自分を受け入れる【人生の気づき】
褒められたらいう言葉は「ありがとう」
これって案外当たり前のことか。
でも褒められると私はすぐに「そんなことないです」と言ってしまう。
自分に自信がなくて。と言うか人に何か期待されたくないのかも。
期待されてがっかりされると傷つくから。
でも「そんなことないです」って褒めてくれた人を傷つけている言葉だと知った。
それは30歳の頃。2つ目の会社に転職した時。
グラフィックデザイナーになりたくて未経験から憧れの会社に転職した。
(結局はデザイナーではなくプロデューサーのお手伝いだったけど。)
憧れの会社は自分の身の丈とはかけ離れた一流の会社だった。
だから仕事のスピードについていくのが毎日必死だった。
周りについていけないので当然のように怒られる日々。
もともと自信のない私はもっともっと自信を無くしていった。
そんなある日、私のことを社長が褒めてくれた。
お決まりのように私は言った。
(私)「そんなことないです」
(社長)「酷くない?」
(私)「???」
(社長)「それって褒めてる人に失礼だよ」
(私)「??????」
私は驚いた。
いつも条件反射のように言ってた相槌のような言葉。
友人はこのめんどくさい返答をいつも当たり障りなく聞き流してくれた。
そんなどうでもいいと思ってた些細な言葉が怒られた。
社長は私のこと嫌いなんだ。
そう思った。
何しても怒られていた当時、卑屈な自分になっていた。
ちゃんと注意してくれたのに。本当に卑屈だった。
そのあと社長が教えてくれた。
「それって褒めてくれた相手を否定してるんだよ」って。
驚いた。
ずっと謙虚でいい言葉だと思ってた。
そこで気づいた。自分で勝手に卑屈になってた。
遅かったけど気づけてよかった。
そこから私は褒められた時は「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるようにしている。
時々できてない時も結構ある。
自分の癖ってなかなか治せないものだ。
でも世の中の見え方が少し変わってきた。
あれから数年。
このことをフリーランスになって振り返る。
そうか。
また新たな気づきがあった。
私のやってきた謙虚さって自分と向き合わず、自分を認めていなかったことだ。自分が自分を受け入れなきゃ。
「ごろごろごろごろろごろごろ・・・・・・・」
今日はもうご飯を食べてご機嫌な相棒。
相棒が可愛すぎる。続きはまた今度にしよう。
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