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【年代順おすすめ①】凛として時雨のアルバムを年代順に並べておすすめ曲を紹介する①

僕が高校時代から変わらず一番大好きなバンド「凛として時雨」。
・男女ボーカル二人とも声がバカ高い
・曲が暗くて鋭くて怖い
・曲タイトルが変
・歌詞が変
・なんかガチャガチャしてる
と、「好きなアーティスト誰?」と聞かれたときに非常に人にオススメしにくいバンドであるのだが、他のバンドには真似できない音楽性から唯一無二のバンドと称されてハマる人は多い。
最近は他アーティストがこういった鋭い曲を出したりすると「時雨っぽい」と比喩されるぐらい、一つのジャンルとして確立している。

2020年11月7日現在、初の配信ライブである「凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition」を開催し、今それを見ました。
かっこいい。。1stアルバムの曲全部やったよ。。音めっちゃよかった。。

友達が少ない僕はこの感動を共有する友達もいないので、僕の大好きなバンドの僕の大好きな曲をどうしても紹介したくてここに書くことにしました。

次回②はこちら→

【凛として時雨 年代順アルバム&おすすめ曲】

①「#4」

凛として時雨の1stフルアルバム。初めて聞く人にとっては驚きの連続だと思う。
曲の構成が複雑なのは凛として時雨にとってはもう当たり前のことなのだが、メロディがとても聞きやすく耳に残る曲が多い。

1. 「鮮やかな殺人」

1曲目からこのタイトルである。
Gt.Vo.のTKのハイトーンボイスで始まるこの曲。非常にメロディアスなAメロが終わると急に曲がピタッと止まる。
そのあとサビに入るとガラッと曲調が変わり、誰もがびっくりする。
サビに関してもとてもメロディアスで、心をガツンと揺さぶられるようなメロディになっている。
【楽曲おすすめポイント】
・ガラッと曲調が変わるサビ。
・サビ終わりの「あ・ざや・かぁにぃ」と歌うところ。TKの声が投げうつように色っぽく流れていく。

2. 「テレキャスターの真実」

ジャキジャキと切り裂くようなテレキャスター(ギターの種類ね)の音色から始まるこの曲。
この曲も「鮮やかな殺人」同様、サビでガラッと曲調が変わってびっくりする。2曲続けて「おおっ。。」となる。
ちなみに「テレキャスターの真実」とは、ネット通販でレスポールを買ったつもりのTKが、間違えてテレキャスターを注文してしまっており、ショックのあまり押し入れにしばらくしまっていたというエピソードから来ているらしい。
【楽曲おすすめポイント】
・イントロのテレキャスターの音色の気持ちよさ。
・ガラッと曲調が変わるサビ。
・ハーモニクス音のアルペジオで終わる曲の終わり方。

3. 「Sadistic Summer」

こんなに「サディスティック」を連呼する曲他にないと思う。
TKが繰り出す高速アルペジオが非常に多く登場するこの曲。
サビも全高速アルペジオ。
ライブで見るとTKの右手がものすごいスピードでとんでもないことになってるのがわかる。
Aメロでは、「サラワレタイ夏 Sadistic Summer」という歌詞をBa.の345が艶やかな声でひたすら連呼する。
サビも非常にメロディが綺麗で、夏の切ない雰囲気を感じることができる。
【楽曲おすすめポイント】
・Aメロの345が歌っている後ろで、やりたい放題やっているTKのギター。もはや345の歌が演奏で、ギターの音が歌なんじゃないかと思う。

5. 「Acoustic」

このアルバムの中で比較的静かな曲。と思ったら途中から怒涛の展開を見せる。
この展開が非常にドラマチックでどこか切なく、「感傷に浸る」という表現が合ってるかわからないが、そんな感覚になる。
曲後半の展開がCDとライブとでは違うのも魅力。
【楽曲おすすめポイント】
・怒涛の展開に入る前のDr.のピエール中野によるハイハットのチキチキ。
・怒涛の展開時のギターハーモニクス+ディレイによる美しい浮遊感。

7.「CRAZY感情STYLE」

なんだこの曲名は、と思うかもしれないが、この言葉に非常にポップなメロディが乗ってくるんですよ。
これも全体を通して歌のメロディが聞きやすい曲。そこに鋭い轟音サウンドを載せることにより、時雨サウンドとなっている。
【楽曲おすすめポイント】
・始まりのDr.ピエール中野による「ドコドン、、ドコドゥン、、ドチッ」というドラムの音。
・「僕のせいで 死んじゃえばいいよ」

8.「トルネードG」

なんだこの曲名は、と思うかもしれない。
前述の7.「CRAZY感情STYLE」から曲が繋がっている。
その名の通り、竜巻に巻き込まれているようなイントロで始まる。
サビの345の伸びやかな声がすごく美しく響いていく。
この曲はギターのジャキジャキした音がとても気持ちよくて好き。
ちなみに2008年に行われたツアー"FIGHTING G"は、Dr. ピエール中野が痔と闘っていたことから名付けられた。
【楽曲おすすめポイント】
・イントロのジャキジャキしたギターの音。
・Aメロの結構低い音を、ウィスパーでなく歌うTK。
・アウトロのベースの直後、フェイザーの直後からダンッと弾けるようなギターの音。

9.「傍観」

時雨ファンにとってはお馴染み。少し前までは、ワンマンライブでは必ずこの曲で終わっていた。
非常にダウナーで心を侵す曲。
「僕は知らない 僕は見えない 僕は汚い 僕は消えたい」と絶望を塗り重ねていくサビが、どんどん自分を脆く壊していくような感覚になる。
最近のライブではこの曲の最後、TKがステージ上1人になってギターをめちゃくちゃに掻き鳴らし、ガシャーンとギターを放ってハウリング音とともに去るという演出がなされている。
楽器を大切に、などの意見は置いといて、すべての力をステージ上に置いて帰る姿は我々のエネルギーもすべて掻っ攫っていき、しばらく茫然とさせられる。
【楽曲おすすめポイント】
・一度ライブで見たほうがいい。

10.「TK in the 夕景」

9.「傍観」で茫然とさせられた後、強制的に目を覚まさせられるかのように、殴るようなギターの音で始まる「#4」最後の曲。
1.「鮮やかな殺人」にも出てきた「ネコ」という歌詞で始まるこの曲だが、何かストーリーがあるのだろうか。
3人の目まぐるしい演奏に継ぐ目まぐるしい展開が、ジェットコースターのように最後まで駆け巡る。
曲の最後、アルバムの最後がこれまた殴られたかのようにガツンっと終わり、ハッとさせられる。
【楽曲おすすめポイント】
・イントロの殴るようなギターの音。
・急停車、急発進のような怒涛の展開。
・アウトロの殴るようなバンドの音。

書きすぎた。。。

ほぼ全曲じゃねーか!!!
勢いに任せて書いてたらアルバム1枚で結構な量になってしまったので記事を分けます。。
溜まっていた分吐き出しすぎました。反省もしてませんが後悔もしていません。
自分がギターを弾く分、ギターびいきな感じになっちゃったかもですが、僕の耳にはこんな風に聞こえていますよ、といったふうに楽しんでいただけたらなと思います。
こりゃ全アルバム書くの大変かもしれん。。

次回②はこちら→



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