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編集者という呪い

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編集者は「原作者」か「最初の読者」か、あるいは「もっとも非情な批評家」か。書籍編集の仕事を通して学べたこと、学ばなきゃよかったことを、ぽつぽつ呟きます。
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2018年12月の記事一覧

あなたの原稿、読ませてください!

あなたの原稿、読ませてください!

★このnoteは「校正・校閲のお仕事をください」という内容です★

活字中毒でもないし、難しいものは読めないし、読書家でもないんだけれども、日々、読み込んでいる文字量はそれなりに多いほうだと思います。

出版社で働いていたときも、ひたすら企画書を書き、ひたすら原稿を読み、ひたすら赤字入れをする毎日のなかで、毎晩寝る前に小説を2~6万字程度は読むのが習慣でした。

小説といってもプロの作家さんの本で

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「少年たちの2週間」

2013年5月のことです。作者・尾田栄一郎さんの体調不良を理由に、「ONE PIECE」が2週間休載となることが発表されました。

そのときの尾田さんのコメントに、「少年達の2週間がどれ程長いか承知してます」という一言があって。当時の私は、この言葉に、雷に打たれるような衝撃を受けた。

大人になった私たちの、1日、1週間、1カ月、1年は、あっという間に過ぎてしまう。

今だって、1年前の今頃のこと

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