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#永沢碧衣

パブリックメモリーとして秋美と山衣をほどく時に。

パブリックメモリーとして秋美と山衣をほどく時に。

秋田公立美術大学10周年プロジェクト「美大(あきび)を解く(ほどく)」の展覧会『美大10年』が会期後半となり、永沢碧衣作品『山衣をほどく』の展示が始まったとのこと。先日話した、私の脳ミソの石田徹也への呪縛をほどく機会ともなるか、、、は個人的な話として↓
(「永沢碧衣『山衣をほどく』、そして石田徹也。」)

深い自然と、自然ゆえの災害の有様までも懐に抱いて巡りゆく、死んでゆく熊と山々を描いた『山衣を

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永沢碧衣『山衣をほどく』、そして石田徹也。

永沢碧衣『山衣をほどく』、そして石田徹也。

永沢碧衣さんの『山衣をほどく』がVOCA賞大賞を受賞され、複数のメディアに取り上げられました。それを見た時に、パッと想起したものがあります。石田徹也です。

永沢さんご自身にその意図は全く無いと思いますし、これはリファレンスとか参照とかそういう読みとしてではなく、あくまでも作品『山衣をほどく』のみから、私個人がただ単純に連想したものです。
構図というのか、そこにあるものと一体化している状態が、そう

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