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漫画の感想

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#進撃の巨人

【「進撃の巨人」キャラ語り】「友達とは何か?」を描いた「進撃の巨人」第69話「友人」が好きすぎる。

【「進撃の巨人」キャラ語り】「友達とは何か?」を描いた「進撃の巨人」第69話「友人」が好きすぎる。

「創作はすべて作者の願望」の亜流みたいな雑な話だし、例えもズレている(サウザーは愛情の喪失に傷ついたのであって友情ではない……台詞もそうなっているし)
 ジャンルの特徴について話したい、ということはわからないでもないが、それを踏まえても持論のために触れるものすべてを雑に扱いすぎだと思う。「その論が正しいかどうか」以前の問題だ。

 友達は

二人が「相手は友達」と思っていることだけが、成り立つ要件

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「進撃の巨人」のアニメオリジナルエピソードに納得がいかず、見続けようか悩んでいる。

「進撃の巨人」のアニメオリジナルエピソードに納得がいかず、見続けようか悩んでいる。

 話題にする時期として微妙だし余り不満を言うのもなと思ったが、どうしても気になったオリジナル箇所があるのでそのことについて書きたい。

◆なぜ入れたかがわからない。

 アニメは原作とラストが違うと聞いて見始めたが、シーズン1の後半で気になる改変が二ヶ所あったのでこの先見ようか迷っている。

 一か所めは地下道の前でアニがアルミンに問い詰められたシーン。
 アニメではアニが唐突に笑い始めたけれど、

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「進撃の巨人」全34巻を一気読み(再読)した感想を箇条書き。

「進撃の巨人」全34巻を一気読み(再読)した感想を箇条書き。


◆あまりに面白くて「なぜこんなに面白いのか」真剣に考えてしまう。

 アニメは原作とラストが違うという噂を聞きつけて、アニメを見始めた。
「滅茶苦茶おもしれえええ。続きどうなるんだ(知っている)」→ちょっとだけ原作で予習しておくか→「超おもしれええええ(人生二十回目くらいの叫び)」→結局全34巻一気読み。
 読んでいる途中、余りに面白くて「なぜこんなに面白いのだろう」と真剣に考えた。

◆半生記

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「『他人にとってはマイナス200点』だとしても描く。そんな『どうかしている人』に用がある」

「『他人にとってはマイナス200点』だとしても描く。そんな『どうかしている人』に用がある」

先日、「さみしがり魔女は崖の上」という作品を読んだ。

巻末に掲載されている「編集部からのコメント」を読んだときに、すぐに新人漫画賞の審査員をした時の諌山創のコメントを思い出した。

この言葉が凄く好きなのだが、特に「漫画は」とか「創作は」ではなく、「僕は」というところが「さすが! 好き好き好き滅茶苦茶好き(×10)」と思ってしまう。

「進撃の巨人」の序盤は、絵は下手だし、会話や演出もぎこちない

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「鎌倉殿の13人」と「進撃の巨人」の女性キャラの面白さ。

「鎌倉殿の13人」と「進撃の巨人」の女性キャラの面白さ。

第12回「亀の前事件」が想像を遥かに超えて面白かった。

「鎌倉殿の13人」の第12回「亀の前事件」は想像以上の面白かった。
三谷幸喜の本領であるシチュエーションコメディの上手さが爆発していて、何か起こるたびに「えええっ?!」「そうくるかあっ!」「どうすんだよっ、これっ!」と一人で画面に向かって叫び、最後は「うひゃひゃひゃっ!」と笑って終わった。
あの展開は笑うしかない。

パパ政がついにキレてし

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「進撃の巨人」について本当に思ったことを、やはり書いておきたい。

「進撃の巨人」について本当に思ったことを、やはり書いておきたい。

「進撃の巨人」を最後まで読んだ感想として、「個人的な物語からみんなのための物語になったんだな。何はともあれ完結おめでとうございます」という当たり障りのないことを書いた。

自分が「進撃の巨人」という話を最後まで読んで感じたことは、恐らく他の人とは共有できないだろうと思ったからだ。

でも「進撃の巨人」について思い出し、どうしても自分があの話から受け取ったものを言葉にしておきたいという気持ちがわいた

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