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齋藤悠紀
2023年12月26日 13:31
国昌寺の開かずの門を描いた際、門の表と裏それぞれの表情に惹かれ、両方とも描きたくなり、二点連作にしました。今年の後半は、ほとんど見沼やその周辺を足や本、ガラス絵で散策していました。思えばそれ全体が、私の制作の日々でした。 国昌寺は、見沼代用水東縁にあります。それは日光御成道に接しています。その開かずの門の龍の彫刻は、日光東照宮の眠り猫や三猿で有名な左甚五郎作とのこと。これが歴史的事実かどうかは
2023年12月27日 23:15
前回から、小作品の双龍と鷺の制作。
2023年12月23日 13:20
科戸(しなと)は、風の起こるところ。罪を吹き払う風。元を辿れば神道に登場する言葉ですが、画面下に描いた開かずの門は国昌寺のもの。 明治政府の神仏分離政策以前は、神と仏は当たり前のように混ざり合っていました(神仏習合)。例えば日本の七福神を代表する柔和な大黒天が、インドでは破壊の神だったのは有名な話です。 このように外から入ってきたものを、自らの内のものとどう折り合いをつけるかは、人間の常に変
2023年12月21日 22:59
時間や空間を超え、そこにあるもの。和磁石、道、見沼という環境。全体を俯瞰する形で双龍に見立てた作品です。京橋(大阪)GOROさんの、雰囲気のあるしっかりとした額。 この最奥層の和磁石の表現(別角度のクローズアップはこの記事に)は、今回の制作で初めての試み。見る人にハッとさせ、その記憶に存在感を強く残しながらも、同時に絵全体としては、あくまでも視覚的なシンプルさを失わないように出来ないか・・・
2023年12月20日 16:50
これまでに各層に描いたものを重ねます。それぞれの陰影や色彩が反射し合い、角度によって微妙に変化してゆきます。金箔の感じは、この作品はスポットよりも自然光が綺麗な気がします。
2023年12月14日 23:39
見沼にまつわる龍のテーマで、3層の多層ガラス絵に取り組みます。それぞれ異なる時空をバラバラなままひとつの絵にしたい。続く
2023年12月10日 17:11
大きな作品を描いている途中で、それぞれ単体でも描いてみたくなり、並行して制作しました。こちらでは大作の方ではやらなかった多層で試みます。 どちらも掌に収まるサイズ感。 嵌め込んで完成。どちらも斜めから見ると、より浮遊感が楽しめます。水生の小動物が泳いでいるような雰囲気になりました。追記)2点とも個人蔵になりました。
2023年10月15日 22:47
箔貼り。 手前の層。この段階で2層。 3層を重ねて完成です。
2023年10月11日 22:58
門の表からの絵を描いたので、内側、裏も描くことにしました。 裏門は、また別の場所に繋がっているかもしれない。 閂(かんぬき)は止めている木の棒。漢字がそのまんまですね。 支えているのが閂鎹(かんぬきかすがい)、あるいはそのまま鎹(かすがい)。 赤茶で錆びた鎹と、閂を補強?する為の金属が朽ちかけて緑青が出ている。裏側もいざ描いてみると十分味わい深いことに気付きます。 早速掻き出し。その
2023年10月7日 21:47
「龍猫図」多層ガラス絵(3層) 龍というお題から、自分にとって最も身近であまり詳しく知らなかった環境への掘り下げによって、少し変わった龍の作品になりました。この一点を作る間に考えたことなどからもう少し作りたいものが派生してきました。
2023年9月30日 21:19
前回描いたドローイングなどから、作品の指針が見えてきたので、描いてみることにします。 目の前の古びた門と、歴史の龍という異なる現実を、2層で表現する予定。 国昌寺の開かずの門の伝説では・・・ 昔、見沼ではしばしば湖面をのたうち回る龍がいたため、日光東照宮の「眠り猫」で有名な、左甚五郎に木彫を彫ってもらい、寺に納め釘を打ち込んでおいた。しかし、葬列がその門を潜り抜けた際、棺が軽くなったので開