそ、この時代でも天命を全うするまで神様が生かしていたんではないかなと思います。
ネパールは神様仏様を信仰している国なので、「人に親切にする」「家族を大切にする」という人として当たり前のことを大事にする文化があります。ステキ。

4.ネパールになぜそこまで熱狂しているのか

ぼくは野村證券という証券会社で営業をしていました。
それはそれは良い会社だったのですが、一度きりの人生でこんないい環境にいるだけでは自分の成長が望めない、テレビの向こう側にいる芸能人や社長たちにできていて自分にできないはずはない、悶々と心の底のマグマが爆発するのは時間の問題でした。
そう思っていたらあら不思議、高校時代の友人宮田くん（現在ラストパートナー の副社長でありネパール事業責任者、父親がネパール人のハーフです）に誘われてネパールで飲食店をはじめることになりました。
金融機関という厳密な場所にいたぼくにとってネパールは楽園のような場所でした。
会社で「ジェルの付け方が甘い」というナゾのお叱りを受けていたぼくに、ネパールの自由さは「水を得た魚」という名言はこのために作られたかというくらいマッチしていました。
ちなみに当時はツーブロックもダメでぼくの社会人はじめての仕事は髪を切りに行くことでした。
そうして人生を変えてくれた存在がぼくにとってはネパールでした。
今では一つ一つの出会いが奇跡で、これ完全に繋がっていたなと壮大な伏線にニヤニヤしている日々です。

５.トキくんは何を目指しているんだ

ただ、ネパールはいいところだけではなく、包み隠さずいうとグロテスクな国であるのも事実です。
平均月収は2万円〜3万円、孤児院は200近くあります。
日本でいう六本木のような場所で豪遊する起業家もいれば、その近くの路地でシンナーを吸っている子どももいます。
親子で物乞いをしているし、子どもを使って他国からの寄付金をふんだくる”ビジネス孤児院”もあります。
ぼくの仲のいい友人の高校時代の同級生が半分もいま生きていないという、あり得ないだろという現実もあります。
映画の中のような”陰と陽”が混じるこの国で、恵まれた日本という国で生まれたぼくはカルチャーショックを受けました。
色々とアプローチ方法や問題はあるものの「雇用を生み出す」というシンプルなことを持続的に続けていれば根本的な問題は解決することができます。
この瞬間、「ネパールに雇用を生み出す」というのがぼくの人生のミッションになりました。
使命を授かった瞬間、「仕事というものは楽しいものなんだ」とぼく自身変わるキッカケになりました。
この恩返しを、今世は一生をかけてネパールに返していこうと思います。

6.おわりに今後のネパールの展望と僕たちの関わり方

ネパールはバングラデシュと並んでアジア最貧国のひとつでもあります。しかし、今年の3月にバングラデシュにいき、JICAの方と話していると、今後数年の間にバングラデシュがどれだけ発展するかという話を聞いて驚きました。
実際、バングラデシュには日本の会社が作ったメトロが開通しています。
改札もホームも電車も、すべて日本でした。笑
今後、街中にメトロが広がっていくようです。
そんなこんなでネパールはバングラデシュに抜かれアジア1の最貧国になる予定です。
京都大学の教授とネパールのフィールドワークにいった時も
「ネパールは20,30年は内需発展はしないですね〜笑」と言われておりました。
でも、ぼくは逆にチャンスだと思っています。特に、日本にとっては。
ご存知の通り、日本はこれから労働人口が減り外国人がいなければ国が回っていかない事態になります。
ベトナムやインドネシアは自国での発展を続けるので、近い将来いまきている外国人は日本に来日してくれなくなります。
そんな時に、「日本で大活躍するネパール人がいます」
”大ネパール時代の到来”
そう、ネパール人は継続的に日本に来日してくれ日本の経済に貢献してくれます。
その稼いだお金でネパールの人は家族に仕送りを送り、ネパール現地に住む家族の生活を支えることができます。
日本は労働者の問題を解決でき、働くネパール人は家族を救うことができる。なんてステキなんだ。。

この仕事に携われることを心から幸せに、やりがいに思います。
今後のぼくの関わり方は年間6000名のネパール人を日本に送り出していくことです。
そのためにも日本で人材に困っている会社や、日本に住む人たちに向けてこの記事を書きました。

日本、まだまだいけます。
この国のポテンシャル、クオリティ半端ないんで。
海外移住する人もいいと思いますが、生まれ、育ててくれた日本への恩返しもできるように今後も精進していきたいと思っています。
日本への恩返しis納税。稼いで還元するために稼ぐ！

最高の日本を、世界をつくっていきましょう。
フェリベトウンラ！（ネパール語でまた会いましょうの意）