見出し画像

「学び直し」熱がグングン来てます!Part2

前回、大人の“学び直し“が熱いということを書きましたが、そのポイントは以下の4点。
①    学びを通じて“つながり“を生み出す
②    それは、“仲間“と“目標“が生まれるということ
③    学びのバリエーションがもっと増えたらいいな
④    それには“誰でも先生になれる“システムで先生の多彩化を
そして、この“誰でも先生になれる“が「地方創生」につながるな、ということについて今回は書きたいと思います。

学びの場は“授業“と・・・「部活」!

振り返ってみると、学生時代、仲間作りのチャンス/場は敢えて大きく分けると2つありました。
1つは「クラス」
そしてもう1つは「部活」
いわゆる“授業“という形は勿論学びでありますが、同じくらい、いや人によってはそれ以上に学びやそれによる成長があったのが「部活」だったのではないでしょうか。
ちなみに、私は中学時代は陸上部で短距離をやっていましたが、練習した分だけタイムが上がるのは今振り返ってみてもわくわくする時間だったな、と思います。
そしてそのメンバーと一緒に休日に集まって、少し離れた川の草むらと神社にエ○本ハンティングに行って絆を深めた?ものです。
そして、この「部活」、学生時代の特権にしておくのは勿体無いと思うのです。
そう、大人だって「部活」したっていいじゃないか!と。

誰でも先生ならぬ“誰でも顧問“で地域の企業が「部活」を作る

以前、農家の取材に行ってそこで甘いトマトの作り方の話を聞いた時、その内容が非常にアカデミックでめちゃ面白かった、ということを書きましたが、こういったケースは他にもたくさんあると思います。
日本全国のこだわりを持った企業や生産者の皆さんの中には“大人が学びたくなる何か“を持っている人や会社がいっぱいあるのではないかな、と。
そんな皆さんが自分達発の「部活」を作る。
地域の方は勿論、地域を越えて全国、いや世界の人が「部員」となる。
そこにはその企業や生産者さんと「部員」との“つながり“が生まれるに違いありません。
そして、そこでは部員同士のつながりも生まれ「仲間」が出来上がっていきます。
更にそのつながりは、地域への来訪や商品の販売の拡大などへも繋がっていくのではないか、と思うのです。
自らのこだわりを学びコンテンツに変換して「大人の部活」を作る。
これが、地方創生につながる新たなコミュニケーション&コミュニティ創出の仕組みになると思います。

部活は何の為に?そう、「文化祭」の為に⁈

人間、日々部活動で修練を続けていくには、やはり「目標」が必要です。
その目標こそが文化祭、「大人の文化祭」です。
様々な「大人の部活」の部員達が一堂に会し、日頃の成果を発表し合う、もうドキドキとわくわくのハレ舞台です。
大人になってからそんな感覚を体験出来るって、素敵だと思いませんか。
そして、その感覚はとても大きなエネルギーを人生に与えてくれると思います。
地域の企業が作った「部活」に参加して仲間で出来て、「文化祭」という目標に向かって自分を磨いていく。「
部活」と「文化祭」これは、単なる地域企業のマーケティング施策ではなく、実は、“地域に住む大人達“を元気にする取り組みなのです。

地域の人がイキイキ元気、が地方創生の要

地方創生というと、どうしてもその地域の産業の発展やマーケットとしての成長に目がいきがちです。
いかに地域外から人を呼んでくるか、お金を落として貰うか、にフォーカスして施策を作ることが多いのではないかと思います。
勿論、それも大切ですが、「地域の人が元気に人生を謳歌すること」。
その元気エネルギーこそが地域の元気の源なのではないでしょうか。
そして、人はエネルギーのある場所に自然と集まって来るものです。

「部活」と「文化祭」で地域の大人を元気にする。
これこそがこれからの地方創生の一つの姿であると思います。

そして、「部活」「文化祭」ときたら、もう一つ。「部室」もあると完璧ですよね。
これについては改めてまた書きたいと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?