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具体性と抽象度のバランス

今、新しいサービスを自社で作ろうとして、結構はまってしまっている問題があります。諸々の問題は予測されていましたが、最低ラインを満たせないポイントが出てしまい、少し困ったことになって、7月の大半をそこで悩むことに使ってしまっています。

どうして、そうなったのかを考えたとき、これは出来て当たり前、当然わかってると思ってた、という思い込みだと思います。
そこにもっとフォーカスして必要なタスクを全体共有するべきでした。言われたことしかやらないものだと認識すべきだったとも言い換えられます。

ただ、言われたことだけをやろうとする人には、具体性と抽象度のバランスが非常に難しいです。
例えば、具体的にこうやってほしい、こういうものを作ってほしいときに、図解にして、大量の要件を挙げると、起きる現象は、それをそもそも全て理解ができない。これを全部は無理だから優先順位を出してくれ、という話になります。具体的にすればするほど、ハードルが上がっていくんですね。

逆に抽象度の高いものになると、漏れが出てきます。最低ラインと思われる点、だけを満たすものは、正直、付加価値を想定できていないと、それはそれで問題が出てきます。

今回の新サービス開発では、具体性と抽象化を往復しているような状況が続き、結果、困ったものが出来上がったわけです。

反省点は、全体的な抽象度とフォーカスする部分の具体性が足りなかったことです。
全部の要望はできないと言うことは予想ができたことでした。ただ、目指すものとして全体像を伝えるときに、そこは抽象的なものでよかったのかもしれません。抽象的過ぎるといけませんが。バランスが難しい。
あとは、私たちが考える最低ラインにフォーカスして、そこを具体的にしていくことが必要でした。
うちの開発は具体的にすることを嫌がり、いきなり完成品を持ってこようとするので、後々大変になるのですが。

具体性と抽象度のバランスは、難しいですが、かなり大切ですね。

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