公務員が地域おこし協力隊採用になるまで
公務員の私は、5月から公務員を辞め、地域おこし協力隊になる。
地域おこし協力隊になるには、どういう流れなのか。
私の目線から解説していきたい。
( 過去の経緯はこちらをご覧ください→ #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 )
協力隊の採用について
地域おこし協力隊は自治体が募集をしている。
全ての自治体が募集しているわけではなく、協力隊が必要と思った自治体が募集をかける。
そのため住みたい場所で募集しているかは、その時次第である。
行きたい募集を見つけた場合、自治体のHPを確認する。
確認するのは詳細な事業内容と人口。
募集内容には
①業務概要
②募集対象
③勤務地
④勤務時間
⑤雇用形態・期間
⑥給与
⑦待遇・福利厚生
⑧申し込み受付期間
⑨選考の流れ
などが記載されている。
重要なのは、給与、期末手当、雇用関係である。
協力隊は国から活動報酬として最大240万円もらえるが、あくまで「最大」のため、自治体によっては期末手当がないところや給与が低いところもある。
その部分は確認しよう。
雇用関係は、自治体との雇用があるかどうか。
雇用関係がなければ、個人事業主として副業も可能。
雇用関係があっても、申請すれば副業可能という自治体もある。
ここは、絶対に確認すること。
副業はいわば、3年後の未来に繋がるもの。
ただ、雇用されてその業務のみ遂行するだけであれば、役所の臨時職員にでもなればいい。
未来を見ている協力隊の方こそ、副業できるかが今後に影響してくる。
そして、人口も確認すること。
人口の少ない自治体は、規模も小さく協力隊の活動範囲も狭いことがある。
人口が少ない自治体は、職員の業務量も多く、簡易的な対応しかしてくれないところもあると聞く。
上記の給与の件に繋がることもある。
人口と事業の募集内容は確実にチェックするのがいい。
書類選考
多くの自治体が書類選考をおこなっている。
送る内容は、まず履歴書。
履歴書は言わずもがな丁寧に書く。
そして、私の受けた自治体では
「これまでの経験と協力隊になってから活かせること」
について1,000字程度で書くというものだ。
公務員での担当内容や、前職のスキルが活かせることを全面に押し出した。
そして、3年後それらの経験と協力隊の経験をどう活かして事業を作るか約1,100字で書いた。
とにかくやる気があることを文面でわかるように!
送付の5日後に文書とメールで合格通知が届き面接へ。
面接
面接のため、その地域へと向かう。
控室で待っていると、移住担当課の職員が雑談をしてくれていた。
これもきっとコミュニケーションの試験だろう。
面接官は6人。
役所の移住担当者、課長、副町長、商工会長、商工会の担当者、局長。
こんなに多いとは…思わず驚く。
聞かれた内容は
①自己紹介
②自己PR
③志望動機
④3年後はなにをするのか
⑤定住の意思
⑥自分の強みと弱み
⑦なぜこの地域なのか
⑧妻および両親の理解はあるか
など、合計40分程の面接だった。
圧迫面接などではなく、和やかに終わったが、就活と同じような面接の印象を受けた。
この質問の中で、定住の意思について深く聞かれたため、重要事項だと思う。
前職までにスキルがある人は、それを活かした強みを出していくと話が進みやすいと思う。
採用
面接から5日後に内定を文書とメールでもらった。
スムーズにいくと1ヶ月で内定まで出るだろう。
次回は、#9 採用までにやったことについて書いていこう。
今回も読んでいただきありがとうございます。
ぜひ、 #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 もご覧いただければ嬉しいです。
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