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ボンヤリ、ニュースを見る

人工冬眠がSFの世界の話では無くなったらしい、人工冬眠なんて絶対に無いと思っていた私はビックリ仰天である。

人工冬眠が出来れば、難しい手術や延命措置、臓器保存などの医療分野だけでなく、有人宇宙探査への応用も考えられるらしい。

もともと人間は体温の少しの上昇や低下で体調変化が有って、研究は人間では不可能だ、ここはマウスの出番らしい。

どうも本来冬眠しないマウスの脳にある細胞を刺激して、冬眠に近い状態を作ったと云う事だ。

これで冬眠しない哺乳類も冬眠するのが現実として見えてきた、人間もその範疇に入るのだ。

なるほど、冬眠が出来るんだな、フムフム今の自分が眠ってしまって、何十年後に起きて生活するのが可能になる訳だ。

現在では治すのは出来ない病気も、その頃には簡単に治すようになっているかも知れない。

でも研究はその為では無いのだよね、日本では心疾患で亡くなる方はがんの次に多い。

冬眠状態にして代謝を抑えれば、短時間で優しい手術が可能になると考えて、冬眠の研究をしてくれているらしい。

心臓手術って怖い物と思っている私には解らない位、それを待ち望んでいる人たちが居て、その為の研究が行われているんだろうな。

それでも、SFの如く自分が人工冬眠に入ったらと考えてみた、同級生は全部死んで、子供がその頃の自分の年になっている世界は、さぞかし驚きの連続だろう。

何十年ってスパンを置いた世界って、きっと現在の現実とは様変わりしている。

考えると30年前やとスマホって無かったよね、たぶん無かった、無かったんじゃ無いかな、若しかしたらポケベルだったかな。

子供の同級生の親がポケベルで、「愛してる、愛してる」と送ってきている子供が居て、怖いよと言ってたのを思い出す。

今は時間の流れで携帯を使って、次にスマホが有って、それでスマホに慣れているけど、全部すっ飛ばして現在に成ったら、自分だったら対応に右往左往するよね。

人間って長い時間を経て年を取ってゆくから、現実を見て行けるんじゃ無いのかな、違う人も居るけどね。

誰もが人工冬眠で病気を先送りして治るのを待って居たら、次に目覚めた時には、ええー誰もその病気の研究してなかったの?なんてことも有り得るかもしれない。

人間の研究ってお金も時間も掛かって、その上で研究する人の情熱が必要なのだから。

私はそんなの使わんだろうなと思ってはいるが、今はそう思っていてもいつかどこかで、その技術の恩恵を受ける自体になるかもしれない。

それで良いのだろうなと、ぼんやりニュースを見た。

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