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100年残る本とは☆

毎週、図書館で本を借りているのですが、
最近娘が読んでいるティーン向けの文庫本、本屋さんでも平台にずらーっと並んでいる人気シリーズなので、どんな内容なんだろうと返す前にチラッと読んでみたら・・・、
ハッピーな話しか読まない私は(笑)、あまりの暗さにちょっとびっくりしてしまった。

なんだかいたずらに感情を揺さぶられて続きが気になるだけのような・・・。うーむ、とはいえこれは私の感覚。いろんなジャンルに触れて、自分の好みを見つけていけばいいよね。

と言いつつも、一番感じたのが会話文の多さ。
カギカッコのついていない部分でも主人公の心の声がずっと続いていて
背景の描写がない。

もっと昔からある名作を読んで欲しいと思いつつ、私自身どうだったか思い出すと、そんなに読んでないなと(笑)。

それでも娘にも息子にも好きそうなジャンルの本があると、本人たちが読むか読まないかはもちろん自由として、必ず図書館で借りるようにしています。

あとは国語の教科書に「学年の本棚」というコーナーがあるので、そこに載っている本も図書館にあれば必ず!(廃刊・蔵書無しというのもあり!)

一年生はさらに「むかしばなしを読もう」というページもあったので、そこに載っているイラストで息子が「これを読んでみたい」というものをいくつか。
イラストしか載っていなくても、タイトルが分かるのが昔話のいいところ。それにいざ検索してみると、昔話っていろんな作家さんが書いているのですね!
桃太郎のラストの話題は有名だけど、「さるかにがっせん」も、どの内容の絵本を選べばいいか、悩んでしまった・・・。
「かさこじぞう」はいわさききょうこさんの書かれたものを選びました。

それにしてもすごく悩んでしまう。
昔話は昔話だからって私は思ったけれど、でもたしかに常識って時代によって随分変わっているもんね。世の中の倫理や道徳はずいぶんと変わったはずなのに、まだ矛盾している世の中・・・。
考え始めると壮大ですよ・・・。
これはもう齋藤孝さんの本で調べることにします!専門家に聞くのが一番♪

4年生の娘の方は、図書室の企画で「新見南吉さんの本を読もう」というラリーがあって、全部こつこつと図書館でも借りたりして読破していました。
「花のき村と盗人たち」を読んだ後、「これ、いいお話だからお母さんも読んでみて」と言われました。弟には「げたにばける」を読んであげていました。

新見南吉さんの名作の多さにびっくり

「花のき村と盗人たち」をちょうどさきほど読みましたが、やはり村の描写から始まるお話にほっとしました。そしてじんわりと心に響くお話。
これこれ!やっぱり学校の存在は大きいなぁ。

それでもわたしが図書館で選んだ本の中で娘に響いたのは、
「かこさとし」さんの「うつくしい絵」

わたしがパリのルーブル美術館へ行ったとき、あまりの知識の無さにがっくりしたのと(笑)、あと「モナリザ」を怖いと思わないうちに(これもわたし・・・)、さらっとでも小さいうちに触れておいたら、だいぶ違うんじゃないかなと借りました。
どんなジャンルでも「見方」を知ってるということはきっと役に立つと思うし、なによりも面白い!

この絵にビビるかなと思ったけれど、ぱっと手に取ってくれました。やはり私とは違います(笑)。

かこさんの説明がとても良かったみたいで熱心に読んでいました。
学校の自習ノートにさっそくモナリザのレポートを書いていて、あとで廊下にも貼ってもらっていました。

もともと私がかこさとしさんの絵が好きで、たまたま図書館で
「かこさとしの世界」「かこさとしの科学絵本の世界」という本を見つけたのが今回のきっかけです。そこに載っている中から色々と借りてみました。どれもとても読みやすく、おもしろいみたいです。
「うつくしい絵」はあとで本屋さんで購入しましたよ。

昨日買ったのは「魚」の図鑑。
息子が国語でスイミーを習っていて、「イソギンチャクって何?」と聞いてきたからでした。
ちょうど先週京都水族館へ行ってきたばかりだったので(わたしはこの時間他の用事へ)、「小さな魚が隠れていた場所があったでしょう?あれだよ」というと、「ああ!」と納得していました。その時にケイタイでも画像を見せてあげましたが、せっかく興味のあるうちなので図鑑があったらもっと楽しめるかなと。

そうそう、イソギンチャクは「魚」じゃないのよ。うすうす感じてたけど図鑑は中が見えないからね・・・(笑)。明日「海辺の生物」買ってきます。

さっそくゆうべも子どもたちはケイタイを見終えると、寝室へ「魚」の図鑑を持って行き、楽しく見ている声が聞こえていました。
そこが紙の本の強みかなと。

ちなみに今、さらっと置いてあるのは
「くまのパディントン」
「楽しいムーミン一家」
「寿限無」

さてヒットなるか(笑)。

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