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漫画の感想

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#アニメ感想文

「【推しの子】をどう読んだか」をもう一度整理しながら、この物語のどこが好きかを語りたい。

「【推しの子】をどう読んだか」をもう一度整理しながら、この物語のどこが好きかを語りたい。

 ↑で「自分が【推しの子】をどう読んだか」を書いたが、もう少し整理しておきたい。

◆【推しの子】は「ご都合主義の物語」である。

 最初に【推しの子】を読んだ時から、これは「吾郎が必要としたから存在する、吾郎の内面世界に強烈にリンクしたストーリーだろう」と感じていた。

 作内現実が吾郎の妄想でてきている、というわけではなく、「読み手である自分たちが観測しているストーリーは、吾郎が必要としている

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「【推しの子】」とは何だったのか。

「【推しの子】」とは何だったのか。

 最終回を読んだ。

と書いてあるので、一読者である自分にとって【推しの子】とは何だったのか?を語りたい。

◆なぜ吾郎はアクアに生まれ変わったのか?

 自分は【推しの子】で重要なのは、この問いに対する答えだと思う。
 この問いにどう答えるか?で【推しの子】の読み方はかなり変わる。

「なぜ吾郎はアクアに生まれ変わったか?」

「生まれ変わりというズルを神(作品)が許した理由」それは「使命を見つ

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【「逃げ上手の若君」キャラ語り】北畠顕家の圧倒的主人公感がまぶしすぎる。

【「逃げ上手の若君」キャラ語り】北畠顕家の圧倒的主人公感がまぶしすぎる。

※本記事には「逃げ上手の若君」の既刊16巻までのネタバレが含まれています。未読のかたはご注意ください。

 北畠顕家が最初出てきたときは「また、濃いキャラが出てきたな」としか思わなかった。
 今や自分も奥州武士になってついていきたいほどだ。カッコ良すぎ。

 以前瘴奸の記事で、歴史モノにおけるリアリティと共感のバランスの難しさについて書いた。

 北畠顕家は公家の名門の御曹司だ。
 この当時の公家

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アニメ「鬼滅の刃・柱稽古編」第一話の感想。

アニメ「鬼滅の刃・柱稽古編」第一話の感想。

 昨日から始まった「鬼滅の刃・柱稽古編」の第一話を見たのでその感想。
 物語的には決戦前の日常回の要素が強いけれど、柱の日常の姿が見れるのは柱稽古編くらいなので楽しみにしていた。

◆冒頭:アニメオリジナルの不死川と伊黒の共闘シーン

 のっけからアニメオリジナル展開で、不死川と伊黒が共闘していた。
 この二人、親友設定のはずだが、この時の言動は二人とも冨岡に対する時と大して変わらない。
 自分の

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アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」の感想を、原作との違いを軸に語りたい。

アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」の感想を、原作との違いを軸に語りたい。

*原作のネタバレが多少あります。

 アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」を見た。
 原作では読み方に迷ったり、どうなんだろう?と思う部分が綺麗に補完されていた。(フェルンがザインに「蹴って済みませんでした」と謝っているところが凄く良かった)

◆原作とアニメのシュタフェルの違い。

 原作を読んだ時は、誕生日プレゼントを買い忘れたシュタルクに対するフェルンの態度を理不尽に感じ、それを

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「ヤンという機能」が「銀河英雄伝説」をこれほど長く愛される傑作にしている。

「ヤンという機能」が「銀河英雄伝説」をこれほど長く愛される傑作にしている。

 記事が読んでもらえているのをきっかけに、久しぶりに「銀英伝」のことを思い出した。
 前から自分が「ヤンをどう見ているか」を書きたいと思っていたので、いい機会なので書こうと思う。

*原作10巻まで及び他の田中芳樹の作品のネタバレが含まれます。

◆ヤンは「当事者としての選択とそれに伴う責任」を免除する機能。

 自分はヤンをキャラではなく「機能」として捉えている。
「銀河英雄伝説」の面白さと凄さ

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ある作品を読むことで他の作品の理解が深まると、テンションが上がる。(「葬送のフリーレン」×「ノルウェイの森」)

ある作品を読むことで他の作品の理解が深まると、テンションが上がる。(「葬送のフリーレン」×「ノルウェイの森」)

「葬送のフリーレン」を読んでいて、「ノルウェイの森」の永沢のセリフを思い出した。

「君はよくわかってないようだけれど、人が誰かを理解するのはしかるべき時期が来たからであって、その誰かが相手に理解してほしいと望んだからではない」(「ノルウェイの森」(下)P116)

 このシーンの永沢は終始、邪悪と言っていい残酷さをハツミに向けている。このセリフはその悪意の極めつけと言っていい。

 主人公のワタ

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【「葬送のフリーレン」キャラ語り】「黄金郷のマハト」は、「自分が凄く好きなことにまったく才能がない人」だから共感してしまうのだ。

【「葬送のフリーレン」キャラ語り】「黄金郷のマハト」は、「自分が凄く好きなことにまったく才能がない人」だから共感してしまうのだ。

*既刊11巻までのネタバレが含まれます。未読のかたはご注意ください。

(これまでのあらすじ)

 これまでブログやnoteで、「葬送のフリーレン」は主要キャラは人間関係の機微を察知し対応する能力が異様に高く、その能力を標準としてコミュニケーションをとっている。
 そしてそういうハイレベルなコミュケーションを行うキャラの内面は直接的にはほとんど描写されない。そのため、その内面もそこから派生するスト

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「葬送のフリーレン」の男キャラの人間関係に対応するスキルとケア能力は、超人的である。

「葬送のフリーレン」の男キャラの人間関係に対応するスキルとケア能力は、超人的である。

「葬送のフリーレン」を読み返したら、シュタルクやザインに対するフェルンの態度が余りに理不尽で我儘なのが気になった。
 フェルンのシュタルクやザインに対する態度は、↓に書いた究極の甘えだ。

「不機嫌や無視で人をコントロールしてはいけない」とよく言われるが、フェルンは「家族に感情や機嫌をモロに出す甘え」をそのままやっている。

 人間関係は相互作用を長いスパンで本人同士が判断するものなのでそれだけを

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【鬼滅の刃】アニメの伊黒が蜜璃に靴下をあげるシーンについてちょっと語りたい。

【鬼滅の刃】アニメの伊黒が蜜璃に靴下をあげるシーンについてちょっと語りたい。

*原作のネタバレが含まれています。未読のかたは注意してください。

 完結してから見ようと思ったのだが、Twitterで靴下シーンがあがっているのを見て我慢できずに見てしまった。
 甘露寺さんの戦闘シーン、臨場感があって素晴らしかった。漫画ももちろんいいが、動くとさらにいい。
 あと甘露寺さんの背景が原作からかなり書き込まれていてよかった。
 鏡の前で髪の毛を黒くするシーンの悲しそうな顔にグッとき

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「『帝一の國』どこに納得がいかないか」と「『鉄血のオルフェンズ』のどこが好きか」が同じなので、まとめて話したい。

「『帝一の國』どこに納得がいかないか」と「『鉄血のオルフェンズ』のどこが好きか」が同じなので、まとめて話したい。

*タイトルの通り、「帝一の國」のネガティブな感想が含まれています。注意してください。
*「帝一の國」及び「鉄血のオルフェンズ」のネタバレが含まれます。

「帝一の國」は「ライチ☆光クラブ」のアンチテーゼのような話だった。
 11巻の巻末の「マヨネーズ皇帝」は「ライチ☆光クラブ」とまったく同じ話をしている。
「帝一の國」は、最終的には「マヨネーズ皇国」を作った高天原と裕次郎が「ラスボス」になることで

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