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スーパーオオゼキに行ったら偏愛と偏愛がバチバチしてた。

ついに。行ってきました。

スーパーオオゼキ。



「オオゼキ?えっ、あのスーパーのオオゼキ?それがどうかしたの?」と思った方のために、説明します。

2019年4月10日、自称「ただの、なんてことのない、フツーの34歳主婦」であるはずのまつしまようこさんという方が、「わたしの趣味は、オオゼキです。」という超偏愛爆裂noteを書き、スーパーオオゼキへの愛を語り倒し、端的に言うと、バズりました。しかも、一瞬で終わることのない、超ロングラン・バズ!!終わりのない、エンドレス・バズ!!内容の濃い、超エクストリーム・バズ!!!

そんなバズが当然の如く私にも届き、私は「スーパーオオゼキ」というスーパーを人生で初めて知ることになったのです。

「オオゼキって、割とふつーにその辺にあるよね?」と思う方。そうでもないんですよ。実は店舗数が限られている&結構偏在しているため、私の30年の人生は、サ○ット、まい○すけっと、AE○N、東急ス○ア、イトー○ーカドーなどのスーパーによって支えられてきたわけです。

(私にとっては)彗星の如く登場した「スーパーオオゼキ」の存在。正直ちょっと「え、スーパーに、良いとか悪いとか、あるの・・?まぁ、大きいとか小さいとかはあるけど・・・」と思いました。でも、まつしまようこさんの熱量が、あまりにもヤバイのです。


10月6日都内にて、note酒場というイベントが開催されました。note利用者が集う、300人規模の壮大なオフ会。まつしまようこさんはその頃すでに「オオゼキようこ」と呼ばれるほどの超有名人。会場でまつしまようこさんを発見した時には、ドキドキしながら「(あっ、あれがオオゼキの・・・!)」と思いました。

人気者のまつしまようこさんですから、「まつしまさんと喋りたい!」という人が殺到します。私もタイミングを見計らって、飛び込んでみたのです。ついに訪れた、まつしまさんと対峙する瞬間。

私「あのぅ、私の家の近く、オオゼキ、ないんです・・・。いつもはサ○ットとか、行ってるんですけど・・・。オオゼキ、行ってみたいなって、思ってて・・!」

まつしまさん「そうなんですかぁ!・・・それで、どうですか?サ○ットは。」

まつしまさん、ガチです。サ○ットへの感想を、ガチで求めてきました。この時のまつしまさんは、まるで「超重めな人生相談を聞いてくれている親戚のお姉さん」くらいの真剣な眼差しをしていました。私は思いました。「(まつしまさん、ガチや・・・・)」と。


「気になる」はいずれ、恋に発展します。スーパーオオゼキへの想いが募る日々。一体、どんなところなのだろうか。


そして11月某日、ついに、スーパーオオゼキに行く日がやってきたのです!!!!

同行してくれたのは、同じくスーパーオオゼキ未経験者であるげんちゃん。超ヒモ感のある雰囲気を出しながら、クズくてエモい素敵すぎる小説などを書かれる方です。これがめっちゃ良いの。寒くて人肌恋しい冬の夜は、げんちゃんのnoteを訪問してみてはいかがでしょうか。

あれ、全然スーパーオオゼキにたどり着かない。サクサク行くぞ!!


晴れた日の真っ昼間、高田馬場駅で待ち合わせた私たち。「遅刻しそうな見た目で、なおかつ実際に遅刻する」で有名なげんちゃんが、遅刻しなかった。これだけで奇跡の予感、するよね。

ランチを食べながら、note酒場以降の近況報告をしたりテラハトークしたり、げんちゃんがドリンクバーで私の分の紅茶までとってきてくれたりして(優男)お腹を満たしたところで、いざスーパーオオゼキへ出陣!!!!!

私たちが行ったのは、スーパーオオゼキ高田馬場店。

駅から歩いて5分ほどたったところで、見えてきました。どーん!!

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・・・・市場・・・???それとも、倉庫・・・・?


そんな感じの見た目です。とにかく「オオゼキ」の主張が凄い。どなたが書いたのでしょうか。

中に入りました。1周ぐるりと回りました。「あー、なるほど」と思いました。一言で言うと、凄かったです。あまりに語彙力がないので、何が凄いのか、ここからはたっぷりの写真とともに、ダイジェストでお送りします。

1.「たくさん品数置くぞ精神」が凄い

店に入る前の段階で、商品に囲まれました。「これ、公道にはみ出していませんか・・・?」と心配になるほどの積みっぷり。凄い。(「衝撃超特価」って、英語では「SHOCKING SPECIAL PRICE」って言うんですね)

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2.一つの食材に対して、選択肢が多すぎる

これ、全部トマト。どんだけあるの〜〜〜〜!うちの近くのサ○ット、せいぜい3種類だよ〜〜〜〜〜!!!

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こちらは、ネギ。ネギの種類、多いよ。うちの近くのサ○ット、せいぜい2種類だよ〜〜〜!(なんなら、品切れしてる時あるよ〜〜!ネギが無いスーパーとかヤバイよ〜〜!)そして、なぜかネギとネギに挟まれているごぼう。かわいい。

左手に写るのは、買い物かごを持ってくれているげんちゃん。優男。かごの持ち方、あざとくない???

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こちらは、全部こんにゃく&しらたき。笑えるくらい多い。

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一番驚愕だったのが、餃子・春巻きの皮。しかもPOPまでかわいい。今日はみんなで餃子パーティー!!!!!したくなる!!!!!

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3.なんか見たことないものが売ってる

何この、にんじんの長いやつ・・・。

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何この、ながーいナス・・・。

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何この、タコのような大根・・・!(怖い)

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え、これらって、普通にスーパーに売ってるんですかね・・?私が無知なだけですか・・・??え・・・?

4.もはや市場

海鮮コーナーは圧巻。ここは市場ですか?築地?豊洲??それとも銚子???

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でっかい活アワビまで売ってる!!しかも安い!凄い〜〜〜〜!このまま焼いてお醤油垂らして食べたい〜〜〜!!!!!!!

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ねぇめっちゃ安くない・・・?何気なく埋もれてる明太子が2パック1,000円だって・・・。

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さて、ここからが本題。私、衝撃的なものを発見してしまったのです。

5.ガチ偏愛食材が売っている

皆さんは、ケンコーマヨネーズという会社が販売している業務用ソースガーリックバターソース」という商品をご存知でしょうか。

実はこれ、あなたの居住地およびお笑いの好みが問われているも同然の質問なのです。


説明します。

皆さんは、テレビ埼玉というローカル局で毎週放送されている30分のロケバラエティ番組「いろはに千鳥」をご存知でしょうか。

あの人気お笑い芸人・千鳥の2人が、埼玉のド僻地に行ったり、時々埼玉を飛び出して地方に足をのばしたりしながら、地元の食品を食べたり地元の人をいじったりする、めちゃくちゃ面白いロケ番組なのです。

この「いろはに千鳥」を愛するファンのことを「いろはにちどらー」というのですが、私、まさに「いろはにちどらー」なんですね。

この「いろはに千鳥」で、数ヶ月前でしょうか、発掘され、その後この番組に多大なる影響を及ぼすことになったのが、この業務用ソースガーリックバターソース(通称ガリバタソース)です。

千鳥のお二人は、とにかく味が濃いものが大好き、つまりは「舌バカ」なわけなんですが、そのお二人の好みにクリーンヒットをかましたのが、ガリバタソースでした。

ガリバタソースの美味しさに千鳥は夢中になり、何度も番組に登場しては、その美味しさを紹介しています。

最近では、「ガリバタソースに一番合う食材は何か?」を競う「第1回バターびしゃがけ選手権」というアホみたいな企画を開催したほどです。(ノブが手に持っている黄色いボトルが、それです)

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まさに偏愛の極み

そんなガリバタソースが、私はずーーーーーーーっと気になっていました。ガリバタソース、ガリバタソース、ガリバタソース、、、、。ガリバタソースに溺れる夢を見たほどです(嘘)。

しかし、何度も書いているように、ガリバタソースは「業務用」なんです。普通に消費者としての生活を送っていたら、出会うことはありません。わざわざお取り寄せしようか、、、そこまでする必要もないかなぁ、、、。悶々と悩む日々でした。



そう。

そのガリバタソースが!あった!!!!!のです!!!!!!!!!!

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これを発見した時、私は文字通り、二度見をしました。「こ、このパッケージは・・・!?!?あの・・・・!?!?」と。

「ちょ、げんちゃん!!!!ガリバタソース!!あの!いろはに千鳥の!!!!」

呆然とするげんちゃんを放置し、ガリバタソースをソッコーで手に取った私。

「ついに逢えたね・・・」
そんな気持ちでした。まさか、スーパーオオゼキで逢えるなんて。これって、よく言う、引き寄せの法則・・・?


げんちゃんにも「とにかくこれは、買ったほうがいいから!!」とわけもわからず押し付け、買わせた私。

そんなこんなで、過去最長のスーパー滞在時間を更新し、お買い物を済ませました。

ちなみにげんちゃんは、オオゼキオリジナルエコバックが欲しかったようで、サービスカウンターを小走りで探し回っていました。「サービスカウンターなら、あちらですよ」と声をかけてくださる優しいおばさま。お客さんまでもが、優しい。

残念ながらサービスカウンターに人がおらず、無念にも諦めたものの、そもそも買い物袋のデザインがエコバックと似ているということに気づき、まぁ満足満足、で、店を出たのでした。

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<購入品発表〜!!>

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・ガーリックバターソース 438円
・たっぷりたまねぎポン酢 299円
・かきたね 定番しょうゆ味 109円
・かきたね わさび味 109円
・のどぐろソーセージ 250円
・パン好きのカフェオレ 130円(150円から20円値引き)

どうですか、なかなか興味深くないですか??どれも美味しいし安い、素晴らしいお品物でした。


そして、気になる「ガーリックバターソース」の実食!!!!!!!です。

これ、一言で言うと、「ヤバい」です。

なんと言えば良いのでしょう。美味しいんですよ。美味しんですけど、多分、舌が繊細な人は無理です。

もう、とにかく、味が濃すぎる。

「ガーリックバターソース」と言う名前をそのまま液体にしたような味をしています。ガーリックとバターが半端ない濃さのもとで絡まって、アホみたいに濃い味をアホみたいにアピールしてくる。まさに、舌バカのためのソース。

ディスってると思うでしょう?いやいや、褒めてるんです。だって、これこそが「偏愛」食材だから!!!!

見てください、この、ボトルの下の分離具合。うすーく透明のこれ、バターの「」ですよ・・・?身体に悪そうすぎて興奮しませんか・・?(ケンコーマヨネーズさんごめんなさい)

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ちなみにこれ、いろんな使い方ができます。トーストしたパンに直接かけて食べるもよし。それこそじゃがバタみたいに、じゃがいもにかけてもよし。パスタに使ってペペロンチーノ的な味にしてもよし。炒め物に使ってもよし。なんせ業務用なわけなので、もしかしたらあなたの近所のあのファミレスのパスタなんかに使われている可能性もあります。

ちなみに私は、先述の通り開催された「第1回バターびしゃがけ選手権」で優勝した「フランスパン」にかけて、実食させていただきました。

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「・・・・えっ、ソース、これだけ・・・?」と思うでしょう・・・?

いいんです。これだけで。ほんのちょっとのソースが、もう「俺だ俺だ俺だぁ!!!」くらいのテンションで味を主張し、口の中の全神経を持っていきます。ほんのちょっとのソースで、パン何枚でもいけちゃうのです。エンドレスパン。

ちなみにげんちゃんも、「わかり始めたパンレボリューション」という迷言をLINEで送ってくれました。

ぜひ、このバカみたいな味のする超偏愛食材を、食べていただきたい。

そして、このバカみたいな味のする超偏愛食材を置いてくださっている「スーパーオオゼキ」の存在の大きさ、懐の大きさに、気付かされたのでした。

すごいよ、オオゼキ・・・・。

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高田馬場に、「いろはにちどらー」がいたんだろうなぁ。

Sae

「誰しもが生きやすい社会」をテーマに、論文を書きたいと思っています。いただいたサポートは、論文を書くための書籍購入費及び学費に使います:)必ず社会に還元します。