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【毎日投稿#182】名作映画「チャイナタウン」を見た。事件の裏に隠れた人間の邪悪を暴け!

第二次世界大戦より前。

いや、もっと昔も含まれるのか、正確な時代はわかりませんが。

昔、アメリカの中華街・通称チャイナタウンを管轄とする警察官は、「怠慢なのが一番いい」のだそうです。

おかしな話ですね? 普通、警察官は市民を守るために真面目に仕事するほうが良い印象があるものだと私は思うのですが。

なのになぜ、チャイナタウンでは警察が怠慢なほうが良かったのか?

その理由は、中国マフィアの世界では言葉や人間関係が複雑ゆえに、警察が犯罪を防いでいるつもりでも実際は犯罪の手助けをしてる場合があるから!

だからこそ、怠慢な方がかえって余計な事情にクビを突っ込まずに済むと。

怖っ!!

ちなみに現代のアメリカのチャイナタウンも同じなのかは知らんです。


どうも、田村サブロウです。

名作映画、4日連続で観ました。

今日見た映画の題名は「チャイナタウン」

私立探偵の主人公が浮気調査を行ったことをキッカケに、人の心の闇がうずまく大騒動に巻き込まれていくお話です。

Save The Catの法則」では、こういう「犯罪・事件の背景にある人間の邪悪な性を暴く」話を【なぜやったのか?】と分類しています。

フーダニットではなく、ワイダニットに重きを置いています。


これを観ていて思ったコトをずらっと並べていきます。


まず、見る人を作中世界に惹き込むのが上手い。

最初に探偵の主人公が浮気調査を行って、後に「浮気調査の依頼人が本人ではなく偽者」であると判明させて見る側の興味に火をつけるのです。

やり方が上手でした。


あと、悪役の描写がかなりムカつきましたね。

(注:悪役に対する「ムカつく」は褒め言葉です。だって悪役だもん)

私欲や利権のために人を使い潰したり、意のままにならない人を自己都合で排除するヤツが胸糞悪いのが改めてわかりましたね。

そいつが鼻持ちならない権力者なら、なおさら。


そして、終盤で明かされる真実。

事件の裏にある人間の邪悪、そして意外な結末。

ネタバレに配慮してここではなにも言いませんが、この話を考えた人ってめちゃくちゃエグいのは間違いないかと。

現代で例えるなら虚淵玄、と言えば伝わるでしょうか。


というわけで、「チャイナタウン」も観賞完了です。

この映画の視聴経験値を創作に役立てるなら、まっ先に思いつくのが「悪役の描写」でしょうか。

比喩表現も面白かったのですが、今の私じゃ使いこなせそうにないので記憶の片隅に留める程度にしておきます。

以上!


本日はここまで。
これにて御免。

次はどんな映画を見ようかな。

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