【毎日投稿#180】名作映画「ライアーライアー」を見た。洋画の方。見る側の予想のナナメ上を行けば笑いを取れる!
ジム・キャリー。
この名前を知っている方、いませんか?
なんでも喜劇俳優として有名なスターで、柔らかい体と表情豊かな顔芸が持ち味なんだとか。
私としては、吹き替え時の声優によく山寺宏一が採用されていたことに驚きましたけどね。銀魂の吉田松陽と同じ声優!?
どうも、田村サブロウです。
昨日に引き続き、今日も映画を見ました。
映画名は「ライアーライアー」(LIAR LIAR)です。
嘘つき転校生とイカサマチートのラノベじゃないです。
義理の弟がJKのフリした姉に恋する日本の映画でもないです。
洋画です。冒頭で述べたジム・キャリー演じるゆかいなコメディ映画です!
ウソが得意すぎて私生活でもウソをつきまくる弁護士が、息子の誕生日の願かけによって1日だけウソがつけなくなるお話です。
今までウソを使いこなして弁護士の世界で成功していたのが、いきなりウソをつけなくなり本音丸出しで大変なことに! オーマイガァ!
「Save The Catの法則」では、こういう「願いごとが叶ったことから物語が動き出す」話を【魔法のランプ】と分類しています。
この話にはさらに2つの種類があり、1つは主人公が棚からぼたもち的に美味しい願いが叶うもの、もう1つは主人公が呪いじみた願いの影響でとんでもない目にあうこと。今回は後者ですね。
「ライアーライアー」を見ていて思ったのが、笑いや面白さは見る側の想像の斜め上をいくことで生まれるもんだってこと。
例えば、次のシーン。
弁護士の主人公・フレッチャーが色気ムンムンな人妻・コール夫人から弁護の依頼を受ける場面です。
フレッチャー:
「コールさん、問題なのはあなたがご主人に何年ものあいだ誠実な愛をささげて子供さんを育ててきたってことなんです。そうでしょう?」
コール夫人:
「あ、ああ、そうよね。そのとおりよ」
フレッチャー:
「それなのにあなたのご主人ときたら、財産の譲渡をあなたのたった1回の浮気をもとに拒否してる!」
コール夫人:
「7回よ」
フレッチャー:
「なんです?」
コール夫人:
「7回よ。私の浮気した回数は」
フレッチャー:
「……たった7回の浮気だとしても!!(汗)」
※映画「ライアーライアー」の吹き替えより抜粋
どうです? 予想外すぎてあっけにとられませんか?
7回の浮気って!! そりゃ夫も財産分与を拒否するわ!!
1回の浮気の情報が出てきたその時点で、見る側は「あぁ、これは弁護士の主人公が無理難題な依頼を受けるシーンなんだな」と理解するわけですが。
そこに1回の浮気ではなく7回の浮気という追加情報。
理解の斜め上に情報が飛び上がって、笑いの面白さが生まれてクぅ!
昨日見た「エイリアン」の映画とは違う方向性で、見る人の心理を誘導できているというか。
見る側の予想の斜め上をいける、というのは武器になりますね。
使いこなせるかどうかは別問題ですが。
というわけで、ジム・キャリーが主演を演じるコメディ映画の「ライアーライアー」。
がっつり楽しませていただきました。
私の創作の栄養にさせていただきますッ!
本日はここまで。
これにて御免!
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