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次なんてない
最後に点火し忘れていた線香花火
「次会った時にやろうね」
そんな約束をして、夏は終わったよ。
もう、風が冷たいよ。
次なんてなかった。
きっと来年の夏はまた違う誰かの隣にいる。
その先も、きっと、ずっと、そう。
夏の陽射しと思い出と一緒に、さようなら。
SUMMER
Someone called me “SUMMER”
I introduced myself “I am SUMMER”
And someone else said.
“SHE IS SUMMER”
夏が始まる前の大嫌いな日に
6月11日
梅雨入り。私の大嫌いな季節。1番嫌いな季節だ。
巻いた髪は全て取れ、肌に張り付く汗と髪。
そして時間をかけて完成された“今日の可愛い私”はことごとく雨と湿気と汗に流されていく。
そしてこのお話も、もしかしたら同じようにただ流されていってしまうのかと思うと、少し切ない。
それでも気持ちは生物だから、今書き留めておきたい。
誰に伝えるわけでもないこの気持ちを、私は確かに忘れたく