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サークル?学業?アルバイト?25卒学生のガクチカ

皆さん、こんにちは。マイナビ採用コミュニケーションらぼです!

10年程前の就職活動において、「ガクチカ(=学生生活で力を入れて取り組んだこと)」と言えば、サークル幹部、バイトリーダーなどが目立っていました。ですが、「コロナ禍でガクチカがない…!」との嘆きが聞かれてはや数年。いまはコロナ禍の状況もかなり落ち着き、学校生活も元に戻りつつありますが、まだまだ影響を受けている25年卒の学生たち。
そんな25年卒の学生たちは、どんな「ガクチカ」を語るのでしょうか?

本日は、25年卒のガクチカをテーマにお届けします。

※参照元調査:
マイナビ2025年卒大学生のライフスタイル調査 2023年11月28日~2023年12月25日実施


1.かつてはガクチカの定番。25年卒学生のサークル・部活動は?

冒頭でも触れましたが、ガクチカと言えば必ず答えに挙がってきていた「サークル・部活動」。コロナ禍でしばらく活動自粛が続いていましたが、ここ最近は自粛も緩和傾向に。

そんななかで、25年卒学生は、サークル活動にどう向き合っているのでしょうか?

サークル・部活動への参加率を調査したところ、参加している学生は53.6%との結果に。参考に16年卒の数字を見ると、参加率は66.6%。サークルや部活動でガクチカを見出していた時代とは、変化が見られる結果になりました。

サークル・部活動に参加していない学生に理由を聞いたところ、「新型コロナウイルス感染症の影響(入りたいものがあった が入れなかった、入るタイミングを失った)」(26.6%)と回答しており、コロナ禍の影響が、まだ残っていることがわかります。

このことからも、25年卒学生においては、ガクチカ=サークル・部活動とは結び付きにくくなっていると言えそうです。


2.もうひとつの定番。25年卒学生のアルバイト事情は?

それでは、アルバイト事情はどうなっているのでしょうか?

定期的なアルバイトをしているかを調査したところ、「はい」と答えたのは80.1%で、飲食店や家庭教師を中心に、アルバイトをしていることがわかりました。

そんな学生たちに、「あなたにとってアルバイト先はどのような場所ですか」との質問もしてみました。

その結果、「ガクチカを形成するための経験を積む場所」と回答したのは15.9%に留まり、なんと66.2%が「単に収入を得るための仕事場」との結果に。

ここでも、就職活動のためのガクチカという意識でアルバイトに取り組む学生は少ないことが見えてきます。


3.新たなガクチカ?学業との向き合い方

ガクチカが形作られるサークルやアルバイトに制限のあった学生たちですが、どんな気持ちで就職活動を見据えているのでしょうか?
「就職活動におけるあなたの最大の武器は何だと思いますか」と聞いてみました。

割合は減少傾向とは言え、アルバイト、サークル活動が目立ちますが、、、
ここで注目したいのは、「学校で学んだ専門知識」「学業成績」

コロナ禍の影響もあり、学業=ガクチカとの認識が広がっていることが伺えます。また、マイナビに寄せられる学生からのお悩みで、「学業はガクチカになりますか?」といったものも見受けられています。

社会の大きな変化を経験した25年卒の学生たちにとって、学校の勉強に励むことが、コロナ禍で平等に手にすることのできた機会と言えるのかもしれません。そのため、コロナ禍の影響がなくなるまでは、ガクチカで学業を語る学生が一定数いると想像されます。

ガクチカ=何か特別な経験ではなく、学校生活のなかで培われる大切な経験であることだとすれば、コロナ禍で学校生活を過ごした学生たちにとっては、学業も十分なガクチカになり得ます。

人事担当の皆さまも十分に理解されていることかとは思いますが、面接の際などに思い出していただけると、25年卒の学生に寄り添うことができるのかもしれないなと思いました。

本日はここまで!以上、コミュらぼでした!

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