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失敗を、成功に変えられた話。


「失敗した、、。」


読書をするため、いつも通りスタバへ来た。

いつも通りアイスコーヒー(363円)を頼もうとすると、いつも通りじゃない黒いエプロンのお姉さんに、とあるコーヒーの試飲を勧められ、それがとても美味しかった。

どうやらこのコーヒーは「スターバックスリザーブ」というブランドで、簡単に言えば普通のスタバのコーヒーより美味しいコーヒーの種類らしい。

お姉さんがそのままコーヒーたちの説明をしていく中で一つ、心を打たれたコーヒーがありそれを注文し、会計をすると、


お姉さん「1056円です!」


失敗した。値段を見忘れたのだ。
いつも通りのアイスコーヒーの約3倍の値段に震える膝を必死に左手で押さえながら右手でお会計をする。

363円のアイスコーヒーだったら、アレが買えた、、コレもできた、、。と落ち込んだが、ふと考えてみたら「こんな機会がないとこのコーヒーは頼まなかったな。」とも思う。

逆立ちするように、ポジティブに考えた。

「どうせなら1056円分楽しむぞ。」

ここで僕が行った行動をまとめる。

①このコーヒーの生い立ちを徹底的に調べて感情移入する。
②コーヒーを思い浮かべる曲を聴きながら飲む(※SIRUPの「LOOP」を選曲。)
③何故このコーヒーの説明に心を打たれたのかを深掘りして自分が今求めている事を見つめ直す。

①②③を行って、それぞれどうだった?という感想は割愛させていただくとして、結果的に僕は今このコーヒーのおかげで「1056円」以上の体験をできたと満足しているし、ひとつ、頭に思い浮かんだ事がある。

「冷静に考えたら、こんな失敗、誰も見ていないよな。だったら、成功に変えちゃえばいいか。」


よくある手垢ベットベトな結論で、人にはとても言えないが、誰も見ていないなら恥ずかしくもない。


 
「お姉さん、おかわりいいですか?」


 

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