はじめての高円寺。別名「東京のインド」
はじめて高円寺に入った衝撃は今でも鮮明だった。
それは、おじさんロックンローラーや、個性的なファッションセンスの若者が多いからという、誰が見ても分かる「ド派手さ」にではなくて
何というか、「匂い」が他の東京の街と違う感じがした。 ※ここでいう「匂い」はそのままの意味というより街の雰囲気みたいな事だと思う
東京寄り他県生まれのボクは、昔から遊ぶとしたらほぼ東京だった。
でも、東京はどの街にいても自分は「よそ者。」だと感じる。
「ようこそ東京へ!」という対応をしてくれるがその言葉尻には、
「ようこそ東京へ!(でも最後はお家へ帰ってね。)」みたいな匂いを常に感じていた。
港区だろうと、足立区だろうと、その「匂い」は同等にある。
でも高円寺には、それが異常なまでにない。
他人の目を気にして他の街では息苦しかった人たちが高円寺では深呼吸している。
そんなクセになりそうな匂いを改札を抜けた瞬間に感じた。
東京のインド。なんて言われているらしいが、言い得て妙。本当にその通りだ。
行ったことのない人には、インド同様、とても近寄り難い街だと思う。しかし全くそうではない。いい意味で無法地帯。みんな人の目を気にしていないからこそ、みんな心にゆとりがあって優しいんだと思う。
「みんな違って、みんなどうでもいい。」落合陽一さんが言っている言葉を急に思い出した。
言語化するのがなんとも難しいが、そういう街だというのは分かって頂けただろうか?
またこの街に深呼吸しにいきたくなった。そんな今日でした。
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