見出し画像

【HSS型HSP】6ヶ月間コーチングを受けてみた

最近よく耳にすることが増えてきた『コーチング』というもの。まだまだ経験したことがある人は少ないのではないでしょうか。ちょうど昨年の今頃の私も、『コーチング』という言葉を初めて目にし「まーた、胡散臭いものが出てきたな」なんて思っていました。(ごめんなさい)

しかし、自己分析や心理学の類に目がない私は、2022年の年明け早々にサクッとコーチングを受け始め、今年の半分をコーチングに費やしました。結果的に受けて本当に良かったのでその記録を残したいと思います!

▼コーチング3か月時点での記事はこちら▼


そもそもコーチングとは

Wikipediaにはこう記されています。

コーチングとは、
2.促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論の仮説に基づいた手法の一つ。[2][3][4]。ただし、自己啓発セミナーに起源をもつと言うこと以外に世界的に合意された明確な定義は存在しない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋

コーチングについて事前に調べていた時、この潜在能力に働きかけるという部分に、私は魅力を感じました。なぜなら、その当時は自分らしさや本来の自分の意志が完全に奥底に埋まってしまっていたから。自己分析本でどんなに問いかけても出てこない。これはもう、コーチという人に自分の潜在能力を引き出してもらうしかない、そう思っていました。
(この、受け身な考えが後に甘かったこと知る笑)

コーチングに似た言葉として、カウンセリングもあります。私は数年前に吃音改善のためにカウンセリングを受けたことがありますが、この二つの違いは、やっていることが未来へのアプローチか、過去へのアプローチか、なのかなと思います。カウンセリングは過去のトラウマを払拭し、今の行動や思考を変える。コーチングは今の行動や思考についてとことん掘り下げ未来に活かす。

吃音のカウンセリングで、過去のトラウマは十分に振り返った、今は未来に向けて自分を変えたい!
こんな感じでコーチングを受けることを決意しました。

結論、本当に受けてよかった…沁
まもなく30代に差し掛かるこの大事な時に受けたことは、おそらくこの人生において大きな財産だったと思います。コーチング受けてなかったら、今もこんな感じだと思う…

・自分の中の感情と理論が一色淡で整理ができない
・考えていることは沢山ある、でもアウトプットできない(したくない)
・起きたこと全てにおいて自分を責めてしまう(でも根本は他責)
・周りの意見に合わせてばかりで、自分の意見がない

コーチングを受けて何が良かったのか、何がギャップだったかをまとめていきます。


コーチングを受けてよかったこと

1.客観的目線の味方ができる

私のコーチは、私の感情や思考のアウトプットを否定することなく聞いていてくれ、かつ客観的に次の思考への道筋を作ってくれる存在です。当時の私の感情や思考は、それはもうごちゃごちゃで、色々考えている割に同じようなことを浅ーく考えていたりするものなんですが。
私のコーチは一旦それを全部受け止めてくれるんです。「いや、それ同じこと言ってるじゃん」とか「考えすぎだよ」とか一切言わない。
全部聞き終わった後に一言、次の思考の道しるべになることを言ってくれる。その一言で、自分の考えへの理解度が2倍3倍と深くなる。コーチが友達でも家族でもない、第三者だからこそ、変な気を遣わなくていいし、私情を挟まない客観的な意見をくれるんです。

2.自分だけを見つめ、認めてあげる時間ができる

HSP気質があると、基本的に労力は外に向けることが多いと思います。相手がどうしたいか、周りの空気はどうか、その察知機能にほとんどのHPを使い果たします。私はおそらく、4歳くらいからそうやって生きてきているから、自分の中の事なんて20年以上後回しでした(笑)
でもコーチングの時間だけは、嫌でも自分の内側についてとことん向き合う。そうすることで自己理解はもちろん、自分の中の承認欲求が落ち着きました。「自分を見てくれない」自分に対する欲求を、他人に求めていたことにも気付き、それを取り除くことで変なプライドもなくなりました。
一番見てほしい、認めてほしいのは、誰でもなく自分だったんです。(これは大きな気づきでした👀)


コーチングのギャップ

良いコーチに出会えたことで、大きな収穫がありましたが、そこまでに色々な失敗、ギャップを感じたのも事実。大きくその2つを書き残します。

1.コーチとも相性がある

当ったり前なんですが盲点でした。今のコーチに出会う前に、同性で自分と似た境遇を経て、コーチとして活躍されている方を見つけ、体験セッションを受けてみました。
そこはカリキュラムがしっかりとあったし、「自分もコーチみたいに変われるかも!」とキラキライメージが出来たけど、体験セッション後、私は申し込みをしませんでした。なぜなら、セッションが終わった後になかなかの疲労感と違和感があったから。そのコーチは、私の話に対して、違うものは違うとはっきり言ってくださる方でした。が、ここでHSP発動。「正しい回答をしなきゃ」「求める話をしなきゃ」と察するようになってしまったんです。(もちろん、このコーチが合う方もたくさんいると思います)
金額やカリキュラムなど、商品の内容はもちろん大切ですが、何よりも自分が安心して話せるコーチを見つけるのが、ポイントだと思います。


2.コーチングは、自分が能動的に動いて初めて成立する

一番のギャップはここ。泣
お金を払えば、コーチが本当の私に導いてくれる…そんな風に思っていました。
でも、今のコーチとの体験セッションでそれはズバッと切り裂かれました。
「決して安くない価格設定にしているのは、本人の覚悟次第で結果が大きく変わるからなんです」
覚悟、その言葉でコーチはあくまでもサポート、あとは自分で考えて動かないといけないんだと気付きました。今思えば当然のことですが、当時はおそらく思考停止状態。考えることも諦めていたんですね。自分で考えて自分で動く、当たり前に見えて難しい大切なことを教えてもらいました。


最後に:コーチングはおすすめ!

長い文章になってしまいましたが、結果、コーチング受けてよかった!いつも客観的に話を聞いてくれる味方を見つけたし、自分の中の思考のまとめ方や切り分け方を学び、何より自分が自分を認めてあげることの大切さを学びました。
興味がある方は、相性のいいコーチを見つけて、ぜひ経験してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?