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イギリス留学時代ー24日間ヨーロッパ周遊旅④ドイツ・フランス編

こんにちは!今回はドイツとフランス編です。

この旅でドイツ何回出てくるんだよって感じですね。特に行きたい願望がめちゃくちゃあったわけでもないドイツですが、まだまだ出てきます。

この旅でドイツにたくさん滞在したおかげで当時苦手だったビールも飲めるようになりました。この旅から私のビールライフが始まったと思います。(ワインの方が好みなんですけどね。)

さて、今日話すのはこの太字の部分です。

✴︎旅のルート✴︎
イギリス
→ベルギー(ブリュッセル・ブルージュ・アントワープ)
→ドイツ(ケルン・フランクフルト・トリア)
→ルクセンブルク
ドイツ(トリア・ケルン郊外)
フランス(ストラスブール・コルマール)
→ドイツ(ミュンヘン・フュッセン)
→スイス(チューリヒ・ルツェルン)
→イギリス

旅の折り返し地点あたりにやってきました。

前回の記事で書いたルクセンブルクから高校時代の友達が住むドイツのトリアに戻ってきます。

トリアでの日々も残りわずかです。
そんな中、私は誕生日を迎えることになりました。

正直なことを言うと、留学時代の冬休みに誕生日を1人で過ごしたくない...!という切実な思いもあって友達にお願いして一緒に過ごしてもらいました。

そしてしばらく行ってなかった遊園地に行きたいな〜となんとなくドイツの遊園地を調べてみると、ファンタジアランドという遊園地を見つけました。

そして入場料を調べてみると、なんと誕生日当日は入場無料!と書いてありました。最高かよ!!

ということで、友達にファンタジアランド行こ〜と誘って連れて行ってもらいました^^

<ケルン郊外/ファンタジアランド>

誕生日当日、トリアから電車を乗り継いでケルンの郊外までやってきました。久しぶりの遊園地に2人ともテンションが上がります!

ファンタジアランドは各エリアが世界の各大陸をイメージしていて、アジアゾーン、ヨーロッパゾーンなどいろいろありました。冬のファンタジアランドには大きなツリーとスケートリンクも現れて、子供たちはアイススケートを楽しんでいました。

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海外でテーマパークに行ったのはこの時が初めてで、しかもドイツなのでアトラクションの説明は全部ドイツ語で私は全然理解できませんでした。笑 (ドイツ語話せる友達がいたからよかったものの...)
この時初めて、日本のディズニーランドに来る外国人の気持ちがわかりました。みんなキャストやキャラクターが何喋ってるか分からないながら楽しんでるんだな〜と。

でもファンタジアランドのアトラクションはそれなりに楽しくて、ジェットコースターはもちろん、ディズニーシーにあるトイストーリーマニアに似たネズミの3Dシューティングゲームが面白かったです!トイマニの方が後にできたので、絶対トイマニこのアトラクションパクったよね!?って友達と話してました。

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今思えば、この後イースター休みにイギリスで一番大きいAlton Towersという遊園地と、パリのディズニーにも行って留学中3回も遊園地に行ってました。(住んでたオックスフォードに現れた移動式遊園地も2回行ったなw)遊園地&ジェットコースター大好きです。

というわけで、友達のおかげで楽しい誕生日を過ごすことができました!感謝!!

ちなみにトリアのカフェではケーキも食べました。ドイツのケーキは1カットがすごく大きかったです!さらにホイップをつけるか聞かれて、つけると答えたらこんなに盛り盛りになりました。笑

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あとはドイツで有名なチョコレートも友達にもらいました^^
このチョコレート、日本や他の国でもよく売ってるんですけど知ってますか?リッタースポーツという名前でドイツのメーカーなんです。カラフルなパッケージで、見たことある人多いと思います。いろんな味があって、自分でもストロベリーヨーグルト味をお土産(旅のおやつ)として買いました。このチョコおいしくておすすめです!

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●ドイツ→フランス

さて、実はトリア以降の旅程は正直しっかり決めていなくて、友達にどんなルートにするべきか相談して決めました。友達には、ドイツとの国境近くにあるフランスのストラスブールという街がかわいいよ、と教えてもらい、その助言通り次の目的地はストラスブールに行くことにしました。

ドイツのロマンチック街道にもかわいい街がたくさんあると旅行本に載ってましたが、ドイツばかり滞在してたのでせっかくならフランスにも行ってみたいと思いました。ということで、ストラスブールまでの格安バスとホテルを調べて予約し、次の目的地への準備を整えました。

10日間たくさんお世話になった友達とお別れをし、次は私の住むイギリスで会おうね〜と話して早朝にトリアを出ました。(数ヶ月後、友達の日本帰国前にオックスフォードに遊びにきてくれました。ここでもギブアンドテイクです^^)

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トリアからストラスブールへはバスを1度乗り継がなければなりませんでした。乗り継ぎ場所は、ザールブリュッケンという街です。
ザールブリュッケンでは次のバス停の場所が分からず迷った思い出があります。。

というのも、道を1人だけに聞いてそこが間違ってたら大変なので、最初に駅員さんに場所を教えてもらい、そのあと念押しでコンビニの店員さんやお客さんにも聞きました。そしたらここだと思う、と先ほどとは違うバス停を教えられ、そこに向かうも私の予約してたバスは見当たらず、、そのバス停にいた人にまた場所を尋ねてみると、結局最初に駅員さんが教えてくれた場所で合ってたようなのです、、

現地の人に優しさを分けてもらいながらも少し振り回されてしまい(しかもこの街は英語話せる人が少なかった)、結局最初に教えてもらった場所まで駆け足で行くことになってしまいました。自分のバスを見つけるまではその場所さえも本当に合ってるのか?と何度も疑問に思いながら、とにかく行くしかない、、と早歩きでバス停へ向かいました。

知らない土地では誰を信じたらいいか分からず、もちろん言語が伝わらずともみんな優しく教えてくれましたが、ちゃんと事前に詳細に調べておけばよかったなとこの時反省しました。移動中ネットが使えないとこういう時に不安になりますね。時間に縛られない旅ならいいんですけど。。

無事に本当のバス停に着き、他にも予約したのと同じバス会社のバスが停まってるのを見つけました。しかし私が乗るバスはまだ来ておらず、出発時間ギリギリに着いたけど結局バスの到着が遅れていて焦り損でした。笑 でも無事にバス停が見つかってよかったです。

ちなみにザールブリュッケンでもう一つ覚えているのは、歩行者用信号機のシルエットが普通の人型ではなく、キャラクターのようなシルエットになっているということです。事前に見たザールブリュッケンについての誰かのブログに信号機のマスコットキャラがいると書いてあったので注目してみると、どうやらそれは本当のようでした。

このマスコットキャラクターはアンペルマンという名前で、元々は旧東ドイツで信号機に使われていたみたいです。ザールブリュッケンは旧西ドイツですが、かわいいから後に西にも広まったんですかね?帽子を被った姿が特徴的です。皆さんもドイツに行ったら信号機に注目してみてください。東ドイツでは今も広く使われてるみたいですよ!


<ストラスブール>

さて、ついにフランスにやってきました!予約したホテルは中心地から遠かったので、最初に観光をしようと思いストラスブールの駅構内のロッカーにスーツケースを預けることにしました。

コインロッカーって場所によって利用方法が違くていちいち戸惑うんですよね、、そのロッカーでもどうすればいいんだか、、と説明を眺めていると、なんとたまたま日本人の人が側にいて向こうから声をかけて助けてくれました!
お礼を言ってその男性とそのまま少し話すと、その人はオランダの大学に留学中、フランス語が話せる、そしてなんと同い年!ということが分かりました。その人もストラスブールに一人旅にきたそうで、これからコルマールという街に日帰りで行くとのことでした。

ドイツでお世話になった友達が、「フランスは本当はフランス語できる人と一緒に旅行した方がいいよ〜。」と言っていたのを思い出し、ラッキーなことに目の前にフランス語ができる親切な人が現れたので、これは着いていくしかない!と思いお願いして一緒にコルマールに行かせてもらうことにしました。(本当は翌日にコルマールに行く予定だったんですけどね。)

こんな海外で同い年の日本人とたまたま駅のロッカーで出会うなんて世間狭いわ〜と思っていましたが、さらに世間狭いわ〜と思わせる事実が判明しました。

どうやらその人の実家は表参道で私の大学の近くでもあり、よく私の大学にも読書しに来たりするらしい。(てか表参道が実家ってやばくない?)さらに私の実家である横浜の有名でもなんでもない街を知っていて、近くに来たことがあると言っていました。よくよく話を聞くと、なんと私の小中の同級生とサークルつながりで知り合いで、さらにその後、実はその子と前に付き合ってたんだ、、、ってカミングアウト。ちょっと世間狭いを通り越して衝撃の事実、、!笑

なんだか若干気まずい雰囲気が一瞬流れましたが、とにかくその人とは驚きの出会いでした。
この話はストラスブールからコルマール行きの電車の中でしてたのですが、しばらくすると警察?軍隊?っぽい人が電車に乗り込んできて、乗客の身分証チェックを始めました。
実はこの旅行の少し前にパリでテロが起こり、その影響でフランス国内は厳重警戒となっていました。その瞬間は車内に緊張感が漂いました。この場面でも誰かと一緒にいてよかった、と思いました。


<コルマール>

ストラスブールから電車で1時間ほどでコルマールという街につきました。ここは小さな街ですが景観がとっても可愛くて、「プチ・ヴェニス」とも呼ばれています。小さなヴェネチアですね。

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何がかわいいって、このカラフルな木組みの家がとってもかわいいんですよ!本当におとぎ話の世界。ここに住んでる人たちが東京の都心なんかきたらびっくりしちゃうだろうなって思うぐらい住んでる世界(街並み)が違いすぎました。この時はまだ冬でしたが、春は家々の周りにお花もたくさん咲いてさらに可愛らしさが増すそうです。

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おうちのデザインだけじゃなくてデコレーションも可愛すぎて街を歩いてるだけでメルヘンな気分になります。
ちなみに、建物の2階より上が外に出っ張っているのですが、その理由は土地代をケチるためだそうです。地面に着いている1階部分の面積で土地代が決まり、それより上はその面積以上になっても関係ないので2階以上は広くして1階より出っ張って建てられているんだと、街中を歩きながら旅のおともが教えてくれました。こういう建物、ヨーロッパの特に昔ながらの街で意外とよく見ます。

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そしてコルマールはただかわいい街なだけではありません。実はハウルの動く城のモデルになった街で、あるシーンに出てくる有名な建物もあるのです。
それがこちら。

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これもおもしろく飛び出た特徴的な建物ですね!正直この建物を見ただけじゃハウルのどのシーンに出てきたのか全くピンときませんでしたが、、木造ですごく年季の入っている建物だということは見て分かりました。結局どのシーンに出てくるんだろう?と調べてみると、ジブリの公式ページにそのシーンの画像がありました!

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わりと冒頭の部分で、ハウルとソフィーが街中を空中散歩してる時です。右の建物が先ほどの写真とそっくりそのまま同じですね!私もこの旅から6年たった今初めてこのシーンに出てくるんだって知ってちょっと感動です!(今更)

ちなみに私は今までジブリ作品のモデルになった場所に3回行ったことがあります。その1つ目がこのコルマール(ハウルの動く城)、2つ目がスウェーデンのストックホルムとビスビュー(魔女の宅急便)、3つ目は台湾の九份(千と千尋の神隠し)です。どの場所もその映画の世界を味わえてすごくワクワクしました。好きな映画のモデルスポットや撮影スポットを訪れるのも旅の目的地を決める1つの手段としてとてもいいですよね。

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ちょっと見えにくいですが、コルマールのお店の看板(写真中央上)は一つ一つがかわいくて、これもなんだかジブリっぽいんですよね〜 コルマールではそんな看板にもぜひ注目してみてください。もうこの街はかわいさ満点です...!!

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ここではふらっと入ったお店で模様がかわいい陶器のお茶碗を見つけて、割れ物なので迷いましたが一目惚れしたので買ってお土産にしました。

夜ご飯もここで食べたのですが何を食べたか全く覚えていません、、覚えているのは、レストランでもフランス語話せるおともがいてよかったーと思ったことだけ(笑)

あとはそのおともは旅先でポストを写真に収めてるそうで、ここでもポストの写真を撮っていました。ここのポストはたしか黄色い色をしてましたが、世界には変わった形や色のポストが沢山あって、そうやって旅する中で一つのモノに焦点をあててみるのも面白いなと思いました。

<ストラスブール その2>

薄暗くなってきたのでその日はストラスブールに戻り、明日はお互いストラスブール観光をするということで、また明日会えるといいねと言ってお別れをしました。

そこから予約したホテルへ向かったのですが、ここでもまたハプニング。

まずホテルの場所がかなり遠くて道に迷う。辺りも暗いし心がくじけそうになりながらやっとの思いで着いたら、今度はチェックインの時間が遅くなってしまったのでもう受付に人がいなくて、鍵をどう受け取ればいいか分からずホテルの前であたふた。。必要な時はここに電話してねと入り口に書いてあったけど私のケータイ使えないし、、ピンチ、、!!

だいぶ省略して簡単に書きましたがこのとき結構焦りました。やっとの思いで着いたホテルに入れないんですよ。泣

と思ったらそこへ私と同じく遅れて到着した英語話者の旅行者が現れました。その旅行者はケータイが使えたようで、ホテルの人に電話して呼んでくれて、その人のおかげで私もようやく部屋に入ることができました。トリアからの長旅の末ようやくベッドへ、、

実はホテルはギリギリに予約したので安いホテルがもう全然空いておらず、唯一見つかったのがこのホテルでしかも3人部屋75€とか、、他に選択肢がなくて仕方なくその部屋を予約しました。なのでここでは3人部屋を贅沢に1人で使いました。

翌日は気持ちを切り替えてストラスブール観光です!

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ここではコルマールのカラフルな家とは反対に、白黒の木組みの家が建ち並びます。この木組みの家はドイツ文化の影響を受けていて、現在はここはフランスですが昔はドイツ領だったこともありこういった建物が見られます。

ストラスブールの有名な建物は、なんといってもノートルダム大聖堂です。

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高さは142mで、Wikipedia情報によると教会の中では世界で第6位の高さだそうです!なので目の前にするととてもインパクトありです!

1176年から約250年かけて建てられたそうで、途中でロマネスク様式からゴシック様式に変わって建築されました。中には18mもある世界最大級の天文時計があり、これも見どころとなっています。毎日12:30にこの天文時計のからくり人形が動き出すそうで、これは絶対にみたい!と思いました。

そして時間になって大聖堂に行ったのですが、入口がよくわからず、、結局中に入るのを諦めました。笑 昨日出会った彼もこのからくり人形を見に来ようとしてたので、もしかしたらそこでまた会えるかもと思っていましたが残念ながら会えず、この日は一人で街中をのんびり歩き回りました。

途中でお腹が空いたので、フランスといえば!の小さなクレープ屋さんを見つけたのでここでクレープを食べることにしました。

お店に入ったはいいものの、ローカルな雰囲気でメニューはフランス語、お店の人も英語が話せません。sucre=sugarというのだけは何となく知っていて、でも粉砂糖だけのクレープじゃ物足りないから何かフルーツとかがのったのがいいな〜と思いました。でも他は全然理解できなかったので適当にananasと書いてあるのを選びました。aから始まるし、apple的な感じでりんごかな?と想像しましたが、出てきたものはなんとパイナップルでした。正直あまりパイナップルの気分ではなくて、せっかく頼んだけど若干がっくりした気持ちで食べました。。次にフランスに行く時は食べたい味をフランス語で覚えてクレープを頼もうと思いました。

さて、最初にストラスブールはドイツの国境近くと言いましたが、ここではライン川を境に国境が分けられています。このライン川から枝分かれしたイル川がストラスブールの町に運河のように流れていて、川や橋、木組みの家がストラスブールの美しい景観を作っています。この旧市街の地域一帯は世界遺産にも登録されていて、先程のノートルダム大聖堂もその地区内にあります。

先程のノートルダム大聖堂にリベンジしに行こうと思い、今度は入り口を見つけたので中にちゃんと入って塔の上まで登ることにしました。

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この細い螺旋階段をぐるぐるぐるぐるずーっと回りながら登り続けます。その数332段!!
これ結構しんどいです。。笑

でもこれを登り続けた先には素晴らしい景色が待っています!!

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ストラスブールの美しい街並みが一望できて、本当に絶景でした!この街でこんなに高い建物といえばこの教会くらいしかないので、こうして遠くの空まで眺めることができます。
さらにフランスに来るまではずっと霧のような白くて寒々とした景色だったので、この日はいい天気でよかったな〜と思いました。

私は旅をする時はその街の一番高いところまで登って、その街を上から眺めるのが結構好きです。なので街歩きをするときはいつも高い所を目指します。高い場所から絶景を見ると、心がとても癒されます。

螺旋階段を登っている途中はかなりしんどかったけど、頂上まできてこの景色を見れてよかった〜と思いました。ここで日が沈むのを見て、また同じ螺旋階段を降りてきます。

この日の夕食は確かソーセージのようなものをレストランで食べました。そこにはザワークラウトという、こちらもドイツでよくあるキャベツの酢漬けがついてきましたが、ザワークラウト私はあまり好きじゃないなあと思いながら食べたのを覚えています。漬け物好きな人は好きかもですね!私はそんなに好んで漬け物食べないので...。


ということで、フランスの滞在は1泊2日と短かったですが、初日はコルマール、翌日はストラスブールを存分に満喫しました。大聖堂の中のからくり人形だけが見れなくて残念でしたが、ストラスブールで出会った彼にあとで聞いてみると、それを見に行った彼は「よかったよ!」程度の感想だったのでまあよしとしましょう。あとはいつかクレープもリベンジしたいです。コルマールは花が咲いてる時期にまた行きたいなあ。


さて、次の目的地はあの有名なノイシュヴァンシュタイン城です!(シンデレラ城のモデル)

一人旅になった途端、電車の中で日本人に出会ったり、駅のロッカーで日本人と出会ったり、、次回もまた新たな出会いがあります。

人との出会いは一人旅の醍醐味ですね。
次回お楽しみに。


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