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2024年6月の記事一覧
孔子廟「違憲」判決を批判する「反靖国」キリスト者の薄っぺら声明(令和3年4月2日、金曜日)
すでに書いたように、2月24日、最高裁大法廷は、沖縄・那覇市が所有する公園内に立地する孔子廟(設置者は一般社団法人久米崇聖会)について、市が土地使用料を免除していたのは、憲法の政教分離原則に違反するなどとの重要な判断を示した。それから半月後、「信教の自由」「政教分離」にとりわけ敏感なキリスト者が厳格主義に立つ声明文を発表した。今日はそれをご紹介したい。
すなわち、先月11日に発表された、日本バプ
ふたたび岡田東京大司教様へ──なぜそんなに日本批判に血道を上げるのですか?(「正論」平成19年6月号から)
岡田武夫東京大司教様、前回の手紙はお読みいただけたでしょうか? 近年の教会指導者の政治的言動には見過ごせない疑問点が多々あり、杞憂(きゆう)であればと願いつつ書簡をしたためた次第です。けれども懸念はけっして私だけではないようで、ある信者の方から届いたお便りにはこう書かれていました。
「拉致(らち)被害者の家族を支援するならまだしも、主権を侵している北朝鮮の側に立った発言を繰り返す司教様もおられ
「詔書のお示しのままに」─天皇制存続を進言した賀川豊彦(平成19年2月24日土曜日)
近代日本を代表するキリスト者の1人である賀川豊彦が、敗戦後の日本に進駐してきたマッカーサー総司令官に天皇制の存続を進言していたことはよく知られていることですが、あらためてこの事績と意義を紹介する、賀川の親族による論文が、最近、発行された賀川を記念するNPO法人の会誌に収録されている、と徳島新聞が伝えています。
〈http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=
信徒ら2600人が参列した長崎の「二十六聖人」追悼ミサ──なぜ「迫害」は起きたのか(平成19年2月6日火曜日)
昨日、長崎の二十六聖人殉教地で追悼のミサが行われ、信徒ら2800人が参列したそうです。二十六人がこの地で「殉教」したのは410年前の2月5日でした。
近世のキリシタン迫害はとても正視に耐えられるものではありません。宗教的に寛容なはずの日本でこのような宗教弾圧が起きたことは信じがたいほどです。だとすれば、なぜそのような「迫害」が起きたのか、たとえば二十六人はなぜ「殉教」することになったのか、そ