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【年代順おすすめ②】凛として時雨のアルバムを年代順に並べておすすめ曲を紹介する②

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前回の続き。大好きなバンド「凛として時雨」のアルバムからおすすめの曲(僕が好きな曲)を勢いに任せて紹介してます。

②「Feeling your UFO」

凛として時雨の1stミニアルバム。
5曲というコンパクトな構成ながら、アルバムとしての完成度が非常に高く、評価も高い作品。
時雨らしさがギュッと詰まった作品になっている。

「想像のSecurity」

僕が時雨にハマったきっかけの曲。今でもこの曲が一番好きだったりする。
これぞギターというような特徴的なリフが目立つこの曲。
衝動をすべて詰め込んだような密度の音が脳みそをどんどん支配していく。

サビ前になると雰囲気は一変し、妖しい空間をふわふわ漂っているような感覚になる。ここで初めて入ってくるBa. 345の声も相まって妖しさが増していく。

サビに入ると、エモーショナルな音の階段を上っていくようにGt. TKの声がどんどん上がっていき、最後感情をそのまま声に乗せるように叫んでいく。
TKの声が行き切った思ったところから更に高いキーで345の声が覆いかぶさり、そのまま345のパートへ。
345はまた逆に音の階段を下るように感情を乗せていくのだが、そこの終わりにまた覆いかぶさるように再びTKのパートへと戻って階段を上っていく。

このサビのVo.2人による掛け合いが何とも言えず心に直接衝撃を与えてくる。。

【楽曲おすすめポイント】
・ギターのカッコよさがすべて詰まったようなエモーショナルなリフ。サビ前の妖しいギターリフ。
・Dr. ピエール中野によるタムを多用した鬼のような手数のドラミング。
・Vo.2人によるサビの掛け合い。
・「今この言葉を どこかで見ているの 今この世界は どこかで見たような。」

「感覚UFO」

ゴリッゴリに歪んだベースの音で始まるこの曲。
前曲以上に初期衝動が凝縮されたような曲。
ギターの妖しいリフで曲が進んでいく中、時折爆発させてはまた妖しく戻りというようにこれも強弱が激しい曲となっている。

曲後半になると、沸き立つようにボルテージが上がっていき、ハウリング音とTKの叫び声によって一気に沸点が頂点に達して爆発する。
たぶんお母さんとかに聞かれるとびっくりされると思う。
そのあとの展開も非常にエモくなっていて、心をぎゅっと握られながら叫んでいるような声にあてられ、こっちの身体も熱くなってくる。

【楽曲おすすめポイント】
・ぐつぐつと沸騰していくような曲の展開。音の厚み。
・曲後半最高潮に達した時の爆発力。

「秋の気配のアルペジオ」

秋の夕焼けに照らされているような雰囲気の曲。
今までに比べて345のパートが多いのも特徴。
美しいギターアルペジオの音が曲を通してセンチメンタルな雰囲気を奏でるが、曲後半はこれまた非常にエモーショナルな展開となっている。
「アルペジオSadistic夕景」という、文字で見るとあれなんだけど、ここに美しいメロディとハモリが入ってくる。

【楽曲おすすめポイント】
・曲後半のTKと345の、泣き出しそうになるくらいエモーショナルな声の掛け合い。

「ラストダンスレボリューション」

嘘だろというのような曲名のこの曲。
誰もいない無機質なフロアに立っているかのような、時雨にとってはダンスナンバーのような曲なのかもしれない。
1曲を通してTKと345の歌の掛け合いが行われている。

前3曲よりも落ち着いたテンポと曲の雰囲気に浸っていると、急に90度曲が変わったような展開がやってくる。
それに驚いていたのも束の間、そこから更に180度曲調が変わるという予測不能な構成になっている。

最後にTKが歌っている、「The Lust Dancing 見つけたんだ」「The Lust Dancing 見えないんだ」の部分、
実はとんでもないキーをファルセット(裏声)なしで歌っている。
ライブでも同じパフォーマンスで歌ってくるので、つくづくその凄さに圧倒される。

【楽曲おすすめポイント】
・途中で何度も急転換する曲展開。
・ラストのTKのとんでもないキーの歌声。

「Sergio Echigo」

曲名「セルジオ越後」。あの人だよね。。?なんで。。?
Gt.Vo. TKは昔はサッカー少年だったらしいので、そこからなのか。。?

夕焼けに包まれているような温かい温度で始まる曲。
ささやくようなTKの声で進んでいくと、そのセンチメンタルな雰囲気のままサビへ。
魂から絞り出すような声でメロディ・絶叫を繰り返して、これも泣き出しそうになるくらいのエネルギーが込められている。

サビが終わった後からなんと間奏が2分20秒。
そこから再びサビに入り、それが終わると驚くほど展開がスピードアップ。
予想だにしていない展開に脳みそをついていかせないまま、感情をすべて置き去りにするようにハウリング音とともに曲が終わる。

【楽曲おすすめポイント】
・センチメンタルで美しいメロディ。
・最後のこれまた怒涛の展開。

結局全曲書いちゃった。

おすすめ曲を厳選するつもりが、きっちり全曲書いてしまった。
許してくれ。このアルバムはしょうがないんだよ。
曲単位で聞くのももちろんよし。
アルバム全体を通して聴くとその流れを汲んで曲がまた違うように聞こえるからおすすめだよ。
人によって曲の感じ方は様々だから、あくまでこれは僕の目線で見た場合だよってことで楽しんでください。
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