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出世や昇進に必要なこと


仕事が伸びるか伸びないかは、世の中が決めてくれる。
世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい
~松下幸之助~

最近よく質問を受ける内容の中で、

どうすれば出世できるのか…
昇進できるのか…

出世、昇進したい…

といった評価に関する項目について相談をいただきます。出世欲であったり昇進することに対して消極的な傾向にある昨今にしては珍しい相談です。

結果からお伝えすると、評価と言うのは、その環境や場所、会社または自分が置かれている場所の今の流れによって異なるため、一概に『これがあれば出世や昇進は間違いない』と言う事は伝えにくいのが実際です。

会社の評価規定等、評価基準が明確になっているのであれば、その内容に基づいて積極的に行動することが評価を上げる最も有効な方法であり、近道だと思います。

しかし、評価基準はあったとしても、評価するのも人間なので、そこにはある程度の感情であったり印象というものがついてきます。

人には論理的な思考と感情的な思考

そのため、評価基準に基づいた行動に加えて、他者からの印象が良い場合には、さらに昇進や出世がしやすくなると私は考えています。

理不尽に感じる人もいるかもしれませんが、やはり人が人を評価する以上、印象や期待値などの人の感情が入り込む事は避けられません。

最近、流行の行動経済学にもあるように、非合理的な判断をするのが人です。非合理的な判断の裏側には人間の感情や思考が入り込むためです。

であるなら、この理不尽さを受け入れた上で、評価に含まれる人の印象や期待などの、感情に働きかけられる行動=自分を魅せるという意識も必要になるというのが私の考えです。

簡潔にまとめると…

①会社が評価する基準に基づく行動
②その行動を普段から周りに積極的な形で魅せる

この2つが出世や昇進に繋がる近道ではないかということです。

会社の基準に基づいて行動する人は見かけますが、人に魅せるという意識を持っている人は少ないのではないでしょうか。

何でこんなに頑張っているのに昇進出来ないんだと悩む人の多くは、この『魅せる』という意識があまりないため、頑張っているのに周りに伝わっていないというケースが多いんです。

自分を魅せることとマーケティング

全く一緒とは言い切れませんが、自分を魅せる努力とマーケティングはかなり近い考え方なのではないかと私は考えています。

先日、このノートに投稿されているクリエイターの【西村真紀/選ばれる仕事術@いまだけフォロバ100】さんの記事『あなたに仕事が来ない3つの理由』を読ませていただきました。

大変勉強になる内容がわかりやすく書かれており、非常に貴重で有益な記事です。

この記事を読ませていただいた時に、前述した会社での出世や昇進に関する相談内容も、これと通ずるものがあるのではないかと感じました。

頑張っていたとしても、そのことをどのように周りに発信して知ってもらうのかが大切であり、その結果までを含めてあなたの仕事のパフォーマンスであるということです。

あなたはどんな風に見られてる?

一生懸命考えて行動はしているけど、相手にどう見られているかを意識していない、相手にどのように魅せるのかを意識していないという人は多いのではないでしょうか。

良いことをしたとしても、良いことをしようとしたとしても、そこで誰かが見ていなければ、その良いものに気づくことができません。

そのため、良いものがあるにもかかわらず、日の目を浴びることなく、埋もれていってしまうというケースや印象が薄くなるといったことになってしまいます。

これは行動の質が低い、作り上げた仕事の精度が低いというわけではありません。

誰かに気づいてもらわなければ、そもそも良いか悪いかということすら判断すらされないんです。

どんなに普段からランニングを頑張っており、自分は長距離を速く走ることができると思っていても、それはあくまで自分自身の評価であり、それを具体的に周りに証明することはできません。

しかし、マラソンの大会に出場するなど、誰かが見るところや客観的に証明できる場所に自分から行くことで、初めて他者に自分を証明することができるんです。

これもある意味、見せる(魅せる)ということになります。

ランニングのように自分の趣味や習慣であればそこまでする必要はないかもしれませんが、ビジネスなどで尚且つあなた自身が評価を受けたいと思うものであれば、この見せる(魅せる)というところまでが必要になります。

ゴールへの照準は徐々に合わせる

普段から見せる(魅せる)ことができれば、周りからの評価を受けることが出来ます。

この時に大切なことが焦らずに徐々に評価を高めていく意識を持つことです。目指したゴールに向かって、徐々に照準を定めていくイメージです。

周りに自分がしている行動を示した結果、一旦の評価が出てくるわけですが、はじめから上手くいくことは稀です。どこか少し足りなかったり、荒削りなところがあったりして修正を求められることが大半です。

ここでさじを投げずに修正の努力をしたり、求められた内容を真摯に受け止めて取り込もうという姿勢を見せることが大切です。

これを繰り返すと、仕事の精度も徐々に上がっていくと同時にあなたの仕事に対する意欲や姿勢が相手に伝わり『魅せる』に繋がるんです。

発信しないなんてもったいない

あなた自身の望む未来があり直向きに努力をしているのであれば、誰かが見つけてくれるのを待つのではなく、普段から積極的に発信した方が絶対に良い結果をもたらします。

会社で働いている以上、人の中で仕事をしています。
どんなに自分が頑張っていたとしても、それを認めるのも人なんです。
だからこそ、人からどう見えるのかはやはり重要なことであり、その意識が高い人が成長が早く、高い評価を受けられる人になるのではないでしょうか。

いつか誰かが見つけてくれると受け身の姿勢でいるのではなく、積極的に見せる(魅せる)ことが、出世や昇進の近道のように思います。

長時間、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

この記事を読んだ出世や昇進に悩む一人でも多くの方の何かになれたら幸いです。

sabukurocha(サブクロチャー)






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