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ルール作成側が規律を反故。

■党員、公務員及び職員がアルコール濃度違反。
・最近のNEWS(2024年1月22日付)、「2023年にハノイ市警察は党員、公務員及び職員/575人がアルコール濃度違反を確認。違反者は懲戒または規律上の処分を受けることになる」。
・同市警察の副長官は「2023年に7万3000件以上の交通違反が処理され、その中でアルコール濃度違反の罰金総額は22億5940万円を超えた」。

■取締りを厳格に実施する。
・同市警察は「『禁止区域なし、例外なし』の精神でアルコール濃度違反の取り締まりを厳格に実施しており、特に党員や公務員に対して模範を示すための厳しい措置を取っている」。
・全国的には「2022年12月15日〜2023年12月14日までに2万2000件以上の交通事故が発生し、1万1600人以上が死亡、約1万5300人が負傷し、前年比事故が1285件、死者が1922人減少し、負傷者が660人増加した」。

■「バイクは翌日までお預かり」と謳う飲食店。
・余談、2023年ベトナムでは飲酒運転規制が厳格化されている。最近街中の飲食店では店名かと思わせる大きさで、看板を掲げるように「翌日までバイクお預かりします」と謳う告知がされている。
・ベトナムはバイク文化のため、殆どの人々は家と仕事の往復にバイクを利用し、仕事終わりに立ち寄る飲み屋へも職場から当然バイクで向かう。上述の告知はそんな彼らに対して、「バイクで飲みに来てください、バイクは翌日までお預かりしますよ」と言うお店側のサービスの一環なのだ。
・営業スタートすると店舗前の駐輪場は瞬く間に満車状態になるが、営業終了間際あんなに数多く駐輪されたバイクは既に数台しかない。飲食を終えたら皆三々五々何時も通りバイクで家路につく。要は全く告知が効いていないのだ。
・ベトナムのある若者は「お酒を飲む時、財布にはキツイけど往復の交通費500円払ってでもグラブ(バイクタクシー)を利用する」、「だって飲酒運転で給与の半分や1/3の罰金を払うのは辛すぎる、それに罰金を払えないとバイクが没収されるし、生活できなくなるよ」と言う。
・一概に言えないし全員ではないが若者の様に一般市民がルールを守り、党員や公務員が規律を守らない。ベトナムに限らずこの様な出来事はどこの国でも少なからず存在しているのだろう。

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