【読書】『肌断食 スキンケア、やめました』に学ぶ、あなたの肌の賢さ
最近、健康に関する本が面白く読み漁っています。
実際に本で読んだことを実践し実感したこともいくつかあります。
今度、一つにまとめた記事も書いてみようと思います。
では、さっそく本書のご紹介をします。
<肌は何も染み込まない>
肌は0.02ミリほどの角層(角質層)がミルフィーユのように積み重なって膜となって私たちの体をあらゆるものから守ってくれています。
さらに角層の下に表皮細胞があり新陳代謝を絶えず繰り返し表面へ押し上げ、角質となり、最後は垢になって剥がれていきます。
著者いわく肌は
「レンガとモルタルでしっかりと守られているような状態。」
と表現しています。 肌、めちゃくちゃ強そうですね(笑)
私も塗ったりしてますが化粧水や乳液を肌に塗って「染み込んでる」と感じるのは”思い込み”と、”界面活性剤を使って肌のバリアを破壊して表面をしっとりさせている”からだそうです。
<実はスキンケアが老化を進めていた>
スキンケアの多くには保湿力を実感させるためにまず、界面活性剤で肌の油分や角層を取り除いてから保湿力のある成分を肌に覆います。
これによって肌触りが「しっとり」、「すべすべ」、「つやつや」が生まれています。
しかし、「肌に何も染み込まない」で話した通り、肌には元々、優れたバリア機能があります。
このバリア機能を半強制的に破壊して人工的に覆ったとしても時間と共に保湿力は低下していく上、肌本来のバリア機能にある「保湿」する力も弱まって行き最終的にはスキンケアが毎日必要な肌になってしまいます。
スキンケアで肌の外側が良くなっても、肌内部の角質細胞はボロボロになって行き余計に肌の老化が進行して行きます。
<正しい肌の取り扱いかた>
肌の取り扱いかたはシンプルに ”何もしないこと”。
例えば新興国など見れば日本人より何もしていない方の方が肌が綺麗な人がたくさんいます。
またアメリカの大手化粧品会社が「女性の美しさ」を調査したところ一番の美肌の持ち主はなんと!修道院の尼僧だったそうです。
具体的に本当に何もしなくて良いのかというと違います。
大事なのは以下の4つだけ
①睡眠
すでにご存知の方も多いと思いますが睡眠は体を休ませ回復させる最も大切な機能です。また睡眠も夜10時〜夜中2時の間が最も成長ホルモンが活発になり肌の代謝を良くします。 高いスキンケアを買うよりも睡眠の質を上げることにお金を使った方が肌だけじゃなく、身体全体を癒すことができます。
②食事
肌にとって栄養は大事です。大切なのは植物性タンパク質の摂取やビタミン、ミネラル。
そして最も大切なことは過食しないこと。修道院の尼僧さんの肌が綺麗なのも質素な生活を送っていたからです。
元々、人間は古代から食べれない時代が圧倒的に長かったので細胞自体も食べれない状態のほうが慣れています。
粗食であれば細胞自体が活性化し体を守ろうとします。 過食は細胞を堕落させるか、過剰に働かせている状態になります。
③運動
運動で体内の血流量を上げり肌の毛細血管まで血の巡りを良く栄養が行き届きやすくなります。激しい運動をする必要はありません。ウォーキングして少し汗ばむくらいが丁度良いです。
また汗をかくことは皮膚常在菌の大事な食べ物を与えることになります。皮膚常在菌が増えれば肌をより外部から強く守ってくれます。
④水
人間の体は成人で約60%が水です。 水を一日2リットルしっかりと摂取することで体内の水分量が減らず、また体内の老廃物が排出されやすくなるため肌に潤いが生まれてきます。
また洗顔も「冷たい水でこすらず洗い流す」だけで汚れも落ちますし、肌のダメージもありません。
<不安というスキンケア依存>
以前も記事で書きましたが「人の不安を狙った商品は売れる」のように化粧品も正に人の不安から生まれた商品です。
そして、いつしか企業が不安を煽るような広告、比較するような広告を出して「何もしなければ、あなたの肌はボロボロになる」とマインドコントロール(洗脳)していることがわかります。
著者も言われてますが
「周りに何もしなくて良い。と言ってもやはり不安からスキンケアをしてしまう人が多い。 でも、まずは少しずつ量を減らすことから始めてみる。 そして自分自身の肌の賢さを知ること、信じることが大切。」
と言われています。
<おわり>
著書を読んで私も早速、洗顔や化粧水、日焼け止め。生活リズム、食生活、運動、睡眠の質も改善しました。
やはり最初はつっぱりを感じましたが「きっと、いま肌が元に戻ろう」としていると考えて”何もしない”ようになりました。
数週間たった時に気づいたのは何もしていないのに”肌荒れが消えている”ということに気づきました。
長年、吹出物が出来やす体質でしたが以前、洗顔していた以上に肌つやが良くなりました。それに肌に余計な時間をかけなくなったので余暇(よか)が増えました。
ある意味、原始的な生活に還ることが本来の人間らしい生きかたなのかもしれません。
もっと気になる方は以下からご購入頂くことができます。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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