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帰る場所があってひとりぼっちではないこと。

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本題とは、少しそれるけど我が家は、誰も
『敬老の日』だから、何かするということがないんです。

鹿児島の母は、82歳。夫の母は92歳なのだけど、昔から、なぜか?

「老人」ではない。みたいな気持ちがどこかにある。

私ももう、孫がいるので「おばあちゃん、いつもありがとう!」2歳だけど、祝われるのはまっぴらだ。
どちらかというと誕生日などで、祝われたいです。

ということで、ムダグチたたきましたが、
鹿児島に帰ると母の手料理で故郷を実感します。

私はいくつになっても娘なので、実家では
飲むだけ!食べる。呑む。食べる。呑む。

必ずリクエストするのが、これ!


きびなごのお刺身です。

⬆朝穫れのキビナゴは手でピュッとさばきます。キラキラ
キビナゴは鮮度が命なので、シケで漁が無い時は売られていません。この日は新鮮なものがあって、良かった!と母は言ってました。

そして、

「鳥刺し」!!

よく、都会でささ身のタタキとか、生の物がありますが、鹿児島の鳥刺しは、特別です。地域によっては食べないところもあるそうなのですが、私は小さい時から食べてました。(家の近くに鳥屋さんがあったため)

埼玉に嫁に行ったとき、鳥刺しを持っていったら
「生の鳥は、ちょっと、、、、」と敬遠されました。

さつま地鶏というブランドの鳥もありますが私からさしたら邪道!、普通にスーパーで、刺身として売っているやつです。冷凍ではなく、朝締めたもの。

こちらは卵を産み終わった閉経鳥が食肉になるんです。もー、その時点でお役目ごくろうさま!ありがとうです。泣泣。

母は鳥一羽を買います。特にモモ肉が私は好きなので、やはりリクエストしておきました。

冷凍のものも売っていて、よく、お土産にしていたので、私の家族も大好物です。

冷凍のものを、そのまま両面強火で焼いて、まだ解凍しないうちに、薄切りにします。生姜醤油(出来たら醤油は九州の甘いやつ)で食します。そして、玉ねぎスライスをたっぷりのせます。

実は、私はあまり関東では芋焼酎を飲まないのですが、鹿児島では、焼酎一択!!

鹿児島の料理は、すべて

焼酎に合いすぎるのです。

母の料理はいつも美味しすぎ、

特にこのゲソと青さのりの天ぷらなんかは、とても教えてもらっても真似できません。

鹿児島の離島、種子島に叔母がいて、水イカをよく送ってくれるとかで、
イカの天ぷらも、私には到底揚げられません。(実は天ぷらを揚げるのが苦手です。)


キビナゴの香味揚げも登場!

酔いも手伝ってか、(母は飲んべえで、私に似て??、いや、私が母に似たのか!)
いろんなものを引っ張り出してきましたよ。

父は、早くに亡くなったのですが、私の娘たち、他孫たちの手紙をとっていて持ってきました。


今みたいに、インターネットがない頃は、私の娘たちは、祖父母に手紙をよく書いていて、私がファックスで送ったりしていたのを、ちゃんと保管していたようです。


年寄りは物持ちがいいっ(笑)

懐かしいよーな

こんなときもあった!と
しみじみでした。

夜遅くまで語りました。

この日は
焼酎の三岳を飲んだくれました。
(2016年の思い出ですが、母は今も82歳、元気です)

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