公務員が移住物件を探す
公務員である私は、春から地域おこし協力隊になり田舎に移住する。
現在そのための物件を探している。
移住して物件を探すことについて、私の経験に基づき書いていこうと思う。
( 過去の経緯はこちらをご覧ください→ #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11)
空き家を探す
まずは物件を探すこと。
都会であれば十分な数の物件にリーチできる。
間取りだけでなく価格も選ぶことができ、駅近や職場近くなども選べる。
もちろん千差万別だが、都会に住んでいる人なら物件選びを経験したことがあるはず。
しかし、田舎はそうはいかない。
田舎の物件は年々空き家が増えているという情報をよく目にする。
しかし、実際は住める状態の物件が少ない。
空き家はあるのに選べない。
これが現状の田舎が多い。
最近は移住する若い人が多いため、ある程度片付いていて住める家を求めている。
仕事がリモートワークなら尚更、落ち着いた環境を求めるだろう。
マンションやアパートも少ない。
空き家、マンション、アパートが少ないとなると需要はあるのに、供給が追いつかない状態になっている。
私もこの問題に直面した。
気になる物件が見つかったら?
田舎では気になる物件は、ひとつに絞らず4〜5件ほどピックアップした方がよい。
写真で見た情報より、遥かに多くの情報が内見すると入ってくる。
その情報はネガティブなものが多い。
例えば、写真では綺麗に見えてよさそうなのに、実際は日当たりが悪くカビていたこと、
駐車場一台ありと記載されているのに、実際は軽自動車一台分だったこと、
写真にはない、仏壇や神棚などがそのまま残されていること、
隣の家が変な人だったこと、など…
これらは私が実際に内見して経験したことである。
物件をひとつに絞ってしまうとダメだったときに、次の物件の内見までに時間がかかる。
なるべく、多くの物件をピックアップし候補に入れておいた方が、あとになって選びやすくなる。
それほど田舎の物件探しは難しい。
内見でチェックすること
チェックポイントは
①家に入る前に隣近所を確認すること
内見は家の中に集中してしまいがちだが、外も大事である。
隣近所の家と家の近さ、だいたいどんな人が住んでいるのか。
移住促進の担当者はそのあたりに詳しい人が多い。
実際に隣近所が担当者の知り合いだということが度々あった。
住んでから知るよりも住む前からどんな人がいるのか確認できるならした方がいい。
②ガス、給湯器の設備を確認すること
都会では都市ガスをひいていることが多いと思うが、田舎はプロパンガスが多い。
プロパンガスになると一気にガス代が上がる。
地域によっては仕方ないが、ガスについても確認すること。
また給湯器についても同様である。
ガスでお湯を作っているのか、灯油でお湯を作っているのかで光熱費がまた変わる。
灯油の場合は、業者に定期的に来てもらうか、自分で灯油を運び入らなければならないため、労力もお金もかかる。
このあたりも確認が大事。
③たたみの裏を確認すること
田舎の空き家はたたみの家が多い。
たたみの表面は綺麗に見えても裏面は実はカビが生えていた、なんてこともある。
カビがあると後々たたみの表面もカビやすく、部屋がカビくさくなり衛生的にもよくない。
可能であれば確認した方がいい。
④部屋に手を加えるDIYをしてもいいか確認すること
都会の賃貸ではできないことが多いが、田舎の空き家賃貸ではDIYをして家に手を加えていいところもある。
移住者の中には、DIYを楽しみにしている人も多い。
古い部分を自分で修繕しアレンジしたり、自分好みのカラーにすることができる。
移住担当者に確認し、場合によっては大家さんに確認をしてもらうといい。
このように私の実体験に基づいて、移住先の物件の内見までについてあれこれ書いた。
これから移住する人の参考に少しでもなれば嬉しい。
今回もご覧いただきまして、ありがとうございました。
ぜひ、 #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10 #11 もご覧いただければ嬉しいです。
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