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#114日目 価値観の上書き-環境問題編

こんにちは。ロンドンではじめての移住生活を送っているsacaikumiです。

前回の記事から2週間弱経ちました。ロンドンはこれでもかと毎日天気が良くて、気温も暖かい。日によってはキャミソール一枚で過ごす日もしばしば。英語の先生曰く、今年は特別に天気も良いし暖かいわ、とのことです。

私は前回の記事での宣言通り、ダイエット(というか、極めて健康的な食生活)を始めました。はじめの方は脳が糖分の限られた生活を嫌がっていたけれど、2週間も経てばそれなりに慣れるものです。とはいえまだほとんど体型には変化がないので、一ヶ月半くらいは続けてみないといけなさそう。

身体に優しいものを食べていく上で気になったのは、日本から送ってもらった食品の成分表。何気なく、グリーンカレーとかダイエット中も食べたいな、と思ったのです。それで、今ダイエットをサポートしてくれている栄養管理士さんに確認する前に、自分でチェックしてみようと何気な〜く後ろを見てみたところ、、驚くほど何もかもに入ってる「「「パーム油」」」!
パーム油と書かれていなくても、植物油脂・ショートニングと書かれている場合もパーム油が使われていることがしばしば。

どうして今まで目に入って来なかったのか不思議でたまりません。というのも、パーム油といえば環境問題で有名な油として随分前から認知していたから。

どうして油が環境問題になるかを知らない方に簡単に説明しておくと、パーム油が取れるのは「アブラヤシ」という木で、これが便利アイテムだということで、世界中でたくさん生産、消費されています。その便利な理由がこちら↓

アブラヤシは1年を通して実をつけるので単位面積当たりの収穫量が他の植物油原料よりはるかに高く、大豆油やなたね油と比べて8~10倍もの生産が可能です。そのため価格も他の植物油脂より安く、安定した価格で安定した供給が可能なため、新興国から先進国まで世界中の国々がパーム油を輸入しています。

引用元:3分でわかるパーム油

他にも、固形にするにも液体にするにも便利だったり、サクッとカリッとを実現しやすかったり、とにかく使い勝手が良いのだそう。

でも、このアブラヤシを育ててお金に変えるために、多くの熱帯雨林や泥炭地だった土地がアブラヤシ農園に姿を変えられてしまっているのです。

世界中でパーム油の消費を減らしていこうというムーブメントがある中で、日本の既製品にはこんなに何もかもにパーム油が使われていたんだ、という事実に、とても悲しい気持ちになりました。

それがどんなに美味しいとしても、地球にとっても身体にとっても良くないと分かっているものは、もう心からの喜びを持って自分の口に入れることは出来ないな…と自然に思い至りました。(それでも今家にある分を食べずに処分するというのもまた食材たちに失礼なので、ゆっくり食べていこうと思います。)

もうひとつ、今私を悩ます根深い問題のひとつはプラスティック。

今の私の食生活では、肉や魚のパック、ヨーグルト、果物の容器などに使われています。こちらもなかなか、辞めたいと思って簡単に手に取らない選択をするのが難しい問題です。

そこで最近、少しでも行動を変えたい!と思って始めたのが、ヨーグルトの空き容器をタッパーとして二次利用すること!
紙に入ったメーカーに変えれば良いじゃん、というご意見も飛んできそうなのですが、私のお気に入りのメーカーがあって、それがまぁかなりしっかりとした作りのプラ容器に入っているのです…。
なので、ヨーグルトを食べ終えたらきれいに洗って、ナッツや手作りカレーの作り置きを入れて使ってます。まずは捨てないことから。保存容器が増えればその分タッパーやラップを買わなくなるので、別の形でプラスティック消費量は減らせると考えました。
まずは小さな小分けパックを買わずに大きなパックで買うだけでも、ゴミの量は減らせそうですよね。

日本にいた頃当たり前のように飲んでた500mlのペットボトル飲料も、もう随分長らく飲んでいません。日本では、美味しくて冷たいペットボトル入りのお茶が選り取り見取りで便利だったので、多い日では一日に何本も飲んでいたのですが。。その便利な環境から離れてみて、そしてコロナで沢山考える機会を貰ってやっと、ようやく、心から地球環境に良くない行動に痛みを覚えるようになりました。

食べ物だけでなく、プラスティックは洋服や家具、雑貨など、ありとあらゆるところに溢れています。

例えば、衣類に使われている合成繊維。ポリエステルやナイロン、アクリルなどが該当します。この合成繊維は、繊維になったプラスティック。そして、洗濯のたびにマイクロプラスティックとして排水管、下水処理場を通り抜け、海に流されています。マイクロプラスティックを誤って食べてしまった海の生物たちが死んでしまったり、塩や魚そのものとして、私たちの体の中にさえ、知らず知らず取り込まれたりしています。(人体に入ったマイクロプラスティックの影響はまだわかっていません…)

プラスティック容器に入った食事を食べて、プラスティックを纏い、なんなら身体の中にまでプラスティックを取り込んじゃってるなんて!!!
悲鳴を上げたくなるような日常が、広告・メディアに綺麗にお化粧されたかたちで、すっかり溶け込んでいるのです。

日本ってとても便利で、きれいで、美しくて、サービスがきめ細やかで本当に素敵な国だから、地球にとっても素敵な国として、そろそろみんなでアップグレード出来たら嬉しいなって思っています。

私も少しずつ、価値観と行動を変えていっています。そしてこれは、どのくらいやったから偉いとか偉くないとかで競う分野ではないと考えています。それで人間同士が争ってしまっては本末転倒だから。
環境のためにビーガンを選択する人、私のように出来ることから始める人、まだ日常生活は変えられていないけど募金はしてるよ!という人。色んな人が居ていいと思います。

でも、ほんの少しのひとりひとりの選択の変化が集まれば大きな変化になるということはコロナの自粛で皆で体感したから、次はポジティブな形で現実世界を変えていくために、ひとりひとり考えて、何か一つでも行動を変えていけたらそれだけで素晴らしく大きな変化になるに違いありません。

まずは可愛い・天然繊維で作られたエコバッグを持ってお買い物に行くところから!そして、店員さんの見事な袋捌き(コンビニ店員さんって袋に入れる手つきめちゃくちゃ早いですよね!笑)に負けず、断るところから!

ぜひ :)

追伸:カバー写真は、イギリスの医療機関NHSに向けた感謝のフラワーワーク!ただでさえ日本より少ない街中の広告枠の殆どがNHSに向けた感謝、コロナ対策を呼びかけるもの、メンタルヘルスを気遣う内容で埋め尽くされている最近です。


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ロンドン→ダブリン在住、フリーランスデザイナー。 ことばを選ぶことと、それを最適なイメージに変換するために考える時間がすきです。 普段考えていること、移住生活での備忘録。

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