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サイン・コサイン・タンジェント

たし算、ひき算、かけ算にわり算。
算数は実生活でも登場するが、

サイン、コサイン、タンジェント。
三角関数なんていつ登場するんだ。
数学を学ぶ事自体に何度疑問を抱いたことか。

何て読むんだから始まる数字の羅列、難解な公式、時間をかけて学んだ数Ⅰ、数Ⅱ。センター試験以降、特に使う機会もないまま何の支障もなく生きている。

しかしそれは、無知なだけで、身近なゲームにだって使われていた。

今話題のセガさんのツイート

勉強は嫌い、でも、ゲームは死ぬほど好き。
もし勉強嫌いなゲーマーキッズが、ゲーム開発に数学が欠かせない事を知ったならば、苦手意識は払拭され、算数や数学の見方が180度変わるかもしれない。

知るって、大事。


木からリンゴが落ちるのを見て、
「あ、リンゴだ」
と拾ってそのまま家路に向かうのが私。
「なぜ横や上でなく真下に落ちたのか」
と疑問を抱き木を見上げ、後に万有引力の法則を発見したのがニュートン。


電車に乗っている時に手から携帯が落ちた。携帯は上から下に落下したが「⬇️」、その間も電車は前進しているので、外からその様子を表すと正確には「↘️」落ちる前の地点と落ちた地点は電車が進んだ分だけ移動している。

落ちた携帯を急いで拾って、
「やば、壊れてないかな」
と液晶が割れていないのを見て安堵するのが私で、
「移動している人と止まっている人にとって時間の流れは同じではない」
と時間と空間は相対的なもので、同時性は存在しないと信念を固めるのがアインシュタイン。後の特殊相対理論の基礎となる考え。


バスルームでシャワーカーテンに貼りついた水滴がカーテンの下に落ちていく。

その様子を見て、
「ビショビショになってもうたな」
と手で水滴を振り払うのが私で、
「この水滴がカーテンから離れてバスルームに飛び出すことはできないのか」
とカーテンを3次元の世界に見立てて、異次元の世界を想像するのが、リサランドール。「異次元空間の証明」を研究するハーバード大学物理学教授。


同じものでも凡人と天才は見え方が違う。天才の見え方を知ることで、
なぜそんな風に思ったんだろう?

と人物に興味が湧くかもしれない。

なぜそんな事が起こりうるんだろう?

と法則に興味が湧くかもしれない。

ふとした知識が追加されるだけで、頭に沢山のクエスチョンマークが生まれる事もある。

そのまま拾って帰ったリンゴの木に戻り、違った目線で落ちる様子を観察したくなるかもしれない。
携帯が落ちる様子を放物線で描いてみたいと思うかもしれない。
シャワーカーテンを指で弾いて水滴が移動する様子を何かにたとえようとするかもしれない。

僅かなインプットでも、次の行動は全く別ものになるかも知れない。


頭がスポンジみたいな子どもは「なんで?」を見つける名人。化ける可能性は無限大だ。

世の中に蔓延る全ての現象に対し、自分の持っている知識なんてアリンコの脳みそにも満たないかもしれない。(アリさん侮辱してごめんなさい)

子供にとって1番身近にいる親の影響力も絶大。
自分のテリトリー外の事でも、実は子どもは目をキラキラさせて興味を持つ可能性もあるからだ。

親の無知のせいで苦手意識を受け継がせてしまわないようにせねば、、、と思った朝でした。

THE文系の私はTHE理系の主人から随分前にリサランドールの本を紹介してもらったが、正直挫折した。でもまあ、また挫折してもいいや。また読み返してみよう。まずは苦手意識の克服だ!


今日は朝から真夏のような日差しの大阪。
梅雨明けも近いのかな。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました☀️







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