解釈=創造 「シン」を考える
シン=新・芯・心
ウルトラマンもゴジラも「シン」という言葉が付いています。
この「シン」という言葉について自分なりに思うのは、漢字で言うと「新・芯・心」だなと(エヴァンゲリオンも「シン」がありますが、これについては元々が庵野氏の作品なので、ちょっと違うスタンスかもな、と思いますので、今回はゴジラとウルトラマンから思うことで)。
「新」
これは、単なるリメイクではなく、新しい発想でオリジナル作品を捉えていこうというスタンス。
「芯」
これは、オリジナル作品の持つメッセージや世界観など元々の“芯“なる部分は変わっていない、変えようとしていないということ。
「心」
これは“愛“とも言い換えられます。
クリエイターが本当にオリジナル作品に対してリスペクトと愛情を抱いている、ということです。
もう一つのシン=伸
これら「新」「芯」「心」の掛け算により作品にもう一つのシンが起こります。
そのシンは「伸」。
意味は成長です。
“レジェンド“コンテンツ/IPが“今“の作品になる、過去から続く続編の最新作、ではなく、新たなシリーズのとして作品の命の新たな「伸びしろ」が生まれるのです。
これって、ディズニーのお家芸?
この「シン」の活動を最も展開しているのは、ディズニーではないか、と思います。
マーベルとスターウォーズの展開を見るとそれは一目瞭然!
レジェンド作品の世界から新たな才能による新たなクリエイティブで、次から次へと新作を生み出していて、これがまたどれも面白い、と。
因みに、私、今毎週「オビ・ワン」を楽しみにしています。笑
レジェンドIP天国ニッポン
マーベルとスターウォーズ。
これは確かにすごいIPです。
でもそれ以外となると、アメリカには他社を加えたとしても、バットマンとスーパーマンくらいしかいないのでは?とも思うわけです。
それに対して、日本は、ウルトラマンとゴジラ以外にも強力なIPが山ほどあるな、と。
そう考えると、それをもっと活用しないのは“勿体無い“のではないでしょうか。
“全く新しい作品を作る“キッカケというスタンス
レジェンドIPを活用した作品作りは今までも数多く行われて来ました。
でも失敗したものも多かった。
それは何故か?
それは多分前述の3つのシン「新」「芯」「心」の掛け算が揃っていなかったりバランスが悪かったりしたからかもしれません。
レジェンドIPへのリスペクトはありつつ、オマージュで終わらせない、クリエイターとして自分のクリエイティブの限界を突破するテーマとして新たな作品をゼロから創り出す、解釈がイコール創作となる、そんな挑戦がきっと素晴らしい作品を生み出すのだろうな、と思います。
さてさて、次「シン」を創り出すのは誰?そしてどの?なんでしょう。
因みに、私の「お留守番ヒーロー」も「シン」かも?笑
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