胡蝶の夢
胡蝶の夢を見て
ゆめうつつを生きていく
夢と現実の間には
自分の世界があると信じる
夢の中で
自由に舞い踊る胡蝶(わたし)
私は人生で
何をしていたのだろうか
何をしたいと願っていたのだろうか
紫色の神秘的な夢の中
忘れかけていた気持ちを
奮い立たせる何かが
そこにはあった
『生きる』ことを頑張っていると
ふと不安になる瞬間がやってくる
本当にこれがしたかったのかな
どういう人生を送りたかったのかな
ふと見た夢の中で
自由に飛ぶ自分を
うらやましく思い
そうなりたいと願い
目を覚ます
少しも変わらない現実に
嫌気がさすこともあるし
めんどくさいと思っていたことが
なんだか簡単に始められたときは
なんだできるじゃん私って
喜んだり
その繰り返し
その繰り返しを続けることで
気づけば理想を超えてくる
あの頃の自分は今の自分
今、変わるために
未来の胡蝶は
夢を見させる
はざま
胡蝶の夢とは
中国の荘子の説話ですね
夢が現実なのか
現実が夢なのか
夢かうつつかわからないさまを言います
人生が儚いことのたとえにも使われます
自分が胡蝶(こちょう)になる夢を見たのか
胡蝶が自分になる夢を見ているのか
どちらも自分である
だけど同時にはいない存在
胡蝶とは蝶の美称だそうです
他の生き物ではなく胡蝶として例えるところがなお美しいですね
蝶は中国で「長寿」のシンボル
再生・命と言われているそうです
美しく儚い存在と現(うつつ)の自分
このはざまを疑問に思える思想にあこがれます
そうだからそうなんだというのではない世界
かっこいい。
アメジスト
私は胡蝶の夢をアメジストで表現しました
紫色の石
2月の誕生石
夢と現実の不思議な感覚
妖艶であり魅惑的ミステリアス
憧れと嫉妬
いろんな感情を表現するのが紫色ではないでしょうか
こういう、繊細で考えなくても生きていけるはずのことを考えることに
私は”生きる意味”を探したいと思います
儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります