だいち

◆26歳独身男。会社員5年目。同棲失敗経験有。コーヒーを飲む以外の欲を失った男。自信が…

だいち

◆26歳独身男。会社員5年目。同棲失敗経験有。コーヒーを飲む以外の欲を失った男。自信がない癖に、自意識過剰。そんな男の目線で日々をnoteに書き綴れたらと思います。「だいちは、成長しないでここにいてくれるよな〜笑」と、ボクと同じく弱っている人とスクラム組んでいけたらと思います。

最近の記事

「電話は片耳塞いで、目を閉じる。」

筆者の〝だいち〟は2021年。重度の「不注意優勢・混合型ADHD」という発達障害と診断され。約5年勤めた消防士を退職。現在はフリーのWebライター・ブロガーとして生計をたて(ようと奮闘し)ている26歳の独身男性です。 ※ADHDとは「注意欠陥・多動性障害」という発達障害の一種で、①不注意型②衝動型③多動型の3種類に分類され、①②③それぞれの特性が普通の人より強く表れて生活に支障をきたすものです。筆者は全ての混合型で不注意が強め。 「だいち、何その電話してる時の顔(笑)」

    • 人が帰った部屋にはたくさんの「もしも」が充満して苦しい。

      同棲をしていた部屋に、彼女が出て行ってからも一人で住んでいた時期がある。 女性はなぜあんなに荷物が多いのだろう。圧迫感を感じていた部屋にはお釣りが来るほどの僕の荷物しか残っていない。 部屋の趣味も合わなかったし、今は部屋も広々としている。良い。 「快適だ。」 1人でそんな言葉を呟いている自分の事は嫌だったけど。 夕食は音楽をかけながら自分の好きなものだけを1人で作って、1人で食べる。 「快適だ。」 聴き慣れない曲、でも声はよく聴いていたような、、そうだ「ハンバー

      • 敬語は「これ以上は近付けません。」という拒絶なのかもしれない。

        最近、よく遊んでいる女友達が「ODDTAXI」というアニメを教えてくれたので見てみると、なんとまぁ面白いんだろう!感動している。 「あなたの絶対好きな世界観だと思う!」と言ってくれた。 「マジで?そりゃぁ、観るしかないなぁ(照)」 僕なんかには勿体ないくらい美人のあの娘の笑顔が、あの瞬間、僕だけに向けられていた事を思い出すと、この感動は二度美味しい。 興奮醒めやらぬまま、LINEで感想を送る。 「ODDTAXI、面白かったです。」 アレ?なんでいつもタメ口で喋って

        • 「なんか、泣けた。」時には、ちゃんと理由があるんだよ?

          「どこもかしこも駐車場〜♪」 Aメロ・Bメロの歌詞とは全く脈絡なくサビで繰り返されるこの謎の歌。 一切合切意味がわからない。なのに涙が出た。 YouTubeを流し見していたら突然オススメで流れたこの動画。 「どこもかしこも駐車場」という曲名にどんな深い意味があるんだろう?と興味が湧いて聴いてみた。 別れ話の帰り道 悲しくなんてなかったよ フラれた方は僕なのに 泣いていたのは君の方 どこもかしこも駐車場だね どこもかしこも駐車場だよ どこもかしこも駐車場だわ どこも

        「電話は片耳塞いで、目を閉じる。」

        • 人が帰った部屋にはたくさんの「もしも」が充満して苦しい。

        • 敬語は「これ以上は近付けません。」という拒絶なのかもしれない。

        • 「なんか、泣けた。」時には、ちゃんと理由があるんだよ?

          村上由佳「星々の舟」 幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない。

          作者:村山 由佳 むらやま・ゆか(1964年7月10日 – ) 小説家。東京都出身。立教大学文学部日本文学科卒業。社会人生活を送ったのち、『天使の卵-エンジェルス・エッグ』にて第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。代表作に『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズや、第129回直木賞を受賞した『星々の舟』などがある。 あらすじ 家族だからさびしい。他人だからせつない──禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄と、いじめの過去から脱却できない

          村上由佳「星々の舟」 幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない。

          失敗を、成功に変えられた話。

          「失敗した、、。」 読書をするため、いつも通りスタバへ来た。 いつも通りアイスコーヒー(363円)を頼もうとすると、いつも通りじゃない黒いエプロンのお姉さんに、とあるコーヒーの試飲を勧められ、それがとても美味しかった。 どうやらこのコーヒーは「スターバックスリザーブ」というブランドで、簡単に言えば普通のスタバのコーヒーより美味しいコーヒーの種類らしい。 お姉さんがそのままコーヒーたちの説明をしていく中で一つ、心を打たれたコーヒーがありそれを注文し、会計をすると、 お

          失敗を、成功に変えられた話。

          はじめての高円寺。別名「東京のインド」

          はじめて高円寺に入った衝撃は今でも鮮明だった。 それは、おじさんロックンローラーや、個性的なファッションセンスの若者が多いからという、誰が見ても分かる「ド派手さ」にではなくて 何というか、「匂い」が他の東京の街と違う感じがした。           ※ここでいう「匂い」はそのままの意味というより街の雰囲気みたいな事だと思う 東京寄り他県生まれのボクは、昔から遊ぶとしたらほぼ東京だった。 でも、東京はどの街にいても自分は「よそ者。」だと感じる。 「ようこそ東京へ!」と

          はじめての高円寺。別名「東京のインド」

          2021年、子供が外で遊ぶ場所なんて、もうない。

          タイトル写真の場所の名称に衝撃を受け、思わずシャッターを切ってしまった自分がいた。 「錦三会子供遊び場。」 「うそだろ、、、。」 本を買いに大手町から神保町へ歩いていたところ、この光景に1人絶句した。 僕だって26歳だ。昭和の時代に比べたら、危険な遊具は減らされた公園で幼少期を過ごしていたんだと思う。 だとしても、ここにあるのは何だ? 「四角形のベンチ、申し訳程度の花壇。」 幼少期の気持ちを掘り返して「遊び」を想像してみたが、何も浮かばない。 浮かばないのは、

          2021年、子供が外で遊ぶ場所なんて、もうない。

          こんな下北沢に、バナナかよ。

          「え、ここ下北よ?、、。」 5連休休みをいただいて、久しぶりに下北沢へ向かった。 学生時代、よく古着を買いにこの街へ来ていた。まだ大人じゃなかったボクは、この街に馴染むことが、イケてる大人への一番の近道だと信じていたんだと思う。 だが、「人間意外とむかし信じていたことなんてコロっと変わっちゃうものだよな〜。」とも、最近よく思うところではある。 上手く言語化できないが、26歳になって下北沢に来て、 「トキメク部分が減った。」というのが、一番近い感情なのかもしれない

          こんな下北沢に、バナナかよ。

          ダメ男は生きているだけで、人を酔わす。

          「特集!ダメ男の見抜き方」 「あなたは大丈夫?ダメ男の特徴15選」  ネットにはこのようなまとめサイトが掃いて捨てるほどある。  この手の話の着地点はこうだろう。 ダメ男は、ダメ。 そんな事は今時、ボクの8歳の甥っ子だって知っている。男女問わず、社会の一般常識だ。 本当にそうだろうか?ボク達は男は生まれてからずっと、ダメ男にはなるな。女の子に好かれたいなら、清潔感・誠実さ・親切さが大切なんだと。 ある種「エスカレーターは左側で止まれ。」という常識と同じくらい刷り込ま

          ダメ男は生きているだけで、人を酔わす。

          貧しさは自由だと、教えてくれたインド犬。

          インドでは、よそ見をして歩いていればこの犬種もわからない茶色い犬にぶつかる。それほど大量にいる。 2020年、年が明けてすぐ、新型コロナウィルスが、まだどこかよその国の話に聞こえていたあの時、1週間単身インドへ向かった。 会社で上司に「お前、来週ちょっとシフト変更になったから1週間休みになったんだけど、どっか行く?」突然、社会人生活最大の休みを付与された僕は、いつも通り中身のない冗談でとりあえず上司に返答した。 「じゃあ、インドでも行って自分探してきちゃいますかねぇ〜。

          貧しさは自由だと、教えてくれたインド犬。

          お母さんは、彼女である。

          「じゃあね、、。」2020年の夏。2LDKの一室から、この家の3分の2の量に値するであろう荷物を車に積んでカノジョは出て行った。 そう、ボクは今この瞬間、同棲に失敗したのだ。人間には「男性・女性・母性」3つの性があると、何かの本で読んだ事がある。 男は一生、男性でいたいが、カノジョはいずれ母性になる。ボクがそのまだ見ぬ母性に甘えて、家事全般を仕事を言い訳に、自分ではやっているつもりで、カノジョに負担を強いていた事がボク達からこのコロナ禍に関係なくソーシャルディスタンスをと

          お母さんは、彼女である。