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わたしのなかの”あふれ”が言葉になり、その言葉たちが繋がって、詩になりました。
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#スキしてみて

あの子の笑顔

あの子の笑顔

あの子の笑顔

優しくなぞった

私は所詮、真似事

似てるとも言われないが

レモングラスの

その音色に耳を澄ませて

橙、雲は白

薄紫は、藤の花

水仙、パンジー

綺麗に咲いた

名前なんて合ってるかも

知らない私だけど

どうか落ち込まないで

勝手にがっかりなんてやめてよね

貴方が選んだの

幼稚な私を

その笑顔に

惹かれたんだからね

ここでひとやすみ

ここでひとやすみ

るん♪

と一息

ホットチャイを飲んでは

隣のカップルの会話に耳を傾ける

すん

となる

その会話の内容に

ヒヤヒヤドキドキ

でもって少し

ワクワクしたり

私って腹黒い?

私ってもしかして

ちょっと嫌なやつ?

まぁ人ってそんなもんでしょ

なーんて

自分で自分を納得させて

いつもの場所で

今日もひとやすみ

のんびり

のーん、びり。

いつも何度でも

いつも何度でも

私は咲き誇る

いつも何度でも

真っ赤なレッドカーペット

得意げに歩いて

何百、何千万とする

イヤリング

ネックレス

堂々と身につけて

心の暗い部分を隠す

閃光、揺らめき、混沌

葛藤、嘆き、悟り

全部を糧にできると思えるほど

傲慢にはなれないが

それでも進む

どうか倒れないで

どうか朽ちないで

どうかどうか

いつも何度でも

光の戯れ | 詩

光の戯れ | 詩

戯れた

いつかの記憶

けんけんぱで辿ってった

弾けて消えた

パチパチと

ホッピングシャワーのように

線香花火のように

儚く映った

遠い夏の日

ゆっくりゆっくり

歩いてゆこう

ゆっくりゆっくり

波打ち際で踊るように

わんころぼーや

わんころぼーや

わんころぼーや

寝ぼけた顔で

心を癒す

みんなの笑顔

紡いでく

わんころぼーや

もふもふしてる

触り心地は

いかが?と笑う

いつも海の傍

波打ち際

跳ねて遊んで

貝殻蹴って

走ってくから

わたしも続く

あとを追いかけて

裸足で砂の

熱さを感じながら

今日に祝福を | 詩

今日に祝福を | 詩

何気ない今日に祝福を

大事に育てた花が咲いたから

庭で蝶々が遊んでいたから

犬がワン!と吠えたから

今日もご飯を食べることができたから

何気ない今日に

普通の顔の私

何気ない会話

なんとなく思いついたアイデア

ふわぁと出たあくび

みんなみんな

大事な物語

君の横顔を見ながら | 詩

君の横顔を見ながら | 詩

大丈夫って言ったら

大丈夫って笑って

僕らはきっと

あの日の時間に恋をした

シュワシュワはじけるサイダーに

金木犀の香りに

陶器でできたピアスに

君の横顔を見ながら

幸せな時を過ごした

森の中へ入って

好きなだけ唄おう

いつかいつか

気持ちを伝えられたらいいから

とある日、寒い午後 | 詩

とある日、寒い午後 | 詩

私は私だったのに

金木犀の香りがしたのに

誘惑に負けた

劣等感に苛まれた

とある日、寒い午後

まだ季節は秋だった

でも心はマフラーをしていた

そんな矛盾を抱えた

弱い自分、白黒思考

とある日、寒い午後

振り切るように

精一杯走る 

走る

止まらぬ被害妄想とおさらばしたいから

進む

進む

いつか自分を好きになりたいから

もうすぐ冬になる

もっともっとマフラーが必要

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